生み出される価値
例えばnoteの有料記事。それはあなたにとって価値あるものですか?こういった「価値」は、一体何で決まってゆくものなのでしょうか?
今回はえんじろうが発見した話題を材料に、有料記事の価値についても範囲を広げて考えてみたいと思います。
こんな記事を書こうと思う
えんじろうは今回、このような記事を書こうと考えています。では早速、その内容を見ていきましょう。
その日は8月初頭に行う演奏のため、出演者一同が揃って音合わせを行いました。恐ろしい暑さのため、狭いながらもエアコン完備の音楽室に全員でこもり、そこで音を合わせてゆきます。
中でもえんじろうの場所は防音室とピアノとの隙間で、幅は50cm足りないくらいで、座ることもできません。眼の前の景色はこんな具合です。
当然オカリナがあり、その前には演奏に利用する機材とオカリナケース。
更に向こうには無数の視線が!これらは「ツクモン」という、えんじろうのオリジナルCDアルバム「九十九神」のイメージキャラクターです。
応援してくださる方が、平面だったツクモンを3D化して下さったのがこちらなのです。そんな彼らがみんなこちらを見ているんです。
普段からのことだから
実はこの光景、えんじろうがレイアウトしたもので普段からずっとこの状態です。この前で演奏しようとも、まったくいつもの景色として何も感じずにいます。
この日の音合わせのときも同様で、特にここにツクモンがたくさんいるということすら意識していませんでした。
ところがです
ここから先は、有料記事となります。[A]円を支払うことで、最後までお読みいただけます。
続きをご覧下さりありがとうございます!(という具合で有料化したいなと考えたとします)
練習の終盤になって、このツクモンの1体と目が合ったんですね。そうしたらオカリナを演奏する精度が半端でなく上昇したんです。
なぜだと思いますか?
演奏精度向上の考察
えんじろうはこれでも、演奏家を名乗っています。演奏家は人の前で演奏して生きているわけで、お仕事の時は人目にさらされているわけですね。
視線の影響
とは言え、基本的にはお客様の顔色を見てプログラムを変えたりするわけではないので、事前に決めているプログラムに沿って進めてゆくのが定番なわけです。
したがってえんじろうは、お客様の視線を意識しなかったとしても、演奏にはほぼ影響ないと思っているところがありました。
はっきり言ってしまうと演奏活動を始めたばかりの頃などは、お客様がいようといなかろうと、機械的に結果は同じだと思っていた節があります。
お客様の熱量
でもライブを重ねる度に、お客様の熱量というものを感じられるようになり、その場その場に熱量を受け取っている自分がいて、それが演奏に影響を及ぼしていることを思い知りました。
お客様の興味が自分の愛する楽器に向いていると感じるとき、大きな喜びと同時に楽器の良さをどこまでも伝えたいという気持ちが溢れてくるのです。当然逆の感覚もあります。
視線に反応する
そして今回のツクモンの出来事によって、視線をイメージするだけでも「お客様を目の前にしたときと同様の状況」に自分を置くことができるということを知ったのです。
これは単純な性格のえんじろうだからこその現象なのかも知れませんけど、結構面白い発見でした。
第3者視点の誕生
自分の意識の半分がツクモンのつぶらな「99」の瞳から吸い取られ、ツクモン視点(お客様視点)で演奏を楽しむ自分が現れるのです。
えんじろうの意識の半分が音程や伴奏との親和性だの乗りだのを、お客様として意識し始めるんですよね。そして演奏者でもあるため、その視点から寄せられる要望をダイレクトに受け、その場で修正したりできるんです。
CD制作の回でも似たようなことを触れていましたが、そのときは演奏は演奏、聴くときは聴くときだったのです。それがリアルタイムで演奏と聴くとを行えるようになるんです。
同時に2つはできないと思っていたえんじろうが、ツクモンの目を借りて実現できた新たな技です。自分が1番驚きました。
素晴らしい効能の数々
効果としては音程を通常の2倍くらい精度よく保てます。
リズムとちょっとしたズレも感知できます。
更に良い音が出ているときには、ちゃんとお客様視点でうっとりもできます。
ミスしたときにも厳しい演奏者視点の責め苦に加え、演奏者視点の「言われないと気が付かないや」という冷静な視点に救われることも。
という具合に、視線を感じて演奏精度が上がったのは、やはりお客様を前にしたときの感覚が発生し「シャキーン」となったからだというわけですね(もちろんそれまでダラダラやってたつもりはないのですが)
ツクモンの視線の秘密
ツクモンの目は「99」でできています。もちろん由来は九十九神の精だからです。この「99」のデザインが良かったのですね。
しっかり目として認識し、曲が浮かぶくらいはあるえんじろうの想像力がツクモンの存在を心の底から信じて現実化。意思ある存在として扱い始めた影響で、緊張感が客席を前にしたときと同レベルにまで上がったのです。
慎重派のえんじろうは、この現象を分析してしまってからではもう冷静になってしまい精度向上は見込めないのではということも危惧しました。
しかしめでたいことに、その後もツクモンの目を意識し直したら、再び精度向上が起こりました。単純なのかな?前まで考えていたことはすぐ忘れちゃうみたいです(笑)
結論
狭い防音室で演奏中にツクモンの視線を感じ、それをきっかけでえんじろうの想像力がマックス発動。
複数のツクモンたちが、ホールの客席に座るお客様の姿にしか思えなくなり始め「自分は今ステージで無数のお客様の前で演奏をしている」という空間の書き換え現象が発生。
そうなればもう、演奏がシャキーン!しかないわけです。
少しでも共感していただけたら嬉しいのですが、どうなんでしょうね。
もしかしたら作曲でも何かを企画するときでも、もっとすごい想像力で進めている人も、いるのだろうなって思います。
とにかくこうしてえんじろうは、練習にも関わらず強力に演奏精度を向上させる術を発見しました。これが誰かの役に立つ情報だったら良いのですが、どうなんでしょうね。
しかしながら、思い込みって本当に力になると感じました。これからこの術を駆使して、更に集中した気持ち良い鍛錬を続けてゆきます。
有料記事なら
さて有料(予定)部分を読まれて、あなたは[A]の部分にいくらを当てはめますか?100円ですか?それとも300円とかでしょうか?
基準は循環金額
僕は思うんです。日々買い物や生活するときに動かしうる金額は人それぞれ違います。だからその循環する金額と、払うことによるメリットへの期待感を掛けた結果、[A]にいくらを当てはめられるかの範囲も相当違うのではないかと。
実はいくらでも良い?
更に思います。自分が記事を買う側だったとして、この内容を100円で買ったとします。
その場合は「まあなるほどね。そういう理屈なのかも知れないね。100円払っちゃったけど、まあサポートって考えればそれも良いか」という感じ。
次にこの内容を500円出して買ったとします。
その場合「そうかあ。これは結構使えるかも知れないな。今度人目を必要とするようなことをするときに、練習の場でなにか用意して実験してみようかな?いやあ、まあまあ役に立ったじゃないか!」という風に思う気がするんです。
自主行動と納得
つまり人って、自分から行動した結果については「肯定的に捉えたい」という思考が働くように思うんです。
だから大したことない内容でも大したこととして有効活用できたり、反対に自分からの行動でない場合にはどんなに素敵な話を聞いても「ふ~ん」で終わってしまったり。
払った金額に見合ったものを得られないのは納得行かないから、それで得た情報をとことん活用して価値を引き出してやろうじゃないかって、そう思うようにできている気がします。
そしてその仕組みは、前向きでとても素晴らしいものだとも思っています。
売り手側の感覚
正直言ってこういった文章に関して、まだ「売り手側の感覚」というのはほぼ掴めていない状況です。
有料記事もちょくちょく入れてゆきたいなと思いながらも、更に上のような原理を感じていながらも、それでもなかなかいっぽが踏み出しにくい。
有料記事を書く気になったときにも、ツクモンをモニターの下にでも置いておくと、視線を感じて何か良い結果につながるご利益があるかも知れませんね。
今回の記事を後から有料化したりするつもりはございません。ですから日々ひとりのオカリナ演奏者としてがんばっているえんじろうを応援しても良いよって方は、皆様それぞれのお気持ちにあったサポートをしていただけると嬉しいなって思います。金額のサポートは貴重でとてもありがたいです。でもそこまではという方でも「スキ」していただくのも励みになります。
これからもがんばります。
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