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【セルフコンパッション 2】良い方向に考える

人間の脳は悪い方へと考えるようにできています。

それは、最悪を想定しておくことで、いざの時に傷つかないように無意識の防衛本能なのかもしれません。実際、皆さんも一日の終わりに何か思い出す時、大抵悪い事や失敗したことが多いのはないでしょうか。

もし、脳が嫌なことをずっと記憶に残し、事ある毎に思い出すようにしているのであれば、そのように自動運転している脳のスイッチを切ればいいだけです。

では、どのようにして悪い方向に考えしてしまう脳のスイッチを切ればいいのでしょうか。

それは、反対に考えればいいのです。つまり、上手くいったことや良い出来事を意識して常に考えるように習慣化することです。それが毎日積み重なるって何年も経つと、潜在的な記憶が幸せで埋めつくされていきます。そうなるためにも、毎日良い出来事を意識して探し、良い経験として脳に思い込ませるようにしましょう。

よい事とは、大成功した出来事だけを意味しているわけではありません。
ありふれた毎日の小さな出来事、当たり前と思っている出来事にも、たくさん良いことはあります。

例えば、季節の花を見てきれいだと思った時、朝にコーヒーを飲んでおいしいと思った時、通勤電車が空いていた時、お風呂に入って気持ちいい気分になった時、仕事が一つ片付いた時、雨が止んだ時、等々、気分が少しほっとした時など、日常に溢れている幸せをを見逃している可能性が有ります。

こうした何気ない日々の暮らしに幸せな一瞬が、一日に必ず数回あるはずです。朝出勤する前、午前、昼休み、午後、退社する時、帰宅した時、お風呂から出た時、布団に入る時、一日8回、自分にとって良い出来事を毎日繰り返し考えてみましょう。

何か嫌なことを思い出した時こそ、無理やりにでも上記のことをトライしてみてください。小さな良い出来事を毎日数回思い出してみることで、少しずつ良い思いが脳に蓄積され、良い出来事だらけで脳が一杯になります。

そうすると、脳は悪いことばかり思い出そうとする自動運転ができなくなります。結果として、常に幸せな出来事ばかり考える自動運転に脳が切り替わるはずです。

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