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この坊主、エロッ?!そんなこと気にしてたら、坊主やってられまへん!!

修行に邪魔になるのが色欲です。
坊主といえども男・・・色欲はなかなか克服することができません。

今回は色欲に永遠われた若い僧侶のエピソードを紹介します。

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弟子を連れた禅僧が川辺を通りかかった際、女性が困った様子で立ち尽くしていました。

禅僧は女性に声をかけました。
「どうかしましたかな」

女性は不安げな顔つきで答えました。
「はい、急用で向こう岸に渡らなければならないのですが、川の流れが急すぎて渡れず困っています」

禅僧は優しい眼差しで女性に答えました。
「そうでしたか。では私があなたを担いで向こう岸まで渡りましょう。あなたの荷物は弟子に持たせますので安心しなさい」

禅僧は女性を担いで川を渡り始めました。弟子も女性の荷物を担いで、急いで師匠の後について一緒に川を渡りました。禅僧は無事に女性を向こう岸まで送り届けた後、何もなかったように再び弟子と歩きはじめました。

しかし弟子は師匠の行動にどうも納得がいきません。
「禅僧が女性に触れることなどあってはならないのに、なぜ師匠は女性を抱いて向こう岸まで渡ったのだろう」

弟子は規範的な行動に反した師匠に疑念を抱きました。そこで思いきって師匠に疑問を投げかけました。
「師匠は常に修行僧たちを厳しく戒めていますのに、その師匠が戒律を破って女性の身体に触れるとはどういうことですか」と問いました。

師匠は、間髪入れず、端的にこう答えました。
「お前はまだそんな重い石を抱いておったのか。わしは川を渡った後すぐに、そんな重いものはとっくに下ろして、心身ともに軽くなっておるぞ」

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こだわり続けると、その思いはさぞかし重いことでしょう。

ずっと悪口や陰口を根に持ち続ける人
怒られて落ち込み続ける人
嫌なことがあって悲しみ続ける人
一つの考えにこだわり続ける人
妥協できずに意地を張り続ける人

皆さん、重い重い石を背負っています。しかも自分の意志でその重い石を炉さずにずっと担ぎ続けています。そんな思い石はさっさと下ろしてしまって、心も体も楽になりましょうというお話でした。

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