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これも修行のうち!

禅の修行道場に入門する時、新参者にはテストがあります。どんなテストかというと、辛い苦しいことに耐えるテスト、つまり「これも修行のうち」と思えるようになるテストです。

最初に僧堂に行って「修行したいので入門させてください」といっても玄関先で「あいにく修行者でいっぱいなのでお引き取りください」と門前払いされます。だからといって「そうですか。では失礼します」とその場を去ってはいけません。そこから3日一日中、ずっと玄関に頭をつけて(低頭)、お願いし続けます。しばらくすると、襟首をつかまれて追い出されます。これは嫌がらせではありません。凝り固まった身体をほぐすためにあえて古参の先輩たちが門の外に連れ出してくれるのです。これを3日ずっと続けると、やっと「今、空きがでましたので入りください」といって初めて玄関を上がることができます。

しかし、そこから更に3日間、今度は狭い部屋でずっと正座で待たされます。待っていると言っても横になったり胡坐をかいたりできません。なぜならどこで観られているかわからないからです。トイレ以外はずっと正座で座り続けます。これもとても辛くて苦しい時間です。

こうしてやっと1週間後に入門が許されます。この儀式がないとこれから想像を絶する厳しい修行には耐えられません。この1週間でどんなに辛く苦しいことがあっても「これも修行のうち」と思えるマインドが形成されます。

きっと一般の皆さんも毎日辛い日々の連続で、生きるのがとても苦しいはずです。そだからといって、皆さんが禅の修行をする必要はありません。

心次第では辛いことも乗り越えられる
どんなつらいことでも乗り越える方法がある
 

ということを常に心に刻んでおけば、辛い苦しい日々でも克服できます。
その方法がわかりやすく、そしてだれでも実践できるようにやさしく解説しているのがコチラ👇

この本は、前回紹介した👇『反応しない練習』の実践編です。

興味があれば、以下の記事もお読みいただければ幸いです。

自分自身の心の反応や動きをしっかりと理解しておけば、きっと予想に反したことが起こっても動揺せずに対処することができます。こういう状況ならこのように対応しようと冷静に考えることができるようになります。

これも修行の内、人生の大抵のことは何とかなるさ

このように思えるようになると、人生がとても楽になります。

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