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オンラインの利点が落とし穴に?〈自由という不自由〉を打破する逆転発想の学習術

この数年、世の中には多彩なオンライン学習サービスが誕生し、広く受け入れられるようになってきました。オフラインとの比較としてよく語られるのが、「コスパがいい」「自分のペースでできる」「いつでもどこでも学べる」といった利点。自由度の高さは大きな優位性と言えます。

ところが、この利点が逆に学習継続の壁になる…こともあるのです。オンライン学習のメリットを保ちながら学習をサポートする新しいサービス、逆転発想の学習カリキュラムをご紹介します。

オンライン学習の利点は【自由度の高さ】

リスキリングの推奨、大人の学び直しといった社会情勢の追い風を受け、ビジネスパーソンの学習市場が活性化しています。なかでも、オンライン学習サービスは加速的に多様化。以前からあったオンライン英会話以外にも、プログラミングや資格取得などさまざまな学習サービスが登場しています。

オンライン学習は、時間や場所の制約が少ないのが特長です。

・スキマ時間を活用できる
・どこでも学習できる
・早朝や夜中でもマイペースでOK
・スクールに通わなくていい
・オフラインよりコスパが良い(教室などの固定費が不要だから)

自由度が高いから、忙しいビジネスパーソンでも効率よく学習できる。これは確かな事実です。
しかし、サービスの自由度が高ければ学習を続けられるのかと言うと、実はそうでもない。たとえばこんなデータがあります。

(出典:国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)「英語学習に関する調査」n=500)

英語学習に限らず、多くの学習は「継続すること」が必要です。言い換えれば、どんなに便利な学習サービスでも、きちんと続けなければ成果は出せません。モチベーションを高く保ち、学習を日常生活の中で習慣化し、自分の実力や目標に合わせて学習法をカスタマイズしていく必要があります。しかも、オンライン学習では多くの場合、これらを“自分一人の力で”やらなくてはいけないのです。

このように考えると、実はオンライン学習の【自由度】は、学習者の意志と行動に大きく依存していて、人によっては【学習を妨げる不自由】になりかねないとも言えます。

・いつでもできるから、先送りにしがち
・どこでもできるから、どこでやればいいのか決めかねる
・どこでもできると思ったけど、集中して学習できる場所を見つけるのが意外と難しかった
・ひとりで自由にできるから、孤独を感じるようになる
・自分のペースでできるから、追い立てるものがない

自由度の高いオンライン×あえての制約 逆転発想の学習術

現在、レアジョブグループでは創業の事業であるオンライン英会話「レアジョブ英会話」以外にも、英語を話す力をアセスメント(測定)するAIビジネススピーキングテスト「PROGOS®」の提供、法律系難関資格取得を支援する「資格スクエア」など、多様なサービスを展開しています。

サービスの種類は違えども、これらには「オンライン」「成果にフォーカス」という共通項があります。
そして、長年にわたりオンライン学習サービスを提供してきた知見やノウハウに基づき《一歩先行くオンライン学習サポート》を取り揃えています。

①「レアジョブ・スピーキングテスト powered by PROGOS」無料一斉受験

2021年2月より、「レアジョブ英会話」受講者を対象に不定期で実施している受験イベント。
学習を継続していくには《今の実力》を把握し、学習法をアップデートしていく必要があります。しかし、英語学習者の中でも積極的にテストを受験しようとする人は多くありません。
さらに、オンライン完結の「PROGOS®」は、いつでもどこでも受験できるがゆえに(もう少し上達してから…)(いつでも受けれるから…)と思って受験を先延ばしにしてしまい、結果的に受験に至らない人が多いという課題もありました。

そこで、一斉受験イベントによって“あえて期日を決める”ことで、受講者は「がんばって受験してみよう」というメリハリをつけやすくなります。
加えて、後日に一斉受験参加者のレベル分布を公開し、学習のモチベーションアップにも寄与しています。

※画像は過去実施時のイメージ

②クローズドのオンラインコミュニティ運営

2023年7月よりテスト的に運営中の招待制オンラインコミュニティ。
「レアジョブ英会話」はマンツーマンでたくさん話せるというメリットの反面、受講者同士のヨコのコミュニケーションを育む機会が少ないのが課題でした。そこで、メンバー同士で学習のナレッジを共有したり、サービスのトライアルに協力を募ったりするなど、運営と受講者が集うサードプレイスのような場を構築しています。
例)
オンライン座談会の開催、ライブレッスン配信への協力 など

(コミュニティメンバーの受講者に協力いただき、レッスンのライブ配信を実施)

③資格スクエア「学習習慣化プログラム」の展開

「学習習慣化プログラム」は、司法試験予備試験講座の受講生向け約4カ月間のプログラム。
一般的に、司法試験の予備試験合格に必要な学習時間は「約2,000時間」と言われています。それだけの長時間におよぶ学習を一人でやりきるのは非常に大変であり、モチベーションを保ちながら学習継続するサポートが求められていました。
「学習習慣化プログラム」はチームを組んでポイントを競うことで、孤独になりがちなオンライン学習にチームとしての一体感と競争意識を持たせるプログラムです。2022年は177名の受講者が参加。プログラム開始から6週間後には、参加者は非参加者よりも学習量が約5倍も多かった、という結果が出ました。

※2022年実施時の結果

プログラムの内容)
・1チーム約10名
・チームごとに学習状況や進捗について共有できるプラットフォームを展開
・講義視聴で〇ポイント、短答演習で〇ポイント、論文答案を提出すると〇ポイント など加算方式
・ポイントとランキングは週1で公開

設定されたポイントを獲得するには、講義視聴に偏ることなく習慣的な学習が必要となり、プログラム参加を通して学習習慣が身につく仕組みです。

あえての制約を課すことで、オンライン学習でもきちんと成果を出すための学習継続を。便利な仕組みに加え、受講者の心情に寄り添うプログラムも用意することで、オンライン学習は日々進歩を続けています。


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株式会社レアジョブ 広報
メール:press@rarejob.co.jp

【レアジョブが提供する英語関連サービス】

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