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一人暮らしのおばあちゃんのあの暖かさは、どこから来てるのか


最近、漠然で曖昧だけど、
社会に余裕がないと感じることがたまにある。


例えば、ちょっとしたことで感情的になってしまう大人の方にであったりとか、頑張ってる人に強く当たる人がいたり、やたらと急いでる人を多く見かけたり、あるいは毎日のちょっとしたニュースとか。
不倫も、飲酒も、画面の中の会ったこともない人をやたらと叩く人がいたりとか、そんなメディアとか。
そういったところから、漠然とだけど、社会に余裕がないなぁ、と感じる。

理由はきっと様々で、時間に余裕がないのかもしれないし、仕事が忙しいのかもしれないし、家庭がうまくいってないのかもしれないし、他の何か特別な悩みを抱えているのかもしれない。

テキパキと行動するのと余裕がないのはまた違くて、余裕がない人は感情が乱れやすいイメージがある。
余裕がある人は、忙しいことはあっても、感情が乱れることは少ない気がする。

で、本題の1つ目。
一人暮らしのおじいちゃんおばあちゃんに仕事柄よく会う。
みんな、暖かくて、ゆっくりしてて、穏やか。
たとえ認知機能が低下していて、現在の状況がよくわからなくなっちゃっていても、たいてい穏やか。
混乱しちゃう時もあるけど。

理由はきっといろいろあって、
時間を持て余してるからかもしれないし、沢山の経験が心の余裕を生んでいるのかもしれない。
もしくは、その人たちが生きてきた時代は、そうやって心に余裕を持って過ごすのが当たり前だったからかもしれない。

ただの個人的な考えで、推測の域を出ないけど
朝お散歩したり、ゆっくり空を見上げたり、大きく空気を吸ったり。
余裕があるからそんな時間があって、そんな時間がないから余裕がなくなるのだと思う。

「ただゆっくり息を吐けばいい」
という話を聞いたことがある。
呼吸を整えることで、いろいろな面に良い影響が出ると。
赤ちゃんのうちは正しい呼吸を自然にしていて、それがいろんなストレスで少しずつ正しい呼吸をできなくなるらしい。

本当に漠然と、ただ漠然と
いろんな人の心にもっと余裕があったらいいなーと、
おじいちゃんおばあちゃんの穏やかさに触れて、そんなことを感じる。

本題の2つ目。
じゃあ、そのために自分は何をするかというと。

自分が影響を与えられる1番の相手は自分自身だから、精一杯ゆる〜く生きていこうとおもう。
ゆる〜く。

これ以上??
ってつっこまれそうだけど。笑

できることは、きっとそれくらい。
でも、そうやって一人でも余裕を持って生きようと思う人が増えたら、少しは変わるかもしれない。

どうしても忙しかったら、どうしてもしんどかったら誰だって余裕がなくなって当たり前。
そんな時にやたらゆるい人がいたら、ちょっとイラっとさせちゃうかもしれないけど。

しばらく経って、何であいつらはあんなゆるいんだろうとか、そんなところからでもいいから、ゆっくりの連鎖が、ゆるさの連鎖があるといい

最近忙しく感じている自分に言い聞かせてつつ。

ゆるく、ゆっくり。その余裕が人を受け入れて、居心地の良さにつながる。
そんなことを、一人暮らしのおばあちゃんから教わった。


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