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コルドバの歴史地区 -El centro histórico de Córdoba-
スペイン アンダルシア州のいくつかの街を周る旅。
前回、パティオ祭りにて美しい花で飾られたいくつかのパティオを訪れた後に、旧市街であるコルドバの歴史地区へと向かったところからとなる。
コルドバは世界遺産指定都市、歴史地区にはあちこちに世界遺産がある。
午前中パティオ祭りを堪能して、メスキータ周辺をぶらついてから昼食。
スペインのお昼は12時ではなく、14時からランチタイムとなる。
昼食後は旧ユダヤ人街や土産屋など散策した後、引き続き歴史地区、夜のパティオも少し周る。
ひとことで言えば"メスキータ周辺をぐるぐる周る"。。。
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この時、雲は多いが天気はよかった
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昔々は城壁で囲われていた中にあった門らしい
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外壁に囲われた中に入るとたくさんのオレンジの木が植えられている
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何か気になるモノが先っぽに…
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とある研究機関のスプリンクラーなのか? 意味不明のまま去る
前回でもお伝えしているが、同居人とわたしはメスキータ&鐘楼 ミナレットには入らない暴挙に出る。w
友人たちにSNS等で"メスキータの円柱の森"の風景写真を見せられまくっていたのが理由である。
スペインに現存するモスク建築でありながら現在はカトリック大聖堂、増改築などもあったが2つの宗教が同居する世にも珍しいメスキータ。
自分の見て、写真に納めておくべきだったかと…
コルドバの郷土料理 -Rabo de toro-
どの街を訪れても食べておきたいその土地の郷土料理。
メスキータのすぐ側、老舗レストラン"El Caballo Rojo"で昼食を取ることに。
食べたのは、Rabo de toro (ラボ デ トロ)、rabo(尻尾)、toro(雄の成牛) 。
元は闘牛文化の流れで、それらの雄の成牛の尻尾を使い作られたという説。
スペイン語で一般的な食用の牛肉はternera、buey (去勢した雄牛)等と呼ぶ。
雌牛はvaca、発音はお察しの通りバカ。因みにニンニクはajo、アホである。
ド定番な話だが、知らない方もおられるので… 久々ぶっ込んでおいた。
牛テール、シェリー酒、トマト、香味野菜、風味付けのサフラン、隠し味にハチミツを入れて煮込むというコルドバ風 牛テールの煮込み料理。
煮込み料理にはよくワインが使われるが、シェリー酒を使っている。
同じアンダルシア地方、カディス県にある街、ヘレス(Jerez de la Frontera)がシェリー酒の生産地として有名だからだろうか? 多分ご家庭なら、有り合わせのワインで作ると思う。
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壁掛けの鉢に花、入り口からしてコルドバって感じ
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ボケてたんだから仕方がない…
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パンもソースつけて召し上がれ
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後に近くのバルで摘むので単品のみ、十分な量かと
旧ユダヤ人街
名物料理でお腹が満足した後は、メスキータの北側、かつてのユダヤ人街辺りを散策。
昔々、ユダヤの人たちによって造られた迷路のように入り組んだ路地も多いこの街。幾何学模様のお土産品などを横目に、まずは"花の小径"と呼ばれるコルドバの名所である細〜い路地を目指してお散歩。
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イベリコ ベジョータ、高級なハモン確定
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日本語で"花の小径"と呼ぶ細い通り、向こうに鐘楼 ミナレットが見える
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花の小径を進んだ途中だったと思うが、革細工のお店を発見した。
この頃のわたしは、今のように革でモノを作る職人ではなかったが、興味があって革のことなど調べていた頃であり、中に入ってみることにした。
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ちょっとデザインされたバッグ
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ハッキリ覚えていないが、数件のお店の真ん中にあったような気がする…
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天気が… かなり曇ってきた
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シンプルに可愛い
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お土産… というか自分用であるが…
スペインに住んでいた頃、余程気に入ったモノ以外は買わないようにしていた。後々、日本へ帰国する事が決定していたので、出来る限りモノを増やさず生活。安い洋服などは最後、街のリサイクルボックスにぶっ込んで荷物を減らした。w
ローマ橋とカラオーラの塔
最初の画像でお見せした辺り、メスキータの南側へ移動していく。
グアダルキビル川に架かるローマ橋(Puente romano)、カラオーラの塔(Torre de la Calahorra)、これらもコルドバの歴史地区の一部であり、コルドバの街が世界遺産指定都市と言われるのも納得する。
そのローマ橋を渡る前に… 天気がかなりヤバくなって来た…
雨だけでなく風も吹いて来た… 今日の天気はどうなってんの?って感じ。
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このアーチ型の赤と白の縞模様がメスキータ内の面影を感じさせる
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グアダルキビル川と16のアーチで支えられた美しいローマ橋…
ちょっと見栄え悪いけど
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さて渡ります
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イスラム時代には、砦の機能を持つ門だったらしい
強風&線状降水帯のような雨が降り、ほぼ台風の感じだった。強風で椰子の木がぐわん、ぐわん揺れていた… ダメだわ、まともに写真も撮れないわ…
もうヤバイから戻ろうとなった…
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風が強く横殴りの雨にて避難中… もう皆集まって"これはアカンで〜"笑ってた
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川の水が増水してる感じ
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それより"みゅい~ん"ってめっちゃ高い木が気になった。
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カメラだけを門の中に入れズーム作戦
トルティージャ デ パタタ -tortilla de patata-
アルカサルに目もくれず、メスキータの方へまた戻る。
老舗 Bar Santosで名物のトルティージャ デ パタタを食べるためである。
トルティージャは、卵とじゃが芋で作られる料理、発音はトルティージャでもトルティーヤでも通じる、スペインのソウルフードである。
日本では本格派スペインバルやレストランは別として、そこまで厚みのないスパニッシュオムレツと呼ぶものが多いと思う。
スペインのものは違う…もっと分厚い。店に依るが焼き立てトルティージャは、ふわとろ感があったりする。
じゃが芋は先にたっぷりのオリーブオイルで煮る、煮るのである。
そして大量の卵と混ぜて焼く。片面外側を焼いたら皿を使って裏返し、また片面焼く。中はトロッと… パンとビールが欲しい… アリオリソースも。
定番は卵とじゃが芋、わたしはプラス玉葱入りcon cebollaが好き。
話を戻そう…
この店のトルティージャは超巨大で有名、店内はお客でパンパン!!
満席&注文客は並んでるわ… その原型の写真を撮りたかったが無理。
言うなれば、サッカーボールを押しつぶしたぐらいの大きさか。
店内は超満席なので、みんなTake awayして外で食べていた。
やっとのことで注文して、バル周辺の外ではあるがイートインな感じ…w
トルティージャとサルモレホ、もちろんビールも注文した。
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皿の手前から向こうの縦方向が厚みとなります…
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サルモレホはガスパチョに似ているけど、もっと濃厚でぽってりというか、もったりというか
飲むというより食べる、パンに付けたりして食べる
以上です。。。結構、お腹張りまっせ。
"コルドバ Bar Santos"でググって頂ければ、原寸のトルティージャ デ パタタの画像はいっぱい見られます…
その後、パティオ祭りの夜の部を少し見ようかと違う場所へ移動。
パティオをよりお店のギャラリーっぽいところほんの少しだけ…
今回も長くなり過ぎたので、数枚で終わりにしますわ。
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カメラで撮れなくなり終了
最後に
コルドバのパティオ祭り、歴史地区はこれにて終了。
アンダルシアの街を周る旅… 最終の地がコルドバであり旅は終了、次の日にRenfeの高速列車 AV cityに乗って、当時住んでいたバレンシアへ帰った。
現在、AV cityはIntercityへ統合されたようだ。
旅のスタートは"白い村 フリヒリアナ"から書いたけれど、実際はグラナダから周っていたのでありました。
おそらく… 次はグラナダのことを書く?かと思われます。何か革での製作記事を挟むかも知れませんけどね。
ではまた、¡Hasta luego!
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