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花の香りに包まれたビルヘン広場 -Plaza de la Virgen-
ぐずついた天気で迎えた火祭り最終日から一夜明けた翌日のバレンシアの空は、
陽射し全開のバレンシアらしい青空だった。
火祭りは終えたがビルヘン広場(Plaza de la Virgen)には、伝統行事の献花によって花のマントを纏ったデサンパラドスの像と各ファジャの組合からの献花が綺麗に残され、数日見ることができると知っていた。
昼過ぎ、花で飾られたビルヘン広場を見た後、チャイナタウンで昼ご飯を食べて、買い出し予定だった。スペインの昼食時間は14時ごろである。
長い火祭りが終わり、バレンシアの街もそれなりに静かだろうと思っていた…
フィナーレに約750を超える大、小、巨大な張り子人形"ファジャ"を燃やすことで有名なバレンシアの火祭り"ラス ファジャス"を終えた直後の番外編のお話。
(画像は、過去にわたしが暮らしていた時に撮影した画像です。)
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渡った向こう側の小さな通りムロ デ サンタ アナ通り、ナベジョス通りを抜ければビルヘン広場。
お出迎えしてくれたのは、人の海…
カフェやバルなどがある小さい通りのムロ デ サンタ アナ通りは人の海…
llena de gente… 人がいっぱい状態。。。
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ちょっと待って、何これ… この人だかりというか、完全なる人の海…
Me quedé boquiabierta… (口あんぐり状態…)
バカンス時期なら人通りも多くなりはするけれど… それにしても多い。
この後にわかるのだが、日曜日ということで人が多いと思ったけど、もう一つ。
毎年日付が変わる移動祝祭日セマナ サンタ(Semana Santa / 聖週間)、英語でいえばイースター。
ちょうどこの年のセマナ サンタが始まる日、ドミンゴ デ ラモス(Domingo de Ramos / 枝の主日)が、火祭りが終わった次の日…つまりこの日だった。
セマナ サンタは、3月末か4月初めぐらいのイメージのアジアの人。特定の神への信仰心はないが、たまに降りてくる"笑いの神"は信じるおじさんである。フィエスタ(祝祭日)は遠慮せず、ガッツリ全て受け入れる人。
花の香りに包まれたビルヘン広場 -El olor de las flores-
さっぱりわからなかったまま、真っ直ぐ次の通りを抜けて到着したビルヘン広場の光景は、さらに予想を超えた"人の海 パート2"…
とりあえず、花の香りを楽しみつつ撮影しておくことに。聖母 デサンパラドスの像から攻めてみた。
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この周りは各ファジャの組合から贈られた大きな花が並んでいた。
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建設がストップしたバレンシアCFの"ノウ・メスタージャ"今はどうなっているのか?
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白い椰子の葉の編み飾り -Palmas blancas artesanales-
人混みはお腹いっぱい… さすがに風景写真として撮るのは難しかったので…
大聖堂の脇のミカレット通り(Calle del Micalet)を南に抜けて、レイナ広場(Plaza de la Reina) の方へ向かった。
またやん… "人の海 パート3"… 大聖堂の正面側ではイベントのお店(puestos)が並び、何やらやっていたので、とりあえず接近戦。
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パルマス… 白い両手のひら?ではなく、他の意味、植物のヤシやシュロの葉という意味だった。
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以前、アルゼンチンの女友達がバレンシアの南、アリカンテの南西にあるエルチェ(Elche)の街に世界文化遺産のナツメヤシの椰子園があると言っていた。
後で調べてみたらエルチェの白い椰子の葉(Palmas blancas)は、葉に光を当てないようにして白い葉を生産しているらしい。
セマナ サンタのプロセシオンで長く白い椰子の葉を持っているのは見たことがあるぐらいで、この編まれた飾り細工は初めて見た。
やっとここで"人の海"の理由がわかった。火祭り終了翌日、日曜日の花のビルヘン広場、ドミンゴ デ ラモス、ミサもあったのだろう。お昼時も加えて凄い人出だったということかと。
ちなみにこのラモスは名前じゃなく、Ramo(s)はスペイン語で花束や切り取った枝、小枝の意味である。名字のラモスの由来は花束だろう…か?
日々の生活の中、初めて聞く言葉のオンパレード、複数の意味を持つ言語も多く、深掘りしたりも、海外で暮らす上で必要だった。何かしら、頑張って知ろうとしていたおじさん。覚えては忘れるを繰り返していた…
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昨晩の遅くのフィナーレ、この前で燃やした巨大ファジャが嘘のようで… 行かずに家に居たが…(笑)
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バレンシアのチャイナタウンでお昼ご飯。
当時、バレンシア ノルド駅西側のチャイナタウンの飲食店の中で美味しいと思った3~4軒のお店でたまに食事していた。中華は馴染みがあるので、少しほっとする味という感じだった。
日本食がないと駄目な人ではなかったが、日本の調味料、野菜なら大根、白菜、他に好きだった空芯菜、パクチーなど、日曜も開いているアジア食料品スーパーで買えたのでチャイナタウンさまさまだった。ほぼ遠東行(Yuen Tong)、他の方が安いものはそちらで買っていた。現在はHiper Asiaが品揃え豊富だろう。
よくお世話になった日本の方の食料品店 "Gastro Japón"さんは、ルサファ地区のメルカド ルサファ(Mercado Ruzafa)内にある。
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火祭りの時期に有名な闘牛士(マタドール)も出るので観客も増えていた。
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最後に。
当時、普段は近所のスーパー、Mercadona(メルカドーナ)、Consum(コンスム)、たまにドイツ系のLidl(リデル)などで食材を買って自炊していた。
寿司は自分で巻くか、手鞠寿司を作り、ラーメンのスープも鶏ガラから作ったり。和食は人気で友人たちからリクエストが多く、寿司系は鉄板だった。
現在の日本の暮らしでは流石に面倒になって作らないが…
代わりに、ヨーロッパ産の革を使い、手縫いにてシンプル且つクオリティーの高さを追求した革小物製作に取り組んでいる。
海外ではやっていた "無ければ作る"という精神はまだ生きている…か?
ふと思い立って、スペイン、バレンシアに住んでいた頃に撮りためた写真にて、生活しながら見た火祭り"ラス ファジャス"について紹介しました。 また、気まぐれに違うことも書こうか?と。
では、また¡Hasta luego!
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