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毎日読書メモ(145)アスペルガー症候群を考える2冊:『僕の妻はエイリアン』『地球生まれの異星人』

泉流星『僕の妻はエイリアン―「高機能自閉症」との不思議な結婚生活 』(新潮文庫)を読み、それから同じ作者の『地球生まれの異星人―自閉者として、日本に生きる』(花風社)を続けて読んだ。『僕の妻はエイリアン』は夫の立場から書かれた本だが、実際に執筆していたのは当事者である妻の方で、先行する『地球生まれの異星人』は自分の半世記として、アスペルガー症候群の認識及び対処の闘いを描いている。

どちらも版元品切れのようで、実に勿体ない。

『僕の妻はエイリアン』:まず、文庫本で刊行されたことに拍手。人と上手く付き合えない人、身近に付き合いにくい人がいて対応に困っている人とかが読むと、目うろこの描写が色々ある。高機能自閉について、もっと多くの人が知るべきだと思うが...。(2008年8月)

『地球生まれの異星人』:『僕の妻はエイリアン』を読んだときに、彼女の生い立ちがすごく気になっていたのだが、成長と結婚の経緯の克明な記録がようやく読めた。両親からも理解されない状態での壮絶な人生。彼女は見た目以上にずっと優秀で努力家の人なのだと感嘆。(2008年8月)


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