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湊かなえ『告白』(毎日読書メモ(382))

最初に読んだ湊かなえ作品が『告白』(双葉文庫)だった。この、ごく初期作品で一気に本屋大賞とって、映画化されて、ある意味、今でも湊かなえの代表作、と言えば『告白』になってしまうのかも。
全作品追いかけている訳ではないが、たまに読みたくなる。イヤミスなので、たまに、くらいがわたしにはちょうどいい。

もっと「悲痛」な話だと勝手に思っていたのですが、実は恐ろし~い話でした。愛されたい、という願望から歪んでいった登場人物達。誰にも共感出来ない、息苦しい物語でした。本屋大賞とる前から話題になっていたけれど、何がきっかけだったんだろう? 章ごとに話者がかわるので、「藪の中」のようでした。(2010年4月の読書メモ)

湊さんが本屋大賞を受賞した時、副賞の図書カード10万円分で、その年の本屋大賞候補作10作を10万円分買って、青年海外協力隊に送った、というエピソードが結構印象的。(ここに書いた)

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