石岡充彬_内視鏡専門医

医学博士、認定内科医、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医。予防医療オンラインサロン YOBO-LABO会員。胃がん・大腸がんをはじめとした消化器領域疾患を分かりやすく伝えたい。

石岡充彬_内視鏡専門医

医学博士、認定内科医、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医。予防医療オンラインサロン YOBO-LABO会員。胃がん・大腸がんをはじめとした消化器領域疾患を分かりやすく伝えたい。

    最近の記事

    逆流性食道炎と食道裂孔ヘルニア

    以前の記事で内視鏡検診の重要性を述べました。 「胃がん」を含む多くの「がん」は早期の段階では無症状であることが分かっています。つまり、全く症状がなくても定期的に内視鏡検査(胃カメラ)を受けることで初めて「がん」は早期発見が可能となります。 一方で、多くの方は"何かしらの症状"が出てから初めて「胃カメラを受けてみよう」と受診される方が多いです。 今回は受診のきっかけになる症状で特に多い胸焼け・呑酸症状(酸っぱいものがあがってくる)・ノドのつまり感に関連する逆流性食道炎と食

      • 大腸がんの発生〜ポリープだけじゃない〜

        大腸がんは全ての「がん」の中で罹患数No.1の「がん」である一方で、その発生について理解し、正しい検査を受ければ大腸がんによる「がん死」を回避できることはもちろん、がんの発生自体も高い確率で予防できます。 この記事では、大腸がん発生経路にはどのようなパターンがあるか?について解説します。 adenoma-carcinoma sequence(腺腫-癌連関) 以前の記事でも紹介しましたが、大腸がんの主な発生経路として最もよく知られているのは、「大腸ポリープ」の一種である「腺

        • 大腸がんのリスクを下げるためにできること

          大腸がんは全ての「がん」の中でも罹患数がNo.1。日本人の10人に1人は生涯に一度は大腸がんになる、と言われています。[1]  今回の記事では、少しでも大腸がんのリスクを下げるために、自分でできることはないか?について解説します。 大腸がんのリスク因子大腸がんのリスク因子は大きく分けて遺伝的な要素と、生活習慣に関わる要素の2つに分けられます。 実際、大腸がんの約30%は遺伝的な要素が関与している[2]とされていて、血の繋がったご家族に「大腸がん」や「大腸ポリープ」の既往

          • 大腸カメラ検査前の食事と下剤〜検査の質を左右します〜

            2021年5月16日に予防医療普及協会によるオンラインサロンYOBO-LABOの講演内容を一部抜粋・改変・追記して記事化しています。 大腸カメラを受けるための準備大腸カメラの検査を受ける前には、腸の中に残っている便を一旦全部、キレイに洗い流す(=腸管前処置)必要があります。腸をできるだけキレイにした状態で検査を受けることで、病気の見落としのリスクを軽減することが可能になります。 具体的には ①検査前日の食事を「低残渣食(=便に残りにくい食事)」に置き換える ②前日の就寝前

            正しい消化器がん検診の受け方(胃がん編)〜まだバリウム検査受けてるの??〜

            2021年5月16日に予防医療普及協会によるオンラインサロンYOBO-LABOの講演内容をもとに一部改変・追記して記事化しています。 ピロリ菌やばいピロリ菌が悪者だ。ということを知っている、もしくはなんとなく聞いたことがある、という方は一昔前と比べるとずいぶん増えてきた印象があります。 堀江貴文さんの書籍「ピロリ菌やばい」や、有名ブロガーのももちゃんのオフィシャルブログでの紹介なども影響し、より身近な問題と感じられているのだと思います。 実際、一般的な胃がんの99%はピ

            正しい消化器がん検診の受け方(大腸編)~便潜血検査受けてるだけでホントに大丈夫?〜

            2021年5月16日に予防医療普及協会によるオンラインサロンYOBO-LABOの講演内容をもとに記事化しています。 2人に1人は「がん」になる時代!? 「がん」になるなんて、自分とは無縁、と思っていませんか。みんな、自分が「がん」を告知されるその日まではそう思っています。 国立がん研究センターの最新がん統計によると、男性の65.5%、女性50.2%、つまり2人に1人以上は生涯で一度は「がん」を経験するとされています。[1] …決して他人事ではありません。 大腸がんは全