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Q 被害者側から情報発信を行う場合、どのようなことに気を付ければよいでしょうか?

A ①内容は抽象的なものにしましょう。また、②自分で作成するのではなく、第三者に作成を依頼しましょう。

解説いたします!
https://note.com/endo_munetaka/n/n65a78b401760
に記載したとおり、インターネット上の誹謗中傷に対しては、削除請求や開示請求のほかに、法的手続きを利用しない対応として、被害者側からも情報発信を行うことが考えられます。

具体的には、①被害者側から情報を発信することでネガティブな情報を打ち消す方法や、②法的措置を予告することで誹謗中傷の抑止を狙う方法が挙げられます。

こうした方法が成功した場合、実害を小さくすることができます。

1 内容を抽象的なものにすることについて
もっとも、誹謗中傷を行う者の中には、「相手にかまってもらいたい」という気持ちで投稿している者もいますので、個別具体的に投稿を特定して反論を行ってしまうと、むしろこうした者がさらにやる気を出してしまう可能性があります。
こうした事態となることを防ぐために、内容は抽象的なものにすることで、誹謗中傷を行う者が、「自分の投稿に気づいてもらった、反応してもらった!」と考えないように工夫しましょう。

2 第三者に作成を依頼することについて
また、ご自身で反論等を作成してしまうと、どうしても熱くなってしまい、誹謗中傷を行う者にさらに攻撃の材料を与えることになってしまう可能性があります。
こうした事態となることを防ぐために、情報発信の記事は自ら作成するのではなく、第三者に依頼したほうが良いでしょう。

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