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お葬式とは「一体なんなのか?」

お葬式とは一体なんだと聞かれると、一般的には「故人とお別れをするための儀式」と言われます。

しかし、本来の意味合いとしては、故人とお別れをするだけでなく「複数の意味」があり、お別れの儀式だけではないことがわかります。

大切な方とのお別れの儀式である葬儀ですが、具体的には他にどんな意味があるのでしょうか?

ご遺体の火葬を行う「対応」としての葬儀

人が亡くなりますと「そのご遺体をそのままにしておくことは出来ません」

必ず誰かが、葬儀や火葬を行うための「対応」をしなければなりません。葬儀社などの手配も必要です。

ご遺体を火葬することで、亡くなった方の弔いを行うことが必ず必要になります。

「宗教的な意味」を持っている葬儀

全世界の方は「何らかの死生観」を持っていると言われています。

仏教・神道・キリスト教・ヒンドゥー教・イスラム教など、世界では多くの宗教が存在します。

故人や残された遺族・親族が信仰を行っている宗教儀式にて葬儀を行います。

故人を弔うことで宗教儀式として、しっかりと故人を送り出したという「儀式を大事とする考え」も大事なことです。

「社会的な報告」を行うための葬儀

身内が亡くなったことを、親戚やお世話になった周囲の住民などに知らせることで、「社会的に亡くなったことを報告する場」として、葬儀は重要です。

また、次の子ども世代に引き継いだという知らせを行う場という意味も、葬儀にはあります。

役所への死亡届けの提出や、年金の停止などの行政手続きを行うことも、社会的な報告としても必要です。

死亡届は「死亡の事実を知った時から7日以内」に提出必要があります。

しかし「実際には葬儀社が提出を「代行する」ことがほとんど」です。

気持ちに区切りをつけるための葬儀

冒頭でもありました意味の「葬儀」はこの気持ちの部分となります。

身近な人の死はやはりご遺族、親戚、生前にご縁があった方に「悲しみ」を与えます。

お葬式は「亡くなった故人」との別れを受け入れるために行うものです。

葬儀に必要な予算などの課題もありますが、どのような形、規模であれ、故人とお別れの場が必要ということは、この部分の意味が強いです。

残された人は「どのような葬儀をすればいいのか悩んでいる」

経験上、残された遺族は「故人のためにどのような葬儀を行ったらよいのかわからない」方が多いです。

そのような残された家族のために近年では終活の意識が高まり「エンディングノート」などの自分の意思を残しておく人が、少しずつではありますが増えています。

従来は「死の事前準備」を行うことはタブーとされていたものが、社会情勢の変化、個々の価値観の多様化により、受け入れられつつあります。

葬儀には「多様な意味」があり、すべてに向き合うことが大事です😌

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