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部屋のなかの部屋(終)

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非常時、部屋のなかに閉じこもって、言葉が枯れていく部屋のなかで、詩や生活のことを考える。 コロナ禍で自宅待機中に書いた日記です。
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2020年4月の記事一覧

#16 定点観測する魂 -Emmaさんとの対話-

あまり眠れなかった。 昨夜、新企画「蒼馬の部屋-dialog-」の初回を無事に行うことができたの…

#15 蒼馬の部屋 -dialog-

ツイキャス【蒼馬の部屋-dialog-】#01 現在の状況をふまえた「創作論」を活動中のクリエイター…

#14 ダイアローグの部屋

新企画「蒼馬の部屋 -dialog-」【募集】一緒に現在の状況をふまえた「創作論」について「ツイ…

#13 小刀で削った鉛筆で書くように、詩を書く部屋

鉛筆を小刀で削り出す。 鉛筆削りはもちろん持っているが、なぜか小刀を取り出して削りたくな…

#12 疲れている部屋

少し、疲れた。 在宅勤務が続き、「勤務時間」という概念が溶けていき、仕事をすることと自由…

#11 「詩」を「撮る」部屋

昨日も散歩に出た。 Googleマップで見たところ、目的地まで2キロほどだった。目的地について…

#10 コンノダイチの部屋

注文していた詩誌「季刊びーぐる」第47号が届いた。 今号ではぼくが属している詩のサロン「26時」同人のコンノダイチの投稿作品が掲載されている。「96193」という作品で、あれはいつだったか。詳しい時期は覚えてはいないが、彼が急に「書きたい詩がいくつもある」と言いだして、一気に書いたものだった。 ぼくたちは定期的にぼくの部屋で会議をしていたから、その会議のときに4作品ほどコピー用紙に印刷したものを持ってきた。たぶん、彼の詩の作風の転換点はそのときだったと思う。 「26時」

#9 「詩か、詩以外か。」悩める部屋

「俺か、俺以外か。」 俺か、俺以外か……。おれか、おれいがいか……。オレカ、オレイガイカ…

#8 外にも出よ、ふるゝばかりに

今日は散歩に出た。 朝、目が覚めるとなんとなく憂鬱な気がして、これはよくないと思って、午…

#7 俗、透谷の生きられた部屋

北村透谷はなぜ死ななければならなかったのか。 というよりも、どうしたら生きていられたのか…

#6 透明な闇のかたまり、の部屋

不安がある。 このさき、いつまで閉じこもりの生活が続くのだろうか、ということと、それでも…

#5 生涯の映画幕を映す部屋

詩を、少しずつ読んでいる。 在宅勤務も長くなってきて、だんだんとルーティンが作れるように…

#4 飢えたる部屋

大雨が朝から降りつづいている。 閉じこもれ、と天も告げているようでもある。やはり、晴天と…

#3 立ち、歩き、脚で書く部屋

一日中、ソファに座っている。 座っていると、テーブルのうえのパソコンや、iPadだとか、向こうにあるテレビや棚、壁にかかった絵など、延々と見つめることになる。だんだんと飽きてくるばかりか、座っているせいで、背中も肩も、腰も、脚も悲鳴をあげはじめる。 しかし、なんだか動けない。動こうと思って、動く先は、ベッドで、横になって、そのままさらに動けなくなる。 そんなことを数日やっていると、このままではフィジカルもメンタルもダメになると思った。まずは仕事や趣味の読書や、書きものを