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【読んでみた】「辞める人・ぶら下がる人・潰れる人」さて、どうする?【1冊目】

今回は読んだ本の感想を話していきたいと思います。

今回読んだ本はこちら

「辞める人・ぶら下がる人・潰れる人」さて、どうする?


になります。

この本を手に取った経緯、読んでみての主観を話していきたいと思います。

この本を手に取った経緯

私が勤めている医薬品業界ですが、重大なGMP違反が相次ぎその対応に追われることになったり、また納期がタイトになったことによる過密なスケジュール編成など、様々な問題を抱えています。

こういった状況から抜け出すために今日、製薬業界は売り手市場で日々転職者が後を立ちません。
この本でいう「組織の病」に冒されている状況です。

前職ではあるのですが、部署のトップが変わり品質管理部の体制が大きく変わることにより、
それに対応できない人たちが病んで休職から退職になったり、部署内には悪口•陰口がそこかしこで蔓延していたりしました。

そういった環境になった原因はなにか、また今後そうなった際はどのように動くべきか。

この本を通じて読み解いていこうと思います。

読んでみての主観

離職が絶えない企業では下記のような事が起きているのではないかと感じました。

  • 企業はマイナスの感情が蓄積中しているが、その本質的な原因を読み違えている

  • どの層をターゲットに改善しているかが中途半端。そのため必要としている層の離職が起きている

やはりマイナス感情の蓄積が原因だと思います。

例えばこれまでの社風は穏やかでガツガツ仕事を進める人が少ない職場だったとして、
上司が変わることにより納期優先、各人へ過剰なノルマが課せられたとしたらどうでしょう。

言わずとも不満が溜まりますよね。

また仕事に追われて疲れやストレスが溜まり始めたら、普段なら受け流すであろう事にもイラッとくるのではないでしょうか。

蓄積してきているマイナス感情の原因は仕事内容なのか人間関係なのか、正確に分析できている職場は少ないと思います。
そういった誤った分析が離職者、撤退者を作り出す要因でしょう。

また過剰にメンタル不調者続出の場合は論外として、誰のマイナス感情をターゲットに対策をしていくかも重要です。

働き方改革を謳って仕事をしやすい環境を作ったとして、どんどん仕事をして成果をあげたい!という人には物足りなくなるでしょう。
しかも、そういった人は特に高ポテンシャルだだたりするのですから優秀な人材が外へと流失、特にしたいことのないぶら下がり人材だけが残るという事象が起きてしまうのです。

ひとの労働価値はひとそれぞれ。大きい企業であればあるほど、色んな考えの人がいます。

企業の戦略としてどういった組織にしていくのか、どういった人財が存在してほしいか。
その人が残る施策をしていって欲しいものです。

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