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忘れられない、あのきらめきを。


今朝は、この冬初、見事な霜柱ができていた。

地面がみっしりと持ち上げられている。
足の下のバリバリという感触を楽しむ子どもたちを見送ると、寒さに耐えきれず慌てて家の中に入る。


働いているときのBGMは、すっかりクリスマスソング一色で。
夕方の車のラジオからは、ワムのラストクリスマスが流れてきて、フルで聴くのは久しぶり…とずっと気持ちよく歌っていた。

小学生のころから、このクリスマスソングがなぜか大好きだった。
そう言えば8cmのシングルCDも持っていた…懐かしい!



懐かしいと言えば。
これは、昨日掃除をしていたとき。
本棚の中の本を出して、ひとつひとつ拭きあげていた。(この作業は好き)

久しぶりに、映画のパンフレットを手にする。
大学生の頃、たくさん集めていたけれど、今も大事に手元にあるのはこの2冊だけ。
ショコラとアメリ。

特にアメリははっきり覚えている。
お気に入りのコートとプリーツスカートを着て、神戸のシネリーブルへ先行ナイトの上映を見に行った。
もう20年以上も前のことだなんて、びっくり…。


そんなことを思い出しながら。
今週には小学校も冬休みに入ってしまうし、その前に映画でも見に行こうかな、今何上映してるんだっけ…と近くの映画館のサイトをひらいてみた。

すると、見つけてしまった。
心踊る偶然…!


こんなのやってるなんて、知らなかった。

そのスケジュールの中に、なんとショコラの上映が入っていて、さらには…。


リバー・ランズ・スルー・イット!

忘れもしない、確か中学生か高校生のころ、深夜のテレビで放映されているのを偶然見て、心をすっかり持っていかれたあの作品。

雄大で美しい自然、そして家族の物語。
若きブラッド・ピットの魅力はもちろん、それ以上にその物語の静かなきらめきが、私の心から離れなかった。


最後に見たのはもうずいぶん前で、細かいストーリーは覚えていないけれど…。
あの川の光ときらめきは、今でもはっきり脳裏に焼きついている。
DVDも買ったし、そのときからずっといちばん好きな映画はこれだと答えていた。


それが、映画館で見れるなんて…
夢のよう!

どの作品も2週間限りの上映らしいけど、絶対に見に行こう、とドキドキがおさまらない。



先日、すてきなnoteの記事を続けて読んで、そうだな、そうだよね、と思ったこと。

まだ起こるかわからない先の不安に悩むよりも、今このときに自分を喜ばせることをしよう。
それと同時に、少し先のささやかな楽しみを見つけながら、それを目指して日々を過ごしていこう、ということ。


あぁ、楽しみ。
懐かしさから、思わぬ未来の楽しみへとつながるなんて。
こんなささやかなことで、なんだかやる気がわいてきました、私。



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