今回は、織田裕二さんの性格タイプです。
ネットで見ていると、タイプ8にしているところもあるようです。
『踊る大走査線』での柳葉敏郎さんとの確執の噂や、
デビュー作『湘南爆走族』のやられたら すぐさま やり返すエピソードなど、
短気なところがあるからタイプ8に見られているのかも知れません。
タイプ8は、『統率者(ドン・リチャード・リソ)』『ボス(ヘレン・パーマー)』『主張する人(レニー・バロン&エリザベス・ウエイゲル)』
とも言われる性格タイプです。
私は織田裕二さんをタイプ2だと見ています。
タイプ2は、『人を助ける人(ドン・リチャード・リソ)』『献身家(ヘレン・パーマー)』『援助者(レニー・バロン&エリザベス・ウエイゲル)』とも言われる性格タイプです。
日本人に分かり易く言えば、『寅さんタイプ』となります。
これは、
以前、相手から やられたら、「倍返し」か「三倍返し」か、そういった類の言葉を使っているのを見ていたからです。
これは情のセンターの言葉です。
知情意の知や人ならば、法則や規則に基づくので、基本は「同じだけ返す」です。
意の人ならば、あまり量には拘らないでしょう。とにかく「受けたものは返す」です。とくにタイプ8であれば、「やる」「やらない」だけなので、量に意識は向いていないはずです。
「倍返し」とか「三倍返し」とかは、イメージの言葉であり、心持ちの言葉です。
そういった言葉を使う人は情の人となります。
その上で、情の中でも「人につなげていく人」であるタイプ2だと、私は見ています。
ネットで織田裕二さんに関連する情報を少し調べてみると、
TBS・世界陸上でのはしゃぎっぷりが出てきました。
私はその場面を見ていないのですが、
「はしゃぐ」というのも、タイプ8が属する知情意の意よりは、タイプ2が属する情となります。
『踊る大走査線』では、演技を巡って柳葉敏郎さんとケンカしたという噂があります。
以前、週刊誌を読んでいたら織田裕二さんは、言うことがアバウトなのだそうです。
これもイメージの言葉を使う情の人の特徴となります。
情の人は、自分の中に言葉にできないイメージがあります。
だから、相手の演技に対し、「(なにか上手く言えないけども)違う」と言ってしまうのです。
ただそこは情の人だから、何がどう違うかということまでは言えません。そこでケンカになります。
もしかすると柳葉敏郎さんは、意のタイプ1なのかも知れません。
タイプ1は自分なりの筋を通す人です。
柳葉さんは、演技のときはNGを出さないようにしているそうです。
もしも、意の人であったなら、具体的な指摘がないと動けません。
イメージから発せられた漠とした言葉は、意の人が苦手とするものです。
これではケンカにもなるでしょう。
また、ネットには織田裕二さんを「プライドが高過ぎる」とする評価もありました。
「プライド」とはタイプ2のキーワードです。
これらを総合すると、タイプ2と見て良さそうです。
織田裕二さんの『脱線者』も読んでみました。
以下、いくつか気になったことろを引用してみます。
中学三年のとき、テニス部で副キャプテンを任された。
本当はやりたくなかった。副将は後輩を「シメる」役割だ。嫌われ者になるのが嫌だった。だが普段頭を下げられたことなどない先生に頼まれると、ちょっびり嬉しくなって渋々だが引き受けた。
タイプ2は、人に頼られるが好きです。
いつもそうだが、愛せないキャラクターに対して、力は出せない。
愛せない役柄に、力を出せるはずがない。
役を渡されたら、誰よりもそいつを、愛してやらなければいけない。
愛という言葉が出るところが、情の人だと言えます。
仲間の中で、スペシャルな存在になりたい。
その意識だけは変わらなかった。自己改造するにしても、「普通」だけは嫌だった。ヘンな奴でも、近寄りがたい奴でも、何でもいいから、何か魅力を感じるスペシャルな存在に憧れていた。
これは、統合の方向の『芸術家』タイプ4が混ざった発言に見えます。
スポーツの大本は何か。
おそらくそれは、狩猟だったのだと思う。
イメージで語っています。イメージで語るのは、主に情の人です。
「人生の偉大な先輩にかっこよくいてほしい」
個人的に、この言葉は参考になりました。
タイプ2は、好きな目上の人にくっつくようなところがあります。
「人たらし」の豊臣秀吉も、私からすると、織田信長にくっつくタイプ2に見えます。そんなタイプ2が相手をどうみているのか分かる発言です。
ここからは、タイプ2にもタイプ8にも見える発言です。
高一の夏 テニス断念
膝(ひざ)が使いものにならなくなった。
弱音が吐けなかった。
弱音を吐ける相手がいなかった。
孤独だと思った。
(デビュー作『湘南爆走族』のとき、オーディションのときのエピソードだったと思います)
台本にはないドツキをアドリブで入れてきた。僕をいきなり、突き飛ばしてきた。おそらく彼は演技をかじっていたのだろう。こちらをビビらせる思惑でもあったに違いない。
だが、こちらは完全な素人である。カチンときてやり返した。
ドツかれたのだから、当然のようにドツキ返した。
この仕事に憧れたことは一度もない。
憧れていたのは、寿司屋や漁師。威勢がよかったり、硬派だったり。
とにかくタフなイメージに憧れていた。
一番最後の発言はタイプ8にも見えますが、「イメージ」という言葉を使っているところから、タイプ2が属する情の人ということになります。
そして『冒険者』タイプ7に見える発言
死ぬまで楽しく笑っていたい。
年齢に関係なく遊んでいたい。
本の中には、意外にもタイプ7的発言が多く書かれていました。
私の中では、織田裕二さんはタイプ2なのですが、
まっさらな状態で本だけを頼りに読めば、タイプ7の可能性が高くなったと思います。
最後にタイプ不明な発言
この仕事を始めてすぐに、ある人から「損なタイプだ」と言われた。
「ギリギリに自分を追いつめないと、駄目でしょう?」
図星だった。
今回は、織田裕二さんの性格タイプでした。
追記
文中、柳葉敏郎さんをタイプ1と書いたので、
タイプ2とタイプ1は仲が悪いと勘違いする人もいるかも知れないと思い、念のために書いておきます。
タイプ2とタイプ1は、別に仲が悪い訳ではありません。
それは、二人の関係によって変わってきます。
織田裕二さんの好きな いかりや長介さんも私から見るとタイプ1です。
いかりや長介さんは、『踊る大捜査線』では演技について織田裕二さんに教えを請(こ)うたそうです。
一方、織田裕二さんにとって、いかりや長介さんは子供のころからテレビで見ている「人生の偉大な先輩」です。
こういった、互いに歩み寄る関係の中では仲も良くなります。
ですから、意思疎通や価値観と、仲の良さは別な話です。
参考
『知情意の人たちが、人をどう分けていくか?という話』
『【エニアグラム用語】センターとは?』
『【エニアグラム用語】統合と分裂』
※ 知情意という言葉を使った場合、「知情意のエニアグラム」でまとめていきます。
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