頭を使えないタイプ2、心を使えないタイプ7

エニアグラムの図を意識して考えると、タイプ2とタイプ7はある意味で似ていることが分かります。
タイプ2は、『ウイング』『統合と分裂』どちらにおいても『思考センター』とのつながりが無く、
タイプ7は、『ウイング』『統合と分裂』どちらにおいても『感情センター』とのつながりが無いということです。

エニアグラムの用語が分からないかたは、こちら。

タイプ2とタイプ7は、表面上は似ている性格タイプです。どちらも明るいという意味では似ています。
ですが、その中身を見ると大きく違うということです。

ここでタイプの説明を入れます。
タイプ2のあだ名は、『人を助ける人(ドン・リチャード・リソ)』『献身家(ヘレン・パーマー)』『援助者(レニー・バロン&エリザベス・ウエイゲル)』、
私的解釈では、『情をもってつなげる人』。寅さんタイプ。

タイプ7のあだ名は、『万能選手(ドン・リチャード・リソ)』『快楽主義者(ヘレン・パーマー)』『冒険者(レニー・バロン&エリザベス・ウエイゲル)』、
私的解釈では、『知をもってつなげる人』「あれやろうよ」「これやりたい」『起案者』。

タイプ2の中には、確かに理屈屋を嫌う人や、頭を使うことに対しての劣等感のようなものが見える人がいます。思考系の職場にいるタイプ2だと、『思考者』タイプ5に若干の嫌悪感を持っているように見える人がいたりします。

タイプ7の中には、感情が絡む悩み事や相談事に対応するのを避けたい人もいるようです(スルーするとか)。また、感情センターの虎の尾を無意識に、そして気軽に踏んでしまうタイプ7もいるようです(感情センターの大切なイメージを踏んづける)。

タイプ2に頭を使えないと言えば怒るでしょうし、タイプ7に心を使えないと言えば怒るでしょうから、この話は難しい話です。
ただ、エニアグラムの図形的にはこうなります。

見方を変えると、タイプ2とタイプ7はお互い、異物中の異物です。
ですが、日常で見るタイプ2とタイプ7は仲の良いことが多いです。
お互い明るく会話をしています。

参考
タイプ2がタイプ7と間違えるのは しかたない
プラス9の法則』足して9になる性格タイプは似ているという話。
エニアグラムのセンターから見た「面倒くさがり」の3パターン』頭・感情・体、何を動かすのを面倒くさがるか。

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