『Z世代の女だけど昭和に産まれたかった』
これ、日本の国民性のエニアグラムのタイプ6で説明できる。
エニアグラムのタイプ6は、安心・安全・安定が大切で、それが崩れた状態の未知や混沌を嫌がる。
ここで出てくる「選択肢」とはタイプ6にとっては未知や混沌の仲間となる。
また、タイプ6は、思考センターの否定点に位置する性格なので、思考停止となる。考えたくないのだ。
それで、どうなるか?
一般的なタイプ6は依存的となる。自分の外に答えを求める。
その答えも、簡単に未知や混沌に戻らない。完璧な答えを求める。
聖杯・銀の弾丸・テッパン、とにかく完璧な答えを求める。
そんなタイプ6が出ている文章だと思った。
これは、
筑波大学教授 土井 隆義(どい・たかよし)が解説している。
元の文では、人間関係の話となっているが、
言っていることは今回の話と共通している。
制度的な枠組みがゆるくなり、かつてのような締め付けがなくなって自由な時代となっているが、
それだけ不安定だとも言えて、今のZ世代となると逆に昭和をシンボルとした枠組みがきっちりしていた時代をうらやましがっているという話である。
それで言うと、最近
『梅宮アンナ、50日滞在してわかった「大好きだったアメリカ」の悲惨な現状。育児にベストな国ってどこなんでしょうね(OTONA SALONE)』
において、梅宮アンナが
と書いているのも、今回のZ世代と同様の話となる。
父親を何度も怒らせた娘が、それで手を上げられた娘が、それでよかったと「痛感」するくらい、
昭和時代とされるものは遠くなったのだろう。
昭和を振り返るのもほどほどに、前を向くしかない。
ところで日本人をタイプ6と書いたが、状態の良いタイプ6は、安心・安全・安定を他人に供給する。
安心・安全・安定を求めるだけではなく、他人に供給する姿が理想である。
今は無理でもこのことを覚えておいてもらいたいと思った。