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日本人はタイプ6

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エニアグラムでは、日本の国民性はタイプ6と言われています。 ネットで見掛けた文章、日々の事件、その他諸々を、タイプ6日本の視点で説明します。
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2019年4月の記事一覧

タイプ6の国、日本の企業、カルビーの場合  - 異国タイでの奮闘の話

『「かっぱえびせん」の聖域に踏み込んだ男(207/02/27:日経ビジネスオンライン)』の
「かっぱえびせん」の話から。

 トムヤムクンに見るように、タイの人々はクン(タイ語でエビ)を使った料理が大好きだ。タイの市場に、「かっぱえびせん」はもってこいの商材のはずだった。

 だが、15年ほどは鳴かず飛ばず。どうにも売り上げが上がらない。

 なぜか? 日本人でも「かっぱえびせん」と見紛うほどに丁

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今、日本に必要な創造性は、学校教育でこれをやれば良いのではないだろうか?

とても簡単な提言を書こうと思います。

まず、
今、日本では創造性(やイノベーション)が必要と言われている現状です。
ですけど、必要とはされているけども、創造性とは、安心・安全・安定の外と関わる行為なので、タイプ6日本人にとってはストレスで苦手とするものとなり、苦戦しています。
現状、かけ声だけ、口先だけ、となっています。

また、創造性の発揮においては、100パーセントの成功など最初から見込める

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AI教育重視の話から日本の人力飛行機の歴史を思い出した

『AI教育重視の大学に、運営費交付金を重点配分 政府(日本経済新聞)』

政府は18日の総合科学技術・イノベーション会議(議長・安倍晋三首相)で、人工知能(AI)など先進的な技術の教育・研究に積極的に取り組む国立大学に運営費交付金を重点的に多く配分する方針を決めた。

これを見て、以前書いた
『答えをコピーする日本人とその弊害』
を思い出していました。

そこで引用した記事から、今回は編集して引用

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このループの中で・・・

日本は海外への出稼ぎ社会になるのでしょうか?

リストラして、賃金を下げて、無駄を切り捨てて、残業代をゼロにしたくて、解雇を簡単にしたくて、雇用を流動化したくて、
それで何が変わる?
そうすればイノベーションが起こる?

選挙の立候補者は皆、耳当たりの良いことを言って、厳しいことを言わないけども、あなたに投票すれば、失われた時代は戻る?

道路に自転車通行マークを付けて、“掘っては埋めて”ではない

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国際化社会を生きる中での「まなざしの地獄」

『平成30年度卒業式総長告辞 | 東京大学』
がネットで話題だったので、 今頃読んでみたのですが、
この中で、見田宗介が1973年に発表した『まなざしの地獄』という論考を取り上げていて、
それを知って、ひとつ思ったことがあったので、それについて記述します。

見田先生は、市民4名を連続して射殺するという1960年代の終わりの凶悪事件と向き合い、犯人である少年が獄中で書いた手記を手掛かりにしながら、

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サンマ乱獲 ここでも日本止められない病

『サンマ漁前倒し5月開始へ 北太平洋公海、不漁契機』

より

 8~12月が操業期間と定められていたサンマ漁が、今年は前倒しされて5月から北太平洋の公海で始まることが13日、分かった。深刻な不漁が続いていることが背景にあり、水産庁は操業期間の制限を外した。

日本は安心・安全・安定が好きなタイプ6の国で、安心・安全・安定のためにルールを作りたがる国です。それで、操業期間も定めていたのでしょうけど

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「10年後、20年後の日本に希望はあるか?・・・ある投資家が、悲観的になってしまう理由」を読んで

『日本でイノベーションが起こらないのはなぜか?ある投資家の答え(岩崎 日出俊)』

にある以下の文章を読んだときに、「とうとうここまできたか」と思ってしまいました。

「10年後、20年後の日本に希望はあるか?」

この問いに投資家として客観的に向き合ったとき、私はどうにも悲観的にならざるを得ません。

象徴的なのは、昨今のシリコンバレーにおける日本企業の「扱われ方」です。シリコンバレーには先進国

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タイプ6は心配事・不安に どう反応しているか、 精神レベルにより どう変化していくか

タイプ6・個人としての心配事・不安への対応エニアグラムのタイプ6(日本の国民性とも言われている)は、安心・安全・安定が重要な性格タイプです。
また、タイプ6は、「知をもって関係性に生きる」性格タイプです。
知とは、「考え」「思惑」「可能性」などなどです。

タイプ6は、安心・安全・安定が重要な一方で、それが損なわれた状態の未知や混沌を嫌います。
精神レベルが高いと、未知や混沌に向き合い、それらと関

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日本の忖度テレパシー

今回は、小田嶋 隆さんの「忖度テレパシー」に関する話について感想を述べます。

重要だと思った点は、
・21世紀の日本人は、とにかく揉め事や言い争いや強い調子の言葉のやりとりに忌避感を抱く
・多数派の日本人が「物議」みたいな言葉を発見した瞬間に、その文章を読む気持を失う
・論争を嫌い、揉め事を忌避し、言い争いに耳を傾けない事なかれ主義
・「忖度」は、新時代のコミュニケーション作法として、令和の日本

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イノベーションを起こすために外国を使う

タイプ6日本がイノベーションを起こすにはどうしたら良いか?
今回は、理想では無くて、現実に今どうすれば良いかを考えてみます。

今回は、ベンチャーキャピタル、WiL(ウィル)の共同創業者でCEO(最高経営責任者)の伊佐山元氏の話を引用します(読みやすいように編集しています)。

いまだに何でもかんでも「日本国内でやらなきゃいけない」と考えている企業が多い。でも、太平洋を渡ればシリコンバレーがある。

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日本でITを強くするための提言をいただいたので、返信してみます

日本でITを強くするための提言としてコメントをいただきましたので、今回は、これに返信する形で文章を書いてみます。

日本でITを強くするには、東京以外で失敗を受け入れる土壌がありそうな地域(私の見立てでは北海道)、教育機関と受け入れる企業群が必要で、大規模な土地と交通インフラがある程度整っているのが必要なのかなと思っています。

東京から新興企業が生まれないと思っているのはダメ経営者にとってイージ

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原子炉運転と飛行機運転の日米の差

本日見掛けたTogetterから
https://togetter.com/li/1333589

『コロラドさん解説『東京電力福島第一原発事故発生時 菅直人首相に提出された「原子力委員会 近藤俊介メモ」が示す最悪のシナリオ』 #メルトダウン (2019.4.1作成) - Togetter』

「米原子力規制委/(NRC)は2001年の同時テロの後、全電源喪失事故への特別対策を米電力業界に指示/。

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