「地域におけるパートナーとは?」~empublic STORE 読書会開催

みなさんこんにちは。empublic STORE店長の中村です!
先日、スタッフとエンパブリックスタジオメンバーにもご参加いただき、エンパブリックの書籍「専門家から住民主体へ~場づくりの実践から学ぶ 地域包括ケア×地域づくり」の読書会を行いました!

以前からこの本を購入いただいた方にインタビューをさせていただいていたのですが、みなさん専門家としての立場での課題をお持ちなのですが、本は購入したけど、忙しくて本が読めていないという状況が判明しました!
そして、みなさんからお聞きした課題のヒントにしていただけるポイントが書籍に載っているので、一人で読むのは大変でも、皆で分担して読みながら、ポイントをお伝えしたり、ピックアップしたりという事が出来たらと思い、開催しました。

そして、今まで行ってきたインタビューの中で、

「高齢者の多い地域で専門家として地域のための活動をしていて、住民の人にもっと意欲的に関わってもらいたいのに、住民はサービスとして提供する部分には人は集まるけど、パートナーとして一緒にやろう!という呼びかけには、参加してくれない。」

「従来の、サービスとして受けるのが当たり前となっている感覚を、住民が自分達でやる!に切り替える、それが住民の人達にとって、本当に必要なことなのだけど、それがどうしたら伝わるのだろう?」

という課題にお悩みの声をお聞きしていたのですが、同じような課題をお持ちの方、
第1章の「住民が動き始めるための3つの要素」
第2章の「協議体への主体的参加を促すコツ」にポイントが載っています!

第2章では、専門家と住民のそれぞれの二つの視点からの見え方と、得意と苦手、それが合わせることで生まれる相乗効果についてとてもわかりやすく書かれています。そして、専門家と住民の視点の違いと、違うからこそ両方が必要となる理由、最後に住民の協議体への主体的参加を促すコツがまとまって載っています。

読書会には、スタジオメンバーで鍼灸師として活動している方が参加されたのですが、第1章のコンコーダンスの話から始まり、「専門家としての住民とのかかわり方」について話が進みました。
医療の分野についても、専門家のところに住民が辿り着く時には、大事になってしまっている場合が多く、その手前での予防については住民同士の生活の中での気づきが、予防につながるといったことからの住民の得意な部分と、専門家が得意とする部分について載っている第2章をご案内しました。ご参加いただいた方からは、立場の違う他の参加者と話すことで、専門家の視点から新たな気づきがあったとのご感想もいただきました。

今後もempublic STOREで書籍をご購入いただいた方と読書会を行っていきたいと思っております。地域づくり、コミュニティ担当で課題を感じている方、専門職として地域との関わり方を考えられている方、ぜひ一緒に読みましょう!

書籍「専門家主導から住民主体へ」を、元公務員の萩元直樹が読み、自分も地域づくりで経験してきたからこそ感じるポイント、もっと知りたいこと、疑問などを話している動画シリーズもあります!
こちら限定公開中↓

こちらは、empublic Studioコンテンツです。メンバーに登録いただくと、これまでの全てのコンテンツ(3シーズン17本)と最新版をご覧になれます。
FC東京でホームタウン担当や青少年育成に携わってきた経歴を持つ久保田のコメントがあったり、文章の奥にある意図や疑問については、著者の広石が話しています。



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