最近の記事

一杯の酒

「扉がはずれてしまった。助けにきてくれませんか?」 S氏からの連絡だった。 玄関の扉がはずれる? ヒンジの扉、それも玄関のものがはずれるのは滅多にないだろう。引違い戸の扉なのか。 S氏の自宅へ行くのは初めてだった。S氏とは行きつけの立ち飲み屋で知り合い、同い年ということで意気投合したが、会うのはそこだけ。渡しておいた名刺から連絡が来るとは思ってもみなかった。 S氏の一軒家へ着くと彼は茶色の分厚い金属扉を背後にして座っていた。 「大丈夫ですか?」 「すみません。わざ

    • 恋のドドドドーン! テーマ『月がきれいですね』よりシナリオ

      [設定の説明] 大概の人は「すき」という言葉を、特に恋する相手へ伝えるのは勇気の要ることだ。 葛藤する心の出口のはずの「すき」が、もしないとすれば、 出口の代わりにその過程が言葉となって表れるだろう。 川の河口を塞いだら、流域に水が溢れるのと同じである。 そしてその過程は「すき」という明快な言葉がない以上、 明快でない言葉、本人にも掴みきれない言葉だと思う。 そこでオノマトペの中の擬音で人それぞれの「すき」を表現したい。 そこにはボディランゲージも加わる。 なお、言葉に

      • マッチョ校長 VS. 天狗生徒会

        マッチョ校長が就任して以降、〇〇高校は筋肉至上主義が進む。 先生、授業、制服や昼食のマッチョ化に及び、多様性を求める生徒会は理事長への陳情を狙う。 伝説の天狗の面で人知を超えた力を得た生徒会の行く手を阻むマッチョ軍団。

        • 車借りたら爆弾あったよ

          免許取立ての人がカーシェアリングの車を借りたら携帯の忘れ物。 電話がかかってきて、この車には爆弾が積載、死にたくなかったら指示した通りに走れという。 まともに走れない運転手が操る爆弾を積んだ車の運命はいかに?

        一杯の酒

          ゲームが繋ぐふたり

          クラシックゲーム機を通して描く歳の離れたふたりの物語。 親と子、夫婦、恋人、片想い、祖父母と孫など年齢差のある二人がミニファミコンなど復刻されたミニゲーム機をコミュニケーションのツールにして交流していく

          ゲームが繋ぐふたり

          ひと月が作るドラマ

          女性アイドル50人が1人数十秒のドラマを演じ毎週スタッフが選考し数を絞る。 人が絞られると同時に演技時間は次第に伸びる。最終的に数人で30分ドラマを作る。 脚本はnoteで募集。選ぶのは彼女たち。 全ては最後の30分へ熱を高めていく過程

          ひと月が作るドラマ

          逆風家族

          平凡で幸せな4人家族〇〇家。 唯一変わっていたのは、彼らの生活には24時間、物理的な強い風がずっと吹き続けていた。 一家の日常の風景を止むことのない風とともに映像に記録。 家族の合言葉は「みそ汁はジュレだ」

          逆風家族

          負けても腹は減る

          何かに負けた人が最初に何を食べるのか。どこで誰とどれだけ食べるのか。 挫折と再生の一歩になるかもしれない食事の風景を追い、その人物像に迫るドキュメンタリー風ドラマ。

          負けても腹は減る

          犯人だけ知らん人

          バスに乗ったら、乗客が全員知り合いだった。 そしたらバスジャックされた。どうやら犯人の仲間がいるっぽい。

          犯人だけ知らん人

          東京18ホール

          地下、地上、ビルと高低差の激しさが日々増していく東京。 その東京の地形を活かして行われるゴルフ。 最終Hではスカイツリー展望台上のグリーンへ北十間川(隅田川)からのワンオンを目指す。

          東京18ホール

          冤罪刑事

          せっかちな警部と新人刑事が事件の謎を解いていく。 警部は少しでも怪しいと感じる人物がいると犯人と短絡的に決めつけていくたびに否定して尻拭いをする新人刑事。 それを積み重ねていくうち事件の真相に突き当たる。

          冤罪刑事

          モノを言うのは口じゃない、銃だ。

          日本ではありえない銃撃戦をゴム鉄砲や安全なおもちゃの銃のナーフを使用することで実現。 警察対非合法組織の銃撃戦、肩がぶつかって揉めた二人の決闘、ご近所トラブル。 すべてを法ではなく撃ち合いで解決する。

          モノを言うのは口じゃない、銃だ。

          最終話 あらすじ 『相撲部屋』

          ・設定 〇きいろ  堂島佐知子。  亡き親から相続したこの家の持ち主。  遠い親戚に預けられていたが、大人になり今度この家に住むことなった。 施設にいた本当のきいろは別にいる。 〇家  竹田が借り受け児童養護施設として運営していた。  子供たちが育ち、堂島も成人したので施設としての運営はキリの良いところで終えていた。   ・プロット 3話終わりから。 ジェミ「堂島さん」 堂島、思わず目を見開く。 ジェミ「(堂島に近づきながら)きいろじゃないわね。あなた誰!」

          最終話 あらすじ 『相撲部屋』

          最終話 あらすじ 『ユーチューバーの見る夢』

          3話を見て思いました。Youtuber設定はどこへ行ってしまったのだろうか、と。 お互い気づいている気づいていないにしても、きいろがすぐさまアップロードする熱意を思えば、夕飯や撮れ高を求める姿勢がないと、どこかで衝突する気もします。 で、まわり回って思いつきました。 夢オチもとい妄想オチです。 すべては面白い動画を撮りたかったきいろの妄想だったというオチです。 乱暴です。危険です。この令和の時代に?です。 布石が大事だと思いますが、その布石として使うのが時刻表示が1話以

          最終話 あらすじ 『ユーチューバーの見る夢』

          知らない人んち(仮)第3話 設定とプロット『暗室は子供が絵を描く場』

          設定 〇ゲスト6人 出前を配達に来た。 ピザ、中華、寿司、そば、ハンバーガー、釜飯。 〇暗室 暗室は子供たちが自由になんでも絵をかいていい部屋だった。 壁には作品がびっしりと貼ってあった。 〇きいろ 新進気鋭の芸術家。主に映像アートの作品を手がける。 作風は黄色を全面に押し出した幼児のような絵と映像を組み合わせた作品だった。 最近、人気が出てきて、作品が高値で売れることも増えてきた。 きいろは自分の知らない作品が、自分の作品としてブラックマーケットで流通していること

          知らない人んち(仮)第3話 設定とプロット『暗室は子供が絵を描く場』

          知らない人んち(仮)第3話 設定とプロット『スパイス工場』

          設定 〇ゲスト ゲスト6人は泥棒。 服装は黒の全身タイツ。 〇暗室 暗室は元スパイス工場。 特殊な機械で世界中の香辛料と生き物や無機物を調合して美味しいスパイスを竹田やアク、ジェミ、キャンも手伝って作っていた。 あるとき、スパイスを頭から振りかけると、人間の脳神経に作用し、一時的な錯乱状態に陥らせる効果があることが分かった。 それをアンダーグラウンドの世界へ出荷していたが、次第に危険なスパイスの噂が広まり、工場やその秘密が露見することを恐れた工場オーナーと竹田によって

          知らない人んち(仮)第3話 設定とプロット『スパイス工場』