知らない人んち(仮)第3話 設定とプロット『スパイス工場』

設定

〇ゲスト

ゲスト6人は泥棒。
服装は黒の全身タイツ。

〇暗室

暗室は元スパイス工場。
特殊な機械で世界中の香辛料と生き物や無機物を調合して美味しいスパイスを竹田やアク、ジェミ、キャンも手伝って作っていた。
あるとき、スパイスを頭から振りかけると、人間の脳神経に作用し、一時的な錯乱状態に陥らせる効果があることが分かった。
それをアンダーグラウンドの世界へ出荷していたが、次第に危険なスパイスの噂が広まり、工場やその秘密が露見することを恐れた工場オーナーと竹田によってスパイス工場は閉鎖され、児童養護施設も閉鎖となった。
スパイスによって引き起こされる症状は混ぜ込んだ材料に拠る。
時間が経てば元に戻るがその効果を無効にする方法は牛乳を飲むこと。

〇COCOA

COCOAは飼っていた犬の名前。
犬を材料にしたスパイスを調合するため、飼育していた。

なお、アクやキャンたちにこのスパイスを浴びせられた竹田が犬となりジェミに噛み付いたことがあった。
まだ工場に入れてもらえなかったきいろは、騒ぎを駆けつけ見てしまった。

〇きいろの目的

きいろは、ひまわりという脱法ドラッグが流行っているのを知り、気になったのでYoutuberという形で調査を始めた。
ジェミはうさぎのぬいぐるみを、きいろはずっと大事にしていたトラのぬいぐるみをスパイスにされてしまった共通の恨みがある。


第3話、あらすじ。

アクとキャンはスパイスをもって1階の和室へ。
ジェミときいろは空になった牛乳瓶を見せる。
スパイスの作用を無効化され、対峙する両陣営。

そのとき、物音がするのに気づく。
一時休戦して家内を探すと全身を黒タイツで包んだ泥棒を発見する。
すったもんだで6人を捕獲。

泥棒6人を縛るものがなく、キャン、ジェミ、きいろは杖などを使って威嚇してリビングの隅に座らせていた。
捕物で頭を逆毛にされていたアクが身だしなみを整えて表れる。

捕まえたものの、スパイス工場の件もあり警察に連絡できずに困っていると、6人が騒ぎ出して暴れ出す。
抑えが効かなくなるのを見て慌てたアクが台所の棚からスパイスを適当に掴む。
きいろ、キャン、ジェミが止めるが泥棒たちにふりかけた。

すると、その中の4人がとってもセクシーに踊り始めてしまう。
そのスパイスは昔、点検口の奥に隠されいたエロ本を調合したものだった。

困惑するアク、きいろ、キャン、ジェミ。
4人が目を離した隙に、スパイスがかからなかった泥棒2人が逃げ出してしまう。

追いかけたアクがスパイスをふりかける
ストップウォッチを原材料に混ぜた時間を一時的に停めるスパイスだった。
ひとりは玄関扉の前で。
もうひとりは二階へ上がり、暗室の扉の鎖を外して武器にしていたが、隙をついてスパイスを浴びせ、停めることに成功する。

アクを追って2階へやってきたきいろ。
アクは「下を確認してくる」と言って1階へ。

きいろは鎖がないことに気づいて暗室の扉を開ける。
スパイス工場の設備がなくなっていた。
きいろは、1階へ行く。
泥棒4人も赤面するようなポーズのまま時間を停められてたリビングにキャンとジェミはいた。だがアクがいなかった、この家のどこにも。
そしてキャンはひまわりという脱法ドラッグの存在は初耳だという。

泥棒6人の扱いに困り果てたきいろ、キャン、ジェミの3人は、スパイス棚から消しゴムを材料にしたスパイス(直近の記憶を消す効果のある)と蛍の光のCDを材料にしたスパイス(その場からの退出を促す)を調合し、時間が停まったままの6人にふりかける。
泥棒6人は、呆然とした表情で蛍の光を呟きながら玄関から帰路へ。

スパイス工場の設備もアクがいなくなった理由も分からなかった、きいろ、ジェミ、キャンの3人はもぬけの殻となった暗室を調べていた。
アクは逃げ出して二度と戻ってこないんじゃなかと不安を口にするきいろ。
扉が閉まる音がした。
キャンがいない。
キャンは外から鎖を結びつけて、きいろとジェミを閉じ込めた。
騒ぐ2人。
キャンが扉の向こうへ声をかける。

キャン「アクは必ず戻ってくる……私たちはここを知っているんだから」

キャン、きいろの絵が和室にないことを確認する。

キャン「そうか、アク持ってちゃったんだ……」

キャンは、台所ですり鉢を取り出し、スパイスのいくつかを混ぜ始めた。

キャン「これを使わなきゃいけないとはね……」

キャンはブレスレットを外し、玉を取り外して幾つかの玉をすり鉢の中に入れ、すり潰す。

きいろが点検口の奥で入手したカプセルの入った小瓶をポケットから取り出す。
牛乳の成分を固めたカプセルだった。カプセルなので遅効性がある。
肩を並べて座っていたジェミと一緒に飲む。

ふと何かに気づいたキャンはアクがもってきたバッグを探して見つけ、中をあける。
児童養護施設ひまわりの看板が出てくる。

キャン「これには強力なのが含まれていたはず」

キャンは看板から黄色の飾りを取り外し、すり鉢の中へ入れ、すり潰す。

きいろは意識が朦朧としていくのを感じた。
ジェミの肩にきいろの頭がもたれる。
ジェミは自分のポケットから小瓶を取り出した。
きいろは意識が遠くなっていく中で、ジェミの「ごめんね」という声を聞いた気がした。

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