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大野誠士さんとの対談③純粋な意図から生きる

みなさん、こんにちは。ご訪問いただきありがとうございます。

現在Reapraという事業投資会社に所属している小堀です。今回も引き続き、Office Seiji Ohno 代表、ホリスティックコンサルタント/コーチの大野誠士さんとインターン生とお話したことをお送りします。

対談①、対談②はこちらからご覧いただけます。
対談①:https://note.com/emologue_0224/n/n95cc1132f7c6
対談②:https://note.com/emologue_0224/n/n36739ca1ceed

今回も最後までお読みいただければ嬉しいです。

より純粋な意図から起きること

小堀さん:
前回は自己と向き合いながら外と繋がっていくために、より純粋な意図を持つことが大切だというお話をしてもらいました。

始まりは大野さんとボクの1対1の場だったんです。今は、こうしてインターン生が2人いて、4人の場で話しができていること自体が心地良いなと感じています。ボク自身も最近やっと、自分の欲求、ここでいうより純粋な意図を言語化できるようになってきました。それが「繋がり合いたい」というものです。

繋がり合っている集合体はすごく温かかくて、しなやかなものだと強く思っています。そういう場を自分で創り出していきたい、どうしたらそれを創っていけるんだろうと思っていました。言葉にするのが難しいですが、このような場を創っていけばいいのかもなと今日4人でお話して思いました。

実は、大野さんにインタビューをお願いした時点では何も考えていなかったんです(笑)
インタビューの目的も考えていなくて勢いでお願いしてしまいました。それでも時間を作っていただいて、4人で話す場ができたことが自分にとってすごくよかったと思います。

自分の「繋がり合いたい」という欲求を社会に対してどう跳ね返していくかというイメージがついていなかったんですが、この場がヒントになりそうです。この感覚を覚えておきたいです。

大野さん:
意図の話とも関わってきそうですね。小堀さんの話を聴いていて思ったことが2つあります。

1つは、より深まりのある意図と共にベストを尽くしていくことで、その意図に基づいていながらも、自分の当初の予想とは全く違っていたり、想定を超えたより良い流れがやってくることがあるということです。

あるプレゼンテーションをした時に、その場にある著名な方がいたので、その方との関係がはじまって何か一緒にやっていくのではないかという期待を少し持っていたことがありました。ですが、その方に僕の話はあまり響かなくて、ちょっとがっかりしたんですね。でも、自分にとって大切なメッセージをその場にいる人たち全員にお伝えしようという意図もちゃんと持っていたこともあって、別の人が興味を持ってくださって今も続く大事な関係性が始まるという出来事がありました。振り返ってみれば、起こるべきことはそっちだったよね、という感覚ですね。

僕に出来ることはより深い意図とつながって、その与えられた場でベストを尽くすということだと思うんです。多少こういう結果になったらいいなという期待はいつもしてしまいますが、それでも、その意図を反映するふさわしい流れは必ずやってくるということをどこかで信じていますね。

2つ目は、ある種の魔法に備えて準備をしておくことが大切だということです。

人間のあるべき姿のイメージの一つは神社かなと僕は思うんです。奈良県に天河神社という神社があるんですが、そこの宮司さんが、宮司として一番大事な仕事は掃除だと書かれていたのを読んだことがあります。神の社が掃き清められているからこそ神がそこをお通りになられるかもしれないというニュアンスでその宮司さんのメッセージを受け取りました。

実際に魔法が起こるのか、神様がお通りになられるかどうかは分からないですけど、掃き清めるという準備をしておけば予想を超えた何かが訪れるかもしれないということですね。

小堀さん:
なるほど...。これどうやって記事にしようかなと悩みながら聞いてました(笑)

大野さん:
もしかすると、記事にするという意図よりも、4人で場を創って話したいということがより純粋な意図だったのかもしれないですね。今の話は記事にされることを意識して喋ってないですし(笑)心に据えている意図が純粋であればこそ、予定とは違うけれど、結果的にはより適切な流れが招き寄せられるということがあると思うんです。だから僕も「そっち!?」ということはあります(笑)いい意味で裏切られるということですね。

インターン生B:
ぼくは意図が違ったときに最初に決めた意図に修正しようとしてしまいます。意図が一通りではなく違う意図が働くことがあるということを考えたことがなかったです。良い気づきになりました!

小堀さん:
ボクが前の会社にいたときやReapraに入った直後だったらたぶん今めっちゃ焦ってたと思います(笑)企画してたことと全然違う状況になっているので。たぶんめちゃくちゃ手汗かいていたと思います(笑)

でも今は受け入れられているので、より純粋な意図が働いているのかもしれません。

大野さん:
もしかしたら今日のこの時間も、そのより純粋な意図が働いていたことで、僕が一方的にインタビューされるという形ではなくて、4人で話し合っている対談のような雰囲気に変わったのかもしれないですね。

対談を終えて

インターン生B:
メタ認知の度合いに優劣をつけているという話から、本当は存在自体に価値があるのだという話を大野さんにしてもらったことが気づきに繋がりました。自分自身に対しても優劣をつけているのだと気づいたので、まずは自己に向き合いたいですね。

インターン生C:
私はより純粋な意図を持つことが大事だという話が印象に残っています。逆に自分は純粋な意図を自覚できていないから、もやもやすることがあるのかという気づきに繋がりました。

小堀さん:
大野さんも話していましたが、インタビューというよりも大野さんとの対話に2人が参加してくれてそれぞれに気づきがあったことに意味がある気がします。

Bさんのメタ認知の話も社会の中でその方がいいという価値観が根付いているからだと思うんです。その人の背景に何があるのか、どんな傷があるのかという風に想像してこれまでとは違う反応ができていくとBさんにとっても何か変わるかもしれません。

Cさんの意図や本心の話も、最近すごく大事だなとボクも思います。ボク自身は生存戦略として感情や感覚を閉じてきたんですが、そういう感情や感覚にこそ本当にやりたいことがあるのだと感じています。

インターン生B:
それでいうと最近、実践してみたことがあるんです。

大学の研究室を決めるためにいろいろな教授に話しを聞きに行ったときの話です。ある教授が説明の中で、ピラミッドを用いて社会の構図の話をしていました。一番上は権力やお金、一番下に惨めと書いてあるんです。その教授が「君たちは上にいかなきゃいけない。後輩が来て抜かれたら惨めでしょう。」という話をしていたんです。最初ぼくは「何言ってるんだろう、この人」と全然理解できませんでした。

そのあと、「君たちが上に行くには何をしたらいいのか?」と質問されました。ぼく以外の人は「勉強すること」や「上司と仲良くなること」と答えていました。先生に合わせているのかもと思ったのですが、ぼくは自分が思ってることを偽りたくなかったんです。だから、「自分に与えられることを精一杯こなすことが大事だと思う。」と答えたんです。そしたらぼくだけ「君は駄目だ。」と言われました。

そのときは教授にも合わせていた他の学生にも腹が立ちました。教授の話は全く受け入れられないと思ったんです。でもそのときに大野さんの話を思い出して、「なんでそう思うようになったんだろう?」とバックグラウンドを少しだけ背景を想像してみました。

小堀さん:
瞬間的に感情が動くのはすごく分かります。たしかになんでなんでしょうね。もしかしたら大学の中にも出世コースがあるのかもしれないですね。

感情だけで動くとその人との関係性を断ち切ってしまいますが、建設的に考えようとしてるのはすごくいいことだなと思いました。

インターン生B:
そうですね、今まではできなかったことだと思います。

小堀さん:
内面の変化だと思うので、外の世界で実践していく中でまた気づきがあるかもしれないですね。

結び

今回は、大野さんとの対談の内容をnoteさせていただきました。

大野さんとの対談企画は初めての試みでしたが、ボクにとってもインターン生にとっても気づきのある対談だったと感じています。特に、純粋な意図が持つエネルギーが社会と繋がり合うためにとても大切なものだと感じたことが印象的でした。社会と繋がり合いながらも自分の純粋な意図がどこにあって、どこに向おうとしているのかを知るプロセスがとても大切な気がしています。

もし今回の対談内容を読んでいただき、感じたことや考えたこと、「こんなことを話してみたいな」と思ってくださった方がいれば、ぜひご連絡ください。一緒に何かを学び合えたらとても嬉しいです。

▼対談させていただいた大野さんのnoteはこちらです。
https://note.com/seijiohno

▼連絡先
メール:yuto.kobori@reapra.sg
facebook:https://www.facebook.com/yuto.kobori/

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。


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