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【感情との対話】対談③感情に向き合いながら、社会と繋がっていく

みなさん、こんにちは。ご訪問いただきありがとうございます。現在Reapraという事業投資会社に所属している小堀です。今回の投稿は、前々回から引き続きお届けしていた対談企画の最終回となっています。

前回は、感情に気づくことの大切さと向き合い方について書かせていただきました。今回は感情に向き合いながら、社会と繋がっていくことについてお話ししたことをnoteに書きました。これまでの対談記事はこちらからご覧いただけます。

【感情との対話】対談①感情に気づくことの難しさ|小堀雄人(kobotin)|note
【感情との対話】対談②感情に気づくことの大切さと向き合い方|小堀雄人(kobotin)|note

今後も対談やインタビューなどを通じて「感情との対話」の学習の輪を広げていきたいと思っていますので、ご興味ある方はぜひご連絡ください。どうぞよろしくお願いします!

感情との向き合いと他者に頼ること

Aさん:
前回も話したのですが、ぼくは1人で自分自身の感情に気づくことに難しさを感じています。だから誰かに頼れるといいなとは思いつつも難しいです。そもそも、頼ることに苦手意識があり、避けてしまいます。頼ることは無能さの証明という風に感じてしまっているので。

ぼくは、相手に対して自分が価値があることで繋がろうとするので、逆に頼られることにはウェルカムで基本的に何でもイエスって言っちゃうんです笑

そうしてやることが増えていって、自分の中で完結するようなことがおざなりになってしまいます。例えば家めっちゃ汚いとか笑

自分の理想としては、頼らないといけない場面で、相手に限らず頼ることができたらいいなと思っています。ここは自分の感情を誰に話すかという部分でも関係がありそうだなと感じました。

小堀:
Aさんの話を聞いていて頼り方にもステップがあるなと思いました。まずは頼ることが難しいと気づくこと。そして今の時点で頼ることができる人に頼ってみること。その上で、相手が誰であれ頼ることができること、という風に少しずつ進んで行ければいいと思います。

ボクは小さくチャレンジすることをbaby stepと呼んでいるんですが、今の自分にとってのbaby stepは何か?と考えられるといいかもしれません。

ボクは最初から100人に頼ることは無理だと思っているんです。でもこれは悪いことではなくて今まで頼ってこなかったからしょうがないことだと思っています。だから、まずは頼れるひとを4人見つけてみるといいかなと思っています。

これは人に聞いた話なんですが、1人の子供を育てるのに4人の大人がつくといいそうです。今は核家族や実家が頼れなかったりと環境が変わってきてワンオペ育児などもありますよね。でも今の環境はもともとの人間の成り立ちから考えるとゆがんでいて、昔は4人の大人がつくことが普通だったんです。

実際にボクも奥さんのご両親がサポートしてくれていてそれがすごく助かっているんです。近くに頼れる存在がいることが自分や奥さんの安心感に繋がっていると実感しています。なので感覚的にこの話は正しいのかなと思っています。

でもそれってたぶん子育てだけに通じる話ではないと思うんです、仕事でも同じなんじゃないかなとボクは思います。だから頼れる人が4人パッと想い浮かべられるかって大事なのかなと思って自分は軸にしています。最初は4人じゃなくても頼れる人、相談出来る人が1人でもいるかを振り返ってみるといいのかなと思いました。

Aさん:
たしかに、最初から全部できるわけないですよね。難しいですね。

感情との向き合いと動機と目標

小堀さん:
ボクも最初はすごく難しさを感じていました。ただ、それでもこの感情との対話をテーマにして実践し続けられているのは、このテーマを進めることで自分の周りで良くなりそうなことがいくつかあったからなんです。

その良くなりそうなことに気づくことが大事な気がします。そうじゃないと結局どうなるのか分からなくて、このままでいいやってなってしまうと思うんですよね。

Aさん:
学習を進める上での動機づけについては最近気づきがありました。ぼくの人生をかけてエネルギーを費やしたいと思えるライフミッションは、3年前から変わっていなくて、幸せな家庭を築きたいと思っています。

その上でパートナーとなるひととの繋がりが大事になると思うんです。パートナーに自分の感情をちゃんと伝えたり相手の感情をくみ取れたりしたいなという思いもあり、感情との対話を学習したいという動機を持ち始めました。

ただ3年前に変わろうと思ったときから、あまり変わっていなくて。モチベーションが違うのかな?と考えたことがあったんですが、やっぱり幸せな家庭を築きたいという気持ちがありました。

そのときに目標が大きすぎたということに気づきました。恋人や友だち、仕事など、足下を見たときにもっと近場での目標設定が必要だったんです。遠くに理想があるだけではなかなか変わるのが難しいんだなと思いました。

小堀さん:
ボクも同じように思っています。近場の目標があるとこれまでとは違った取り組み方やアクションがとれると思うのですごくいいなと思います!

最初はそれがプライベートのなにかかも知れないし、時間軸も相対的に短くなると思いますね。生涯をかけてやろうとしてたことを、ブレークダウンしていくので。

今日1日どうだったらいいかな?とか、このミーティングがどうだったらいいかな?と少しずつ積み重ねていって、振り返ってみると大きな進歩が感じられるかもしれないなあと感じました。

感情と向き合いながら、社会と繋がっていく

Aさん:
【感情との対話】書籍紹介:利他性の経済学 - 小堀雄人(kobotin)

この回のnoteでも触れられていた、日々の感情と向き合うことで、社会のマクロなトレンドに対しての向き合い方にも変化があったという話についてお聞きしたいです。どういう感覚だったのか気になりました。

将来的には自分が築きたいと思っているような関係性を他の人にも広げたいと思っています。たぶんぼくみたいな人ってたくさんいると思うので笑

そういう人達に少しでも安心して感情を表現したり頼ったりして繋がっていける場所ができればいいなと思いつつ、そこと足下の自分が繋がっていなくて遠い未来な気がします。

小堀さん:
自分は感情に気づくことや対話することをこれまでやってこなかったので、そこに敏感になっているかもというのは前提で話します。

結局、社会で起きてることは、ひとりひとりの感情の積み重ねだと思っています。自分の感情に敏感になることで、他者の感情も受け取れるようになったという感覚なんですね。

その点が線で繋がっている感覚があるんです。

今起こっている戦争も、昔はなんで戦争をするのかや、戦争をする側の人の気持ちが全然わからなかったんです。良くないことだからやめた方がいいとただ否定するだけで。もちろん、戦争は絶対にあってはならないという前提です。

でも感情との対話をはじめた今のボクは、戦争を意思決定する人の感情は、一側面からだけだと捉えきれないものもあるのかなと思ったんです。それで、あえてその視点をとるために、戦争を意思決定している人を支持するメディアを意図的に追ってみることにしました。そしたら「ぼくたちは攻められた」ということをずっと言っていたんです。そういう見方なんだなと、戦争をする側の認識を知れたんです。

そのときに、怖いんだろうなって思ったんです。恐怖とか不安に対して閉じこもる人もいれば、攻撃というかたちで表現をする人もいるんだなと。

そうやって感情から構造を捉えられるようになったというのが正確な表現かも知れません。

ボクが感情に敏感になったからといって、他の人の感情を100%理解できる訳ではないし、ミクロな自分の動きからマクロな社会の動きを全て説明できるとは思っていません。でも間違いなく一側面として人の感情が社会を動かす何かになっているのだと思います。

だから自分の感情に気づくことが、社会で起きてる出来事の裏側や周辺にいる人達の意思や感情に気づくことに繋がるのだと思っています。

Aさん:なるほど。思ったことがあったんですがうまくまとまらないのでまた伝えさせてください。

結び

今回は感情との向き合いが未来や社会に繋がっていくことについてお話しました。

もし今回の対談内容を読んでいただき、感じたことや考えたこと、「こんなことを話してみたいな」と思ってくださった方がいれば、ぜひご連絡ください。一緒に何かを学び合えたらとても嬉しいです。

▼連絡先
メール:yuto.kobori@reapra.sg
facebook:https://www.facebook.com/yuto.kobori/

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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