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【感情との対話】対談①感情に気づくことの難しさ

みなさん、こんにちは。ご訪問いただきありがとうございます。

現在Reapraという事業投資会社に所属している小堀です。今回の投稿では、初の試みとなる対談企画の模様をお届けしたいと思っております。まずは社内でお声がけをしたところ、対談企画に参加したいと手を挙げてくださった方がいました。

約1時間、お互いの興味関心や体験をベースに「感情との対話」についてお話させていただき、ボク自身もいくつもの気付きがある時間となりました。

今後も対談やインタビューなどを通じて「感情との対話」の学習の輪を広げていきたいと思っていますので、ご興味ある方はぜひご連絡ください。どうぞよろしくお願いします!

対談のきっかけ

Aさん:ずっと小堀さんのnoteを拝見していて、お話してみたいと思っていました!自分の中である気づきがあり、今回対談に手を挙げさせてもらいました。

これまでの人生を振り返るなかで、「自分の感情との対話や、自分の感情を発露させることで人と繋がっていくこと」に自分の本当の願いがあることに気づいたんです。

今までの20年間、自分の感情を無視することが多く、だからこそ感情に向き合うことに難しさを感じています。特に他者に感情を伝えるときは、相手がどう思うか?相手にどう思ってほしいか?を考えて伝えてしまいます。

なので、今日は
・感情に気づくことや他者に感情を伝えることの難しさ
・感情に敏感になるために、そしてそれを他者に伝えるためにどうしているか
・ミクロな自分自身のありたい姿とマクロな社会をどうつなげているのか(参考:【感情との対話】書籍紹介:利他性の経済学 - 小堀雄人(kobotin))
についてお話を聞いてみたいです。

感情に気づくことの難しさ

小堀:自分が感情との対話を始めたばかりのときに感じていたこととすごく似ています。

ボクも最初全然わからなかったです。感情の構造の理論を頭では理解できていたんですけど、やり始めてみると自分の中に何が起こっているか感じられなくて....笑

例えば、目の前で交通事故が起こったとしてもボクのこれまでの習慣だと「あ、交通事故起きた。」と客観的な事実として捉えるだけで終わっていました。これが良い悪いという訳ではないんですが、自分の身を守るために感情を発露させないようにしていたんです。だから自分の感情がどうなっているのか最初は全然分からなかったです。

 Aさん:すごく共感できます。ぼくの場合は、例えばさっきの交通事故の話だと、交通事故は世間一般には悲しいものだから「悲しい」って言わないといけないみたいな感じなんです。

自分が尊敬するひとや自分が嫌われたくない人はどう思うんだろう?と考えてそこに感情を寄せようとするんです。でもそこの沼にははまりたくなくて....。

感情の振り返りを社員さんとするときも、始めたばかりのときは社員さんに「Aくん、それ自分のためにやっていないよね?」と言われてしまいました。

その指摘は図星で、社員さんに見られることを前提にこれは取り上げた方がいいなという感情ばかり拾ってしまっていたんです。気づいたらそうなっていました。

 小堀:めっちゃわかります。ボクは怖いなと思っている人や緊張感のある場だと同じように感じますね。逆に相手に対して安心と安全を感じているときには、感じたことを素直に話せています。

Aさんにも、相手を感じ取ろうとするときと、自分を感じ取ろうとするときのグラデーションがあるのでは、と思ったんですがいかがですか?

 Aさん:緊張感を感じる場とそうでない場はあるんですが、ぼくは誰に対しても相手を感じ取ろうとしてしまいます。

例えば自分の恋人でもそうで、相手が喜ぶことや、してほしいことが何だろうと常に考えてしまうんです。だから、「優しいけど、Aが何をしたいか分からない」と言われてしまいます。

友だちといても、楽しいしありのままでいられる感覚はあるけど、みんなが楽しめる環境を作りたいという気持ちに駆られてるなと感じます。それがぼくらしさかも知れないんですが。

小堀:相手に対してどうなっていたら理想ですか?

Aさん:価値を介在しないで繋がれることが理想です。

相手に対して価値のある人間でなければならないという囚われが強いです。だから相手に依存するコミュニケーションになっちゃうのかなという理解をしています。

一方で、価値を介在しない、自分のありのままの姿が何かまだわかっていないです。ただ人のことを気にしている自分は何か違うのでは?という感覚があります。まずは、ありのままの自分を理解するために、感情の理解を始めました。

小堀:ボクも同じ苦しみがあるなと感じました。

相手を慮ってその範囲の中で自分がやりたいことをしようとしていて、自分の思いだけで行動するのは心理的なハードルがあります。例えば、新しいものを買うときは必ず事前にメルカリをチェックするんです。笑

相手を納得させる必要があると勝手に思って保険をつくろうとするんです。

結び(編集後記)

今回は、対談のきっかけを振り返るなかで、改めて自分の感情に気づくことの難しさについてnoteさせていただきました。

実践してみることで分かる難しさがあり、皆さんのなかにも同じような難しさを感じている方もいらっしゃるかもしれません。次回は、感情に気づくことの大切さと向き合い方について対談した内容をシェアさせていただきます。

 もし今回の対談内容を読んでいただき、感じたことや考えたこと、「こんなことを話してみたいな」と思ってくださった方がいれば、ぜひご連絡ください。一緒に何かを学び合えたらとても嬉しいです。

▼連絡先
メール:yuto.kobori@reapra.sg
facebook:https://www.facebook.com/yuto.kobori/

 今回も最後までお読みいただきありがとうございました。






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