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未経験が基本情報技術者試験に一発合格した話 (Python)

・はじめに

この記事をご覧いただきありがとうございます。
IT業界に踏み出す一歩として、資格を取ることを目標にされている方へ向け、わたしが実際に行った勉強法をご紹介していきたいと思います。

お話をする前に、まずは私のスペックからご紹介いたします。

・文系大学生
・ITの勉強を始めて半年ほど

そんなわたしが、IT業界に勤める社会人にとっての登竜門でもある、基本情報技術者試験に約4ヶ月ほどで一発合格できたお話・学習方法についてを共有して行きたいと思います。

・基本情報技術者試験とは

基本情報技術者とは、「情報処理の促進に関する法律第29条第1項」に基づいて経済産業大臣が行う国家試験「情報処理技術者試験」の区分の一つです。
対象者像として「高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能を持ち、実践的な活用能力を身に付けた者」というように試験要綱には記載されています。
その名前の通り、主にプログラマー・システムエンジニアなどのIT職に従事する人、あるいはこれから従事しようとする人達を対象とした試験です。試験ではIT業界で働くために必要な基本的知識を持っているか、情報処理に必要な論理的な考え方はできるかどうかなどを試される問題が出題されます。また経営やマネジメントについてもある程度の知識が問われるため、試験勉強を通して全般的なIT力の向上が望めます。
                   基本情報技術者ドットコムより

・勉強法 概要

試験の問題内容やテスト形式などは公式HPを参考にしてください。
試験は午前と午後に分かれており、問題形式は大きく異なります。(午前は知識選択問題・午後は読解型問題のような感じです)
以前まで(令和1年秋)は1日でどちらも受ける形ではありましたが、コロナの影響でCBT方式(PCによる試験方式)に変更され、期間中に好きな日にちで予約することが可能となりました。(午前・午後どちらでも先に受けることが可能)

・ステップ 1

「キタミ式を1周する」

基本情報技術者試験の教科書のようなものです。他にもいろいろな参考書がありますが、図解やイラストなどで誰でもわかるようになっているため、キタミ式で勉強することをお勧めします。

・ステップ  2

「過去問道場で午前問題を解きまくる(5回分以上)」

親切なことに、基本情報技術者試験では過去問がWEB上に掲載されています。特に過去問道場(サイト)では解説もついています。
インプットはキタミ式でさらっと行い、アウトプットを過去問で行う形が最も効率が良いです。わからなかった問題は解説を読んで理解を深めていき、どんどん進めて行きます。
※この時点で合格点が取れそうになったら、本番(午前)に望んでください!

・ステップ 3

「午後アルゴリズム対策」

本試験のいちばんの難所といえるアルゴリズムを対策していきます。
なぜ難所なのか?
まずは午後の配点を確認して行きましょう。

『午後』
情報セキュリティ 20点
選択問題 × 2 15点
アルゴリズム 25点
プログラム言語 25点

以前の基本情報技術者試験とは配点が変わり、アルゴリズム・プログラム言語だけで50点もあります。
つまり、アルゴリズムが苦手な人にはかなり厳しい試験になったといえます。(ちなみに私は大の苦手だったのでかなり苦戦しました)

対策としてはまず、『うかる! 基本情報技術者 福嶋先生の集中ゼミ』の本で基礎から学習して、とにかく過去問を解きました。
参考書の付録として、過去問の解説動画も見ることができるので、アルゴリズムが苦手な方はぜひおすすめです!

・ステップ4

「午後過去問を解く(15回分)」

あとは本当に、過去問をときまくります!(過去問道場)注意した点としては、解き終わった後にわからない・あやふやな問題は必ず解説を見て理解することでした。
※選択問題に関しては、最低でもテクノロジ系の分野を3つ・マネジメント系は全て勉強しました。

最初は全く分からないし、ボロボロでしたが、なんども挑戦すると次第に点数が安定してきます。というより、ほぼ読解問題のようなものなので、努力あるのみです!

・ステップ 番外(プログラム言語)

「慣れるまでコードを書いてみる」

わたしはPythonを選択しました。
というのも、実務未経験なためどんな言語でもいい・今後使えそうな言語がいい、という理由からPythonを選び勉強していきました。

Pythonに関しては、過去問がないため基本的に下記参考書を買い勉強していきました。

1つ目の参考書は、基本情報技術者試験にあわせて出版された本です。こちらは基礎的な文法や、他の言語の過去問をPythonに直した問題などがあるため、擬似問題としてうまく活用することができました。

2つ目の参考書は、簡単にゆうとアルゴリズムの内容をPythonで理解する内容でした。Pythonの参考書は数少ない中、この本のおかげでPythonに慣れるだけでなく、アルゴリズムの理解を深めることができたため、非常にお勧めの本になります。

・結果

午前 87.5点
午後 約73点

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・さいごに

今回から初めてのCBT形式ですが、正直な感想は
午前はやりやすい
午後はめっちゃやりずらい

でした・・・

特に午後は、問題の読解をする内容のため、ページをスクロールしながら細かな文字を150分も見続けるのは狂気の沙汰です(笑)
(マウスのスクロールの音が尋常じゃない爆笑)

また、書き込みの紙もA41枚のため、必ず途中で新しい紙が必要になると考えておいた方が良いと思います。(私は3回おかわりしました)

さいごまでご愛読ありがとうございました。


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