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「Museun Start あいうえの」のすばらしさを伝えたい!!

いろいろあるけど、夏休みは夏休み。なのですよ…。そんなこんなで当選しました、「Museun Start あいうえの」ファミリー&ティーンズプログラム「SDGsで探究!名建築を見る」に参加してまいりました。

1.「Museum Start あいうえの」ってなに?

「ミュージアムでの特別な体験を子どもたちに届けたい!」という気もちでスタートした「Museum Startあいうえの」。

上野公園内には9つの文化施設があります。東京国立博物館、上野の森美術館、国立西洋美術館、東京都美術館、上野動物園、国際子ども図書館、国立科学博物館、東京文化会館、そして東京藝術大学です。この9館連携プロジェクト。おもしろくないわけがない!

子どもがいると、美術館い連れて行きづらい(うるさいし、走るし、飽きるし)という方は多いのではないでしょうか。

あの子はあんまり好きじゃないかも。飽きて走っちゃうかもしれない。そうしたら怒られちゃうだろうし…とか言って足が向かず、しかし、小学生になったら本人が忙しくなってしまって行けなくなって、その間にさらに暴れん坊の下の子が…みたいな悪循環。

かくいうわたしもそうでした。

しかし、美術館、博物館ってそもそもそういう場?「Museum Startあいうえの」はこういいます。

子どもたちがmuseumで文化財をはじめとする貴重な展示物に出会うことは、文化財への関心を深めながら、自分が暮らす社会に参加していく機会になります。世界から本物が集まり、多様な価値観に出会い考え学べるところがmuseum。のびのびわくわくした学びの場です。Museum Startにはすべての子どもがよい形でmuseum体験をスタートしてほしいという思いが込められています。

そのために、いろいろのプログラムを実施しています。今回わたしたちが参加したのは「SDGsで探究!名建築を見る」です。では、新しいmuseumの楽しみ方をスタートしましょう!

2,SDGsを学ぶ

さて、改めて復習しましょう。SDGsとはいったい何のことなのでしょう。言葉としてはよく聞きますけども。ちゃんと答えられる人、どれくらいいますかね?(じつはまだあいまい…ということで調べなおしました!)

SDGsとはSustinable Development goalsの略。日本語では「持続可能な開発目標」と言われますがわかりづらいですね。2015年9月の国連サミットで採択されました。2030年までの国連加盟国で達成するために掲げた目標のことなんですね。大きい目標が17。その達成のための具体的目標が169あります。ここまでは知ってる!

SDGs17の目標はこちら。

①貧困をなくそう。②飢餓をゼロに③すべての人に健康と福祉を④質の高い教育をみんなに⑤ジェンダー平等⑥安全な水とトイレを世界中に⑦エネルギーをみんなに、そしてクリーンに⑧働き甲斐も経済成長も⑨産業と技術革新の基盤を作ろう⑩人や国の不平等をなくそう⑪住み続けられるまち作りを⑫作る責任、使う責任を⑬気候変動に具体的な対策を⑭海の豊かさを守ろう⑮陸の豊かさを守ろう⑯平和と公正をすべての人に⑰パートナーシップで目標を達成しよう

これで17個。わかったようなわからないような…

実際、これではわかりづらいのでしょう。①貧困をなくそう、②飢餓をゼロに、などの大目標(とここではいいます)に対してそれぞれ10個くらいの具体的な目標があり、(それをターゲットと呼びます)そこには具体例(例えば、一日1.25ドル未満で生活する人を世界中で終わらせる、とか。)があって、その169のターゲットで数値化できないものはさらに232の指標を作るというほんとに細かくてわかりづらい仕組みなんです。

で、大事なとこなんですが、これだけ具体化、具体化に落としこむ、ということはそれを定期的にモニタリングしている、ということなんです。国連でその組織を作っています。前国連総長バンキムさんによって立ち上げられたNPO団体でその進捗が一目瞭然にまとめ上げられている、という徹底っぷり。

今まで企業は「儲けたお金の一部やあまった分(税金対策)で社会によいことをしよう」という考え方でしたが、これにより、本業を通じて社会を変えていき、かつ儲けようね、という風に変わらなければいけない、ということなのですね。

で、話を戻します。「Museun Start あいうえの」にとってのSDGsとはなんんなのだ?ということです。

museumにとって「持続可能な開発目標」とはなんなのか。そもそもmuseumは「慈善施設であり、公益財。地球を救い、地球を癒す」ことがミッションで、「世界が必要としている変化を起こすための能力、クリエイティビティを持っている。」とされています。例えば、コミュニティの記憶を保持したり、人々の公正な機会を守ることもできるのです、と。

そこで「Museum Startあいうえの」では、「美術館の社会的役割を少しでも理解できるように」と「100年のこしたいもの」はなんなのか、と考えました。そこで建物そのものに注目をし、身近なものから「残すべきもの」を考えるきっかけにしてほしい、ということなのだと思いました。

そんなこんなで東京都美術館へ。いよいよ、東京都美術館の不思議を発見していきます!


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