見出し画像

知能検査の結果

知能検査のフィードバックを受けてきた。

知能検査を受けた理由は、ADHDの私が自分の得意不得意を知って、少しでも生きやすくなれればと思ったから。

「こんな自分でも楽しく働いて生きているよ」という姿を娘に見せてあげたかったということもある。

詳しくはこちらに書いてます。


で、結果はどうだったのか。


個人内差やばい


少し解説させてください。



私の受けた知能検査WAIS-Ⅳ

「知能」と一言で言っても、いろいろな種類の知能がある。
私が受けたWAIS-Ⅳという知能検査では、次の4つの指標がある。

言語理解

文字通り、言葉による理解。
言葉の抽象的概念の把握とか、語彙力とか一般常識とか。
ちなみに私はこれが一番高かった。

知覚推理

目で見たものの理解や整理、そこから推理する力。
分類したりパターンを見つけたりする力とかも入るっぽい。
この項目では図形の問題をたくさんやったな。

これは2番目に高かった。

ワーキングメモリ

一時的に情報を頭に置いておく力。
耳で聞いた情報を覚えて頭の中で整理するとか。
頭の中の作業台との言われたりする。

私の場合、これだけがガクンと低かった。
いわゆるグレーゾーンってやつ。
まぁ知ってたけど。

処理速度

単純作業的なのをいかにミスなく素早くできるか、という力。

私はここもすごく弱いだろうなと思ってたら、意外と良かった。

私の場合…

全体的に私のIQはなかなかに優秀だった。
けど、
まぁーワーキングメモリがやばいww
この項目に関しては、時代が時代ならば「知的障害」とされていた数値。
(1970年代以降、知的障害の定義が改定されたので今はグレーゾーンの位置にあたる。まぁ実際は総合的なIQを見るのだけど)

指標間の差が15以上だと「個人内差が大きい」とされ、
発達障害の人によく見られる特徴なんだとか。
つまりだいたいの人は指標間の差は15以内ってことか。

私はその差40以上あります

凸凹えげつない。
うん、生きづらいよね。

耳からの情報に弱い。
確かに日本語であってもテレビや動画は字幕が欲しい。

一度にいろんなこと言われると、「ちょ、ちょっと待って…」となる。

メモがないと覚えてられないのに、メモを取るのも苦手。
(聞きながら頭の中で情報整理して、要点だけメモするの難しい)


数学/算数で言えば…

頭の中だけでやる計算問題(ワーキングメモリ)が苦手で、
図形(知覚推理)はそこそこ得意で、
証明(言語理解)が一番得意。

先生の話聞くより、自分で教科書読んで勉強した方が点数が取れる。

とにかく口頭でのやりとりだと、どんどん頭から情報がこぼれ落ちていき、抜け漏れがすごいことになる…

ということで、対策

仕事を楽しむ為、
そして日々の生活の質を上げる為に、
徹底的の自分の頭(記憶力)を信用しないことにした。

自分ですること

頭の容量が小さいなら、情報は外出しにしてしまえばいい。
とにかく書き出しまくる。

・考えたこと、思ったこと、感じたこと
・買うもの
・やること
・1日のスケジュール
・買ってきたものの賞味期限(冷蔵庫にホワイトボード貼り付けてる)

基本スマホ手放せないw

職場にお願いすること

・できるだけ情報は文で欲しい

・口頭の場合はできるだけ短く、簡潔にお願いしたい

逆に得意なことはお勉強系で、自分で書籍を読みながら専門性を高めていくことに関しては苦にならない。
短期記憶はダメだけど、長期記憶にしちゃえばこっちのもの。
なにかと分析して傾向やパターンを見つけるのも得意。

復職先で期待されているのもアドバイザー的な業務なので、
口頭での情報が飛び交う現場より、自分のペースで情報を整理できるリモートメインで勤務させて欲しいなぁ…
月数回の現場出勤だとありがたい。
(人間関係のゴタゴタを避ける為にも…
ストレスは私のADHDっ気を爆増させるので。)

恐らく発達障害には理解ある職場だと思う。
求められているところでより貢献する為にも、いくつか勤務形態のパターンを提案できるように考えておこう。

うまくいくといいな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?