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カチューシャをチョーカーに。

ビーズのチョーカーを作りました。最近また流行っていて、可愛いですよね。

私が初めてビーズに興味を持ったのは小学生の頃です。母と手芸店でビーズや教本を探し、ブレスレットや指輪を作りました。ビーズの色や大きさ、種類によって違う印象になるのが楽しくてワクワクしました。ハマっていくうちにチワワや女の子のチャームに挑戦しましたが、どこか歪な、よく言えば愛嬌のある仕上がりに。

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自分なりに難易度を上げるうちに、今この図の何番目のビーズを触っているのか、そもそもここまで合っているのか大混乱。私は算数の展開図の問題は苦手だし、地図も1回では読めないので、ビーズの解説が分からないのは筋が通っている!と心の中で謎に納得した記憶があります。次第に手が伸びなくなってしまい、最後の作品は(おそらく)未完成の不思議の国のアリス。頭部に針、テグスがついた状態のまま最近発見されました。かわいそう。ホラー。

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時は流れ、昨年初夏からのステイホーム期間にはモノよりもコトが消費され、様々なハンドメイドブームが活性化したように思います。ビーズもその一つで、ハンドメイド作家さんの職人技の光る作品に加え、初心者にもやさしく作れそうなアクセサリーをSNSで見かけるようになりました。それでも引き出しに眠っていたビーズを試そうかな……という気持ちが芽生えることはなく、私にとってビーズは思い出になったのだと感じました。

それが今年の初夏、昔よくつけていたビーズカチューシャが劣化しているのに気づいたのです。好きだったけどもう着けられない、でも捨てるには惜しい……。

それならリメイクしてみるか、と。

カチューシャの耳にかける部分の布テープをはずし、カチューシャのワイヤーからテグスに移すだけのリメイクと呼べるのかも怪しい、超超簡単リメイクです。丸カンなどの金具を買いに行くのも面倒で、持っていたビーズを玉にして留められる仕様にしてみました。今はビーズ本を買わずとも、YouTubeで検索すると分かりやすく解説している動画が沢山出てきます。手先が器用かつ動画まで作れる方たちに、そして多言語でも関係のない手芸の世界に感動です。

ビーズを引っ張り出し、動画を探す所から始めても小一時間で完成。カチューシャをチョーカーに復活させられたことが嬉しく、仕上がりはともかくとしてワクワクときめくのが魅力だなと思いました。


結局ビーズとテグスたちは、また引き出しに眠っています。

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