【ドイツ暮らし】ドイツで犬を飼う②
先日の記事で、ドイツでの犬のかい方(買い方?)をお話ししたのだが、
昨日、ちょうど我が家に愛犬がやってきて、丸2年経った。
2年前はコロナ禍で、それこそ散歩くらいしか外出するのが難しいくらいの状態だったので、
我が家に犬がやってきてくれて、良い意味で生活がだいぶ変わった。
そして、犬を飼ってみて気づいたのだが、ドイツのワンコは日本のワンコとは違うところが結構あるということ。
今日はそんな話を少し。
日本との犬の飼い方の違いは本当にいくつもあるのだが、
一番驚くのはどこでも犬を連れまわせること。
レストランやカフェなどは当たり前。
ショッピングモールとかにも普通に入れる。
そして電車バスも普通に乗れる。
そしてどのワンちゃんも結構おりこうさんで静かにしているのである。
私もドイツに来たばかりの頃ショッピングしていて犬同伴の方を見かけ驚いたのだが、それに慣れてしまい今はなんとも思わなくなった。
この記事を書いていて、「あ、日本ってそんな犬を連れ回せなかったんだ・・・」と思い出したところ。
電車・バスは犬料金を別途設けているところもあるみたいだが、私の住むエリアはそんなのないので、我が家のわんこをちょくちょく電車に乗って職場に連れて行ったりもしていた。
そう、職場に犬同伴で来る人も多い。
こればかりは職場のルール、というか上司の判断になると思うのだが、
私の上司も犬好きで犬同伴で来ていたことがあった。
そのため私も便乗して、犬を連れて行ったりもしていた。
犬も喜んでいたが、落ち着かない職場で長く過ごさなきゃいけないので、犬も私も最終的に結構ストレスになるので、2回くらい連れていったけど、それっきりになった。
家が一番w
もちろん、どこでも犬同伴OKというわけではなく、当たり前だが食品を扱うような店には入れないし、
それ以外でも店のルール的にNGにしているところもある。
ただ必ずと言って良いほど、そういう店の前にも犬を繋いでおける場所があるので、
たいていどのわんこも大人しく飼い主の買い物が終わるまで、外で待っているのである。
この大人しく且つお利口に待てるわんこたちだが、皆さんの想像を超えるお利口っぷりなのである。
先日、散歩していたところ、インラインスケートの飼い主・放し飼い状態の犬が同じく散歩中だった。
飼い主と同じスピードで歩くわんこ。
その時点で大変お利口さんである。
だが驚いたのは、それだけではない。
彼らの目の前の信号がちょうど赤になり、飼い主だけタイミング良く先に道路の向こう側に渡ってしまった。
赤信号だよ・・・危ないじゃん・・・と思って見ていたのだが、
飼い主が犬に向かって「ストップ」と言ったら、犬はだるまさんが転んだのごとく本当に止まり、信号の向こう側で待っているではないか。
これには驚いたし、どう躾けたのか教えて欲しいくらいだった。
ちなみに我が家の犬はそんなことできない。
普通に信号無視してこちらに来るだろう。
他にも、店の前で繋がれていない状態なのに、お座りをして飼い主を待つ犬とか普通にいる。
すごいのはこのお利口わんこたちは、近づいても飼い主以外は無視するのだ。
繋がれていなくても、飼い主以外について行ってしまうことはない。
犬が近づいても同様。
我が家の犬は犬であろうが人間であろうがちょっかい出したい大問題児なので、
店の前で飼い主を待つ犬にちょっかい出すのだが、当たり前だが完全無視される。
そのくらい皆、躾がしっかりできているのだ。
犬はドイツ生まれだと賢くなるのね。っていうわけではなく、
これは躾の賜物で、ドイツでは犬を飼った人はたいていドッグスクールに通わせている。
どのように躾けるか、とかお座り・待て、みたいな基本的なことから、
高度なことまでしっかり教えてくれる学校があるのである。
我が家のわんこ&夫も一度ドッグスクールに通ったのだが、恐ろしいくらい効果が無かった・・・
学ばなかったのは犬ではなくて夫の方。
犬は家族だから大切にしなきゃ♪みたいな間違った信念を持った夫は、
甘やかすことを優しさだと勘違いしており、どうやっても厳しくできない。
それもあり、我が家の犬は厳しい私の言うことはほぼ聞くが、夫が近くにいると聞かない。
あのおじさん、守ってくれるわ♪くらいに思ってるのだろう。
ということで、私がインラインスケートをしながら犬の散歩をする日はきっと来ないだろう。
今日はこの辺で。ciao
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