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【ドイツ生活】意外と学歴社会だったドイツ・・・②

一度同じタイトルで記事を書いているんだが、(気になる人は前の記事読んでみて!)
ドイツに住んで、そして働いていて、学歴社会なんだなーって感じることが多々ある・・・


今回も職場でやっぱり学歴?って感じることがあったので、また少しこのテーマについて書いてみたい。


日本には「転職の限界年齢」なるものがあるらしい。
というのも、35歳くらいまでは、転職しようと思っても求人・採用があるのだが、35歳をすぎると応募できる求人が一気に減るというもの。

日本人且つ35歳もそう遠くない年齢であるにもかかわらず、恥ずかしながらそのことは知らなかった。

日本にいたら、転職するのに年齢も気にしなければいけないということか。


では、ドイツはどうか。


私がアラサーということもあるのかもしれないが、就職や転職に年齢に関する壁があるように感じだことは今のところない。

というのも、ドイツでは年齢関係なく転職している。


自分の職場の話になるが、ドイツ人の同僚は、40代半ば(後半)でこの会社に転職してきたらしい。



そして最近、新しく採用された人がいるのだが、その方はなんと50代。


そして、そして、この50代の方は、この職種が未経験・・・


職場で何人もの面接をしていたのを知っていたので、どんなスーパー50代が来るのかなって思っていたけれど、



年齢よりも彼女の学歴と職歴が評価されて採用になったのでは?!と別の同僚は言っていた。


私の会社が特別なのではなく、ドイツは年齢より学歴とか職歴、キャリアやスキルを重んじている。


ドイツ人夫とも、この「転職限界年齢」について話したのだが、
夫曰くドイツでは、40代、50代での転職も十分有り得るし、むしろ経験も積んできて転職適齢期だよ!とのこと。(夫の一意見ではあると思うが・・・)


確かに40半ばで転職したというドイツ人の同僚も、その分野で修士課程まで学び、スペシャリストではある。

最近採用された50代の方は、この職種未経験だが、アメリカの有名大学を卒業し、某有名企業での職歴があるよう。


ドイツで評価されるのはそういうところのよう。


前職の会社名とか最終学歴(どこの大学の何学部)が大切みたい。


だから求人情報に年齢制限が書かれているのを今のところ見たことがない。
むしろ〇〇の分野で3年以上勤務経験必須とか、〇〇の分野で修士課程修了者のみ応募可といった、学歴・経歴に重きが置かれている。

ドイツでは修士課程修了している人も多く、自分の学歴と関連した仕事に就くのはもちろん当たり前。


私はThe文系で、言語系・コミュニケーション系の学部・研究科を修了している。

が、、、、、


日本ではその学歴に関連した仕事に就いていたわけではなく、学業と仕事は別だと考えていた。

(だから仕事しながら、仕事とは関係ないことを大学院で勉強していたw)


これはドイツだとおかしな話で、

せっかく勉強したことをなんで仕事に活かさないの?!
となる。


ドイツでは当たり前のように、経済学を勉強したら企業の経理として就職するのが当たり前だし、私の夫も自動車工学を専攻していたので、もちろん自動車関係の会社で勤務している。


これが、ドイツの考えである。


勉強したことが将来役に立つのは素晴らしいと思うが、逆に勉強してきたこと以外のことを仕事にしたいと思った時に難しいのである。


勉強したこと以外を仕事にしたければ、再度大学とかスクールで学び直す必要があるみたい。


私は今の職場で、経理関係の仕事もしているのだが、たまたま日本で経理関係の仕事をしていた経歴があったのが幸いし、今の仕事に就けた。
だからその職歴がなかったらもちろん門前払いだったはず・・・



その点、日本で経験積んでからドイツに来てよかったーと思った点である。

これからドイツ移住計画とか、ドイツで働きたいと思っている方は、少しでもいいので日本で何かしらの職歴があった方が、こっちで仕事が見つけやすくなるかもしれない。


あとは、日本ではなく海外の有名大学とかを卒業しちゃってると、一目置かれるのかもしれない。


今日はこの辺で。Ciao











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