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編集、の仕事

おはようございます。や、もはや、お昼だ。昨日は近所のゲストハウスのお手伝いがてら泊まってきました。新鮮で楽しかった^^ご飯を提供したり掃除をしたり。こんな経験も楽しいです。


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今日は、編集の仕事について。

昨日投稿した「食にまつわる仕事」とともに、「編集する仕事」も気になっています。

以前、地域情報誌をつくる仕事をしていたこともあり、そして、情報を「まとめる」ことがどうやら好き。情報や発信の周辺事はどうしても何かひっかるところではあるのです。

ただ、情報や発信って他人任せで責任がないようなところもあります。特に私が勤めていたフリーの地域情報誌は、従来型。お金をかけたら掲載できるというもの。というか、掲載しませんかと営業をして掲載していただけることで収益を得るシステムです。編集ページはこちらで発信したいことを取材し無料で掲載しますが、それは読者を釣る餌であり、未来の掲載店を釣る種まきのようなもので、ごく少ないページ数。掲載したいと言ってお金を出してくれるお店を多数掲載することで成り立つ商売でした。

私は企画営業職だったので、売れないとどうしようもない。いかに売れる企画を作るか、もしくは、企画がなくてもとにかく売れればOK。売れない企画は失敗…。元々は読者に有益な、コンセプトのある情報誌ですが、情報誌の大半ページに影響を及ぼす営業側としては、むしろ売れさえすればどんな情報でもいいような気に。徐々に本末転倒な気持ちになってきたのでした。


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8年間勤めましたが、情報誌の会社は去りました。情報と商売の葛藤だけではなく、もう1つの想いとして、表面的な情報発信は違うなと感じ始めたからでした。大衆情報誌なので様々なジャンルの顧客がいて、それぞれのお店・企業の上っ面だけを触るような、八方美人な仕事の仕方に違和感を感じ始めたのでした。

ただ、情報発信の意義は感じていました。情報発信は経営やスタッフ教育にも関わる重要なコンテンツで、変わらず興味はあったので、1つの企業・業種に絞って関われる広報職に転職しました。情報誌制作という外側からではなく、広報職という内側から世の中を攻めたいと思ったのです。

ただ、民間病院という特殊な企業は私の肌に合わず…、病院機能集約・移転という入職当初の目的を果たした段階で退職し、地域おこし協力隊として現在の山暮らしにいたります。



山暮らし当初は、「情報発信系はもういいかな」という気持ちが結構強くありました。自分の意に沿わないことは嫌だな、人の感性はわからないし合わせられても正解でもない気がするし、自信もない。せめて誰かの何かを情報発信するのではなく、自分が決めたことを発信したいと思うようになっていたからです。今も同じです。第一次情報を生み出し発信したいと思っています。

自ら生み出し、編集し、発信することであれば、その出口であるツールは情報誌だとかWEBだとかに囚われなくていい。観光ツアーの企画・催行も、伝統食材を使って開発した料理も、どれも「編集」。そう思って、観光業や飲食業や宿泊業や、いろんな可能性を探って試してきました。発信はできるから、「何」を企画編集しようかと。

…ただ、突き詰めたい「何」がピッタリこない。仕事として興味と根性が続きそうな予感がまだしないのです。そして今また、何度目かの、「情報編集…?」がぼんやりと私の中で存在感を増してきました。

食×編集??

「食」なのか、「食だけ」なのかはまだ霧の中。そして、情報とお金の問題。今はもう従来型の情報発信でお金を稼ぐ時代ではない。情報発信をすることによって、後々お金になったり変わったりする時代。なんとなく輪郭は見えてきているけれど、具体的な私の仕事・生き方としてはまだはっきりはしないです。

私の道は、私ができることでひらける。だから、安心して、不安も焦りも心配も今は楽しもうと思います。



今日も、自分を信じて


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