私が飛び乗ったのは「結婚」という列車
ずいぶん迷った。
はっきりとは覚えていないけど、ここに辿り着くまでにかかった時間は短くなかった。
友人たちは、次々に結婚していく中、取り残されたような感覚をいつも感じていたのは事実。
そして、気が付けばもう若いと言える年でもなくなっていた。
これまで恋人がいなかったわけではない。
でも、結婚なんていつでもできると思っていたし、相手だってそのうち勝手に現れる。
だからそうなった時に結婚を考えればいいや・・・。
でも、そうなるタイミングはやってこなかった。
ひとつめの決断
何