優月アカネ

2022年にデビューした駆け出しの作家兼薬剤師。医療・薬学の面白さを広めたい、という思…

優月アカネ

2022年にデビューした駆け出しの作家兼薬剤師。医療・薬学の面白さを広めたい、という思いで医療ものを中心に書いています。 詳細な経歴、実績はこちらから⇒https://profcard.info/u/PgzTdj0I2wOkyOKat7cM3Li9wDy1

最近の記事

注目部門/受賞のその後【創作大賞2024】

前の記事に多数の閲覧・スキをいただきましてありがとうございます! 何かのヒントになっていれば嬉しいです。 年末から悩まされていた目眩も少しずつ改善してきました。PCを触れる時間が増えてきたので、今日は始まったばかりの『note創作大賞2024』について書いていきます! ・創作大賞2024 今回で3回目となるnote創作大賞。今年度の概要はこちら。 いやー、めちゃくちゃワクワクしますね!? 協賛メディアも募集部門も増えてパワーアップしてます。レシピやビジネスのカテゴリが

    • 書籍化・コミカライズへの近道

      Twitter(X)では食べものか動物の写真しかあげていないため、創作関係のことはnoteで書いてみます。 今回のタイトルは『書籍化・コミカライズする近道』。この世界の片隅に入って約4年の若輩者ではありますが、その中で得た気づきやアイデアを皆さんに共有したいと思います。 商業化したいけど書き初めたばかりで何をしたらいいかわからない、自分のやり方に不安がある、創作仲間がいなくて情報が入ってこない……。私もそんなふうに思うことがあったので、この記事が少しでも役に立ったら幸いです

      • ラジオの話

        2023年内に振り返り記事を書くはずが、気がつけばもう3月になってしまいました。 この間実はさまざまなことが起こっていまして、自己嫌悪に陥ったり、自分のあり方を見直していたりと、人生の中でもなかなかない立ち止まった期間でした。 そんでもって更に現在進行系で体調も崩してまして、めまいのループに悩まされてます。薬を飲み、目を休め、ストレスを溜めないようにスローペースで過ごしてるんですが、「良くなってきたかな!?」と思ったころ再び回転性のめまいに襲われる……を2ヶ月ほど繰り返して

        • コミックス発売と受賞のお知らせ

          こんにちは。優月アカネです。 寒さも深まってきて、暑がりの自分としてはかなり過ごしやすい季節になってきました。半袖を着て元気にジムに通ってます。 皆さまは真似をせずぜひ暖かい恰好でお過ごしくださいね。 さて今日は2つお知らせがあります! (1)「薬師と魔王」コミックス②巻発売決定! 一週間後の12月7日(木)に発売です。Amazonなど各書店サイトや街中の本屋さんでもご予約が可能です。ぜひぜひお手に取っていただけたら嬉しいです! いやー、素晴らしい表紙。帯の煽り文も最

        注目部門/受賞のその後【創作大賞2024】

          【中間選考通過】週刊少年マガジン原作大賞

          「週刊少年マガジン原作大賞」の中間選考結果が発表されました。 わたしの作品「天使の毒」が通過していました! 名前見つけたときは嬉しさより驚きが勝りました。倍率等々踏まえるとそうとう厳しいだろうなと思っていたので……。 最終結果の発表は12月下旬だそうです。チャンスをいただけることを願うばかりです。 通過作を振り返る 応募したのは「企画書部門」で、通過作はこちらです。 本コンテストのために一から考えて書きました。 事前にこちらの記事を読み、参考タイトル等も読んでから作

          【中間選考通過】週刊少年マガジン原作大賞

          【受賞しました】note創作大賞2023≪漫画原作部門≫

          note創作大賞2023の最終選考結果が発表されました。 なんと、わたしの作品が【漫画原作部門】のPalcy賞を受賞しました! 応援してくださった皆様、ほんとうにありがとうございます。 この記事では受賞作の振り返りと、中間選考は通過したものの落選してしまった作品の振り返りをしたいと思います。 受賞作を振り返る 受賞した作品はこちらです。 先日アニメが始まった「薬屋のひとりごと」や、人気作「後宮の烏」などでもお馴染みの中華風異世界が舞台ですね。そこに転移してしまった薬

          【受賞しました】note創作大賞2023≪漫画原作部門≫

          「天使の毒」企画書

          キャッチコピー ――お望み通りの薬を差し上げますが、あなた様の一番愛するものをいただきます。 あらすじ 「お望み通りの毒を差し上げましょう。そのかわり、あなた様の一番愛するものをいただきます」――誰かの死を望む者だけが訪れる薬局・サリエル。美貌の女薬剤師は来局者に対してそうささやく。 死を望む相手は自分を虐げた同級生であったり、家庭をないがしろにした配偶者であったりと様々だ。代償の「愛するもの」もまた、依頼者によって異なったものとなる。依頼者が最後に掴むのは望んだ幸せな

          「天使の毒」企画書

          こちら後宮、華の薬湯屋【第三話】

          遠乗りに出た夜、楊星さんは大きな背中越しにこう言った。 『もしここから出て家に帰りたいと思うなら、陛下から恩放を賜るしかないね。大きな功績をあげて、自由の身になるということだよ。そういう手順を踏まずに脱走でもしたら、俺みたいなのに殺される羽目になるから注意して?』 『こっ、殺される?』 ひゅっと喉が鳴った。 楊星さんは穏やかで優しいけど、その瞬間だけは氷のように冷え冷えとしたピリつきを感じた。 『あははっ。別に、脅かそうっていうんじゃないんだよ。俺の仕事は紫清城の管理だ

          こちら後宮、華の薬湯屋【第三話】

          こちら後宮、華の薬湯屋【第二話】

          「海里さーん! 薪はもっとじゃんじゃん入れてください。開店に間に合いません」 「足りなかった!? ごめんっ! あっ、薪の在庫がない! 急いで割らなきゃ!」 「十五時までに売上金を出納殿に持っていってください。今日が締め日なので。その足で御膳房に寄って夕餉をもらってきてください。今のうちに行っておかないと、昨日みたいに食いっぱぐれます」 「出納殿!? それどこ!? やばいな、まだ脱衣所の掃除も終わってないのに」 ――湯屋の仕事は目が回るほど忙しかった。 前任のお婆さんが亡く

          こちら後宮、華の薬湯屋【第二話】

          こちら後宮、華の薬湯屋【第一話】

          あらすじ(ラストまで) 補足:みどころ(キュン・エモさ) ① 主人公・海里は中性的な美人なのですが、男性に免疫がないため男湯を見るのが恥ずかしく、「顔に醜い傷があるから」と嘘をついて麻袋を被って湯屋の仕事をしています。 アクシデントが起こって、麻袋が脱げた海里の顔に顔を赤くしてしまう男性陣のシーンはとてもエモいと思います……! ② また、海里は宦官というテイで働いています。それゆえ海里にドキドキしている男性陣は、「自分はそういう性癖(BL)だったのか……?」

          こちら後宮、華の薬湯屋【第一話】