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もっと面白いものを書きたいあなたに勧める5冊!

こんにちは優月です。
前回書いた創作大賞関連記事ですが、多くの方にご覧いただけているようで嬉しいです。皆様の健闘を祈っています!

今日のトピックですが、「小説(漫画原作)を書くときの参考書」を紹介したいと思います。
学生時代の勉強でも社会人になってからの資格試験でも、なにかを学ぶときって「教科書」「参考書」を使いますよね。それなのになぜか私は「小説を書くための参考書なんて無いだろう」と思い込んでたんですよ……。あるいは心のどこかで「文学は感性による芸術だから、参考書なんて野暮だ」と決めつけて探そうともしなかったんだと思います。

処女作〜三作目くらいまでは参考書を読まず直感的に書いていて、ありがたいことに商業化や受賞もしたんですが、「もっと面白いものを書くにはどうしたら良いんだろう」と自問自答するようになり……。Google先生に訊ねたところ、いわゆる「書き方本」があることを知ったんですね。アテになるのかな? と半信半疑ではありましたが、読むことも経験だと思って手を出してみました。

先に結論を言いますと、100%読んでよかったです。
魅力的なキャラクターの作り方とか、ストーリーの構成方法とか。なるほどねと納得することや、すぐにでも取り入れられる技術が多くありました。

そんなわけで今回ご紹介する5冊はこちら!

すべての作家におすすめしたい5冊

①プロだけが知っている小説の書き方 森沢明夫著

(※参考にAmazonのリンクを張ってますが、購入したら私にお金が入るとかではないので安心してください)

プロ作家である著者が、創作者から寄せられた質問に一問一答形式で答えています。「”Q”ネタがひらめきません」「”Q”プロットの作り方がわかりません」といった入門的なものから「”Q”情景描写のコツを教えて下さい」「”Q”バトルシーンを書くのが苦手です」など具体的なことまで解説しています。
アンサーの文章が小難しくなく読みやすいのがお勧めポイント。理解しやすいのですぐ試せる内容ばかりです。初めての一冊ならまずはコレを推します!

②売れる作家の全技術 大沢在昌著

プロ作家である著者が「小説講座」として受講生におこなった講義を本にしたもの。受講生が課題で書いた作品へのアドバイスも載ってるのでかなり内容が具体的。
ある程度自分で書いてみた経験があり、なんとなく自分に足りないものが把握できてる場合はこちらがお勧めかも。①の本より解説の内容が細かくてテクニカルです。
あとは作家の心構えとか業界のあれこれも載ってます。小説家としての立ち回りなんかもすごく見えてくるものがありました。

③「感情」から書く脚本術 心を奪って釘づけにする物語の書き方 カール・イグレシアス著

すごい分厚いんですけど大切なことがたくさん書かれてます!脚本とありますが小説や漫画原作にも全然共通している内容なので気にしなくてOK。
読者の感情を動かすことがヒットの秘訣だと提唱していて、そのためにはどうしたらよいかというのが具体的に書かれてます。読者の感情を揺さぶるキャラクターとは? 物語とは? セリフとは? といった感じ。
例として挙げられるのがハリウッド映画なので、映画が好きな人は読み物としても楽しいと思います。(わたしはハリウッド映画はあまり見ないんですが、理解できたので大丈夫です)

④漫画原作㊙の書き方 小池一夫著

⑤マンガ原作の書き方 大石賢一著

最後④⑤は漫画原作向けなので一緒にご紹介。
あくまで個人的な感覚ですが、漫画原作と小説は作り方がまったく違う気がします。脳の使う部分が違います。もちろん共通してる部分もあるんですが…なんて言ったらいいんだろう、私は小説のノリで漫画原作を書こうとして躓きました(笑)
漫画原作には漫画原作のコツとか押さえておくべきポイントがあるんだということをこの本から学びました。漫画原作者を目指す場合は一読をお勧めします。
※小説メインで学びたい方は①②③、漫画原作メインの場合は③④⑤が特にお勧めです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
こういう本があることを知らなかった方、知っていたけどどれを読むか悩んでいた方。なにかのヒントになれば幸いです。
そして私がこれらの本を買うときに苦労したんですが、発売から時が経っている御本はお値段がすごいことになってるんですよね……!
Amazonの中古本だと手が出ない価格だったりするので、メルカリやお近くの古本屋を覗いてみると手頃な価格で入手できるかもしれません。

それではまた次の記事でお会いしましょう。

優月アカネTwitter

https://twitter.com/akaneyuzuk


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