マガジンのカバー画像

戦後現代史に迫る

18
運営しているクリエイター

#アメリカ

核抑止・拡散防止と被曝体験

こちらで広島への原爆投下について疑問点を提示したが、仮に広島への原爆投下がアメリカ軍によるものではなかったとしたら、一体なぜその話は常識として定着しているのだろうか。

原爆投下と冷戦体制

まず、一番大きな要因として、第二次世界大戦後に構築された冷戦体制において、核抑止というものが重要なテーマとなっていったということがある。もっとも、この問題については、逆に核抑止がありきで冷戦体制が構築されたと

もっとみる

広島文脈の結晶・宏池会の源流6

これまでの流れは、

話は戻って、昭和33戊戌年(1958年)9月11日、藤山愛一郎外相とジョン・フォスター・ダレス米国務長官の日米外相会談が行われ、アメリカが(旧)日米安全保障条約の改定に同意し、10月4日安保条約改定のための第一回日米会談が開催された。一方、この動きの中で、ソ連も9月30日 にノヴァヤゼムリャで核実験を実施した。

そんな中、10月8日に政府が警察官職務執行法(警職法)改正案を

もっとみる