開聞岳へ
こんばんは。NLPコーチで、看護師が伝えるヨガとピラティスの教室リベロヨガを主宰しています松岡恵美子です。
性懲りも無く、今日も山を歩いてきました。今回の山歩きの旅の最後は、開聞岳。薩摩富士と呼ばれるのも納得のシルエット。美しいです。
ルートは開聞ふれあい公園からのピストン。前半5合目までは富士山の砂走りを思わせる砂礫の道。後半は岩場が多く、ハシゴやロープもあり。前半後半で印象がガラリと変わるお山でした。海なし県民の私は海を間近に見ながら歩くのが新鮮!
最後はよじ登ってく感じ、と聞いたけどまさに。山頂はひんやりしているものの風はあまりありませんでした。
少し前をちいさな犬と一緒に歩いていたおじいさんが、9合目を過ぎる辺りで引き返して来られて怪我でもされたのかと心配になって聞いたら
「上着を持ってないから寒いし、ここまでで引き返す」とのこと。
確かにおじいさんは半袖Tシャツ。見るからに寒そう。
あとほんの少しだったし、こうして山頂にいると山頂の方が風が吹き抜けないから寒さをそこまで感じない。そのおじいさんに教えてあげたかったな…と思わず思ったのでした。
無理に突き進まなかったおじいさんの選択は、ベストだと思う。たかが上着一枚の話なんだけど、数時間歩いた最後に撤退する事になる事だってある。準備をどこまでしておくか、していないかで得られる結果が変わってしまう。
人は最善を尽くしていることも、チャンスを掴むには準備が大事なことも、どこでにもNLPの学びがあるなぁ、とバーナーで湯沸かしをしながらぼんやり。
これを頂くのを楽しみに歩いたと言っても過言ではない、朝食を頂いたお店で拵えて頂いた お弁当とお味噌汁。ひと口食べてはにんまり。削りたての本枯節を使ったお味噌汁を山頂でなんて、なんだこの至福の時…。
美味しくお弁当を頂いて、コーヒーを飲んでのんびりしていたら、1時間も居座ってしまいました。
下山後はとっても楽しみにしていた「たまて箱温泉」へ。
大きな外風呂があって、男女が日替わり制になっています。
そう。日によって見える景色が変わるのです。ちょうど私がカウンターでチケットを出して感染対策の用紙を書いている横で、おじさまが「今日は開聞岳が見られないの?」と尋ねてみえます。
今日は女性のお風呂が開聞岳側。聞いても変わる訳じゃないけど、思わず聞いてしまったんだろうなぁ。おじさまの気持ちはよーく分かる気がします。
たまて箱温泉のHPはこちら。砂むし温泉も併設されているのですが、今は臨時休業中。(再開未定)次に来る時には蒸されてみたいものです。
頭と身体を洗い、外のお風呂へ。湯船が大きくてびっくり。しかもホントに目の前に海が広がり開聞岳がドーンと鎮座ましましています!浸かると水平線と浴槽の水面がひと続きになっているかのよう。
大浴場からの景色は写真撮影できないので、アングルが若干違うけど温泉の駐車場近くから撮ったのがこちら。
湯船に浸かりながら、あの山のピークまで登ってきたんだなぁ、と感慨深く眺めます。全裸で百名山と向き合うって、なかなかない経験だぞ、とか考えたり。シュールな光景ですな。
汗を流してさっぱりしたら、お土産を調達するべく、鹿児島市内に移動です。夕ご飯とデザートが待っている!と思うと土地勘のない都市部の運転も頑張れます。
結局、私の原動力は食い気なのか…うん、知ってたよ。書いてて、どうなのさって思うけど。いいや、誰にも迷惑にならないなら、自分のご機嫌が取れる方がいいもの。
ちょっとしたお楽しみがあると頑張れる。でも、大事な事や頑張らないといけない事に関しては「そんなのは嫌だ!」が強い。
自分の扱い方を知っておくと満足度が上がるのは日々の生活でも、大事な選択でも同じなんだなぁ。
今日もここまでお付き合い下さってありがとうございました。明日があなたにとって心穏やかな一日になりますように。
松岡恵美子
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