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必要なことは、今のうちにサクサクやっておこう

今年の2月頃から、例の「禍」に巻き込まれるのを避けるため、家に引きこもるようになったのだけど、その間、家の中のものをチェックして、コツコツ断捨離を決行した。

カーテン、ボイラー、オーブンレンジ、衣服、その他いろいろ。

古くなって壊れかかっていたもの、使いすぎてボロボロになったものを処分し、新しいものに買い換えた。

たくさんのお金を使ったけど、今はそのお陰でとてもスッキリした環境のなかにいる。

どうせ引きこもるのだから、良い環境で籠もっていたい。だから、今回のこの決行は「やって良かった」と、とても気に入っている。もちろん、相談して一緒に行動した夫も、とても満足している様子。

あのとき、後回しにせず、サクサクやっておいて良かった・・・と思った。

◇◇◇

実は、この我が家の断捨離。遡れば、昨年の4月から始まっている。

昨年3月に、夫が長年勤めた職場を定年退職したので、それを機に、クローゼットや押し入れの中のものを一斉処分したのだ。

結婚以来、全く手付かずだった場所の封印を解き、「もう使わないもの」「今は要らないもの」「持っていても仕方が無いもの」をバリバリと捨てまくった。

この時は、主に衣類や書類、本、仕事関係のものだったけど、その後、更に6月には、寝具も断捨離した。

結婚したときに新調した布団。羽毛布団だけど、敷き布団はペラペラになり「せんべい布団」になったので、これを新しいものに取り替えた。

また、掛け布団は羽毛を洗浄して新しく打ち直してもらった。

更に、寝具店で勧められたムートンも導入。敷き布団の上に敷くものだけど、店頭で実際に寝てみたら(サンプルを試してみた)、すごく良かった。これは腰痛予防になると思い、かなり奮発して(夫の退職金を利用)、私と夫の分を買ってみた。

結果、あまりに素晴しい寝心地だったので、息子の分も追加で購入。

寝具を良い物に取り替えたら、睡眠の質がグッと良くなり、寝て起きたとき「身体が痛い」ということはなくなった。そして今に至っている。

その後、断捨離ではないけど、7月にTwitterで中医学の漢方薬の先生と出会い、その先生から漢方薬を注文して飲むようになった。

市販の薬と違い、中医学の漢方薬は値段が高いのだけど、以前、30代の頃、つらい生理痛をやはり中医学の漢方薬で治したことがあり、ちょうど更年期障害でしんどい時だったので、「体質改善」の願いも込めて継続して飲むことにした。今も飲み続けている。

お陰様で、「病気まではいかないけど、調子が良いわけではなく、いつも身体のどこかが具合悪い」という状態はずいぶん良くなった。

漢方薬はジワジワと効いてくれるので、私たちのような中高年にはすごくありがたい。

気圧や気温の変動の影響を受けて、体調がアップダウンすることは今も時々あるけど、漢方薬のお陰で、今は自分でコントロールできる範囲内に収まっている。

◇◇◇

体調のことで、横道に逸れるけど・・・。

年齢が進むにつれて出てくる身体の不調は、コップになみなみと水を入れて、そのコップを手に持って立っている時のような感じだなぁ・・・といつも思う。

片手でしっかりコップを持っているのだけど、ちょっとでも身体がグラついて、コップを持っている手が少しでも動くと、コップの中の水がピチャピチャと動いてこぼれてしまう。

そう、あの脆くて危うい感じに似ている。

些細なことで、いとも簡単に揺れ動きやすい体調。

天候や気圧、生活習慣、食事内容、人間関係、環境、メンタル、ストレス、いろいろなものの影響を受けながら、私たちの身体のリズムも微細に変動し、体調もグラグラと良くも悪くも揺れ動いていく。

だから、コップの水をこぼさず安定して持ち続けられるように、自分の身体の芯をを鍛えておくことが必要だ。更に、万が一、コップの水が多少こぼれてもいいように、また、こぼれてもダメージが少なく済むように、自分の身体を整えておくことも必要。

「女」という性の身体を持つと、本当に大変だ。

扱い方、使い方、自分に合った方法を見つけて、それを続けながら「養生」しなくてはいけない。

◇◇◇

ちょうど一年前から、家の中の断捨離と平行して、身体を整えていくことにも着手したんだけど、今になって振り返れば「あのとき、思い切って始めておいて本当に良かった~」と、しみじみ感じている。

一年前、更年期の身体の不調をそのまま放置していたら、今頃は「禍」に巻き込まれて、もっと大変だったかもしれない。

当時は、断捨離にしても、寝具を一新したことも、漢方薬を飲み始めたことも、その他いろいろ、全ては「たまたま思いつきで始めたこと」である。

何となく「健康になりたいなぁ」と思い、そのまま流れに乗っていくうちに、行く先々でいろんな出会いがあり、出会った人たちのアドバイスを素直に聞いて、取り入れてみたのだ。お金もたくさん使ったけど、今になったら、皆さん「命の恩人だわ」と思う。

以前の私は、思い切って大金をはたいてお買い物をすることが超苦手だったのだけど(根が貧乏性なので・汗)、今は、実際に「自分への投資」という形で必要なことにお金を使うようになり、この体験がすごく効いて、随分と鍛えられた感じがする。

◇◇◇

今の世界状況を見ると、「お金があっても買えない」ということが起きている。

「お金がなくて買えない」ということは、今までは普通のことだった。でも今は、『禍』の影響で「お金があっても買えない」「お金を使いたいけど使えない」「怖くて買いにも行けない」という現象が起きている。

旅行に行きたくても行けない。

欲しいのに、店頭から消えて全く売られていないから買えない。

・・・云々。

まさか、こんなことが起きるとは、一年前の私は想像もしなかった。

そして、今現在も、今はまだ手に入るけど、もしかしたら、明日には手に入らない・・・なんてことも起きる可能性がある。

明日予約しようと思ったら、そのお店が、その日から営業中止になることも可能性としてある訳だ。

だから今の私は、ふと思いついたら、後回しにしないでサクサク動くようにしている。

後悔のないように、決断を後回しにしてうじうじしていないで、パッと見つけたら、サクッと即決。そして即断。即実行。

これをしないと、もう二度と手に入らないかもしれない・・・と肝に銘じつつ。

必要なものは躊躇しないで、そのタイミングで買っておく。

要らないものは買わなくていいから、本当に必要なものを、買えるときに買っておく。

これ、すごく大事だ・・・と思う。

『禍』のお陰で、自分自身の生き方やお金の使い方まで、大きく変化変容していくのを感じている。

昨年から始まった我が家の断捨離ブームは、この『禍』を生き残るための訓練の場・・・だったのかもしれない。

壮大な訓練期間を経て、いよいよ最前線に放り出されたような・・・不思議な気分だけど(汗)、でも、これからは直感を信じて即決・即断がベストだと思う。あれこれ思考で考えすぎて、せっかくの流れを堰き止めたり、自分の行動を制して止めてしまわないよう、サクサク動いて必要なものをちゃんと確保しておく。必要なことは、早めにやっておく。

それを心がけていきたいと思う。

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