生きている証

私の魅力って何だろうね。
自分ではさっぱりわからない。

ただ、自分が好きなことややりたいことをやって、書いて、公開する。
このループを延々と続けているだけ。これが、今の私の「生きている証」になっている。

この「生きている証」の中に、自分にしか描けないものが表れていたら、それが「私の魅力」ってことだろうか？

そこでもう一度考える。
私の魅力って、さて何だろう。

人が生み出したものは、肉体も含めて、みんないつかは朽ちて消えていく。
全ては、今、こうして生きている間のみの、期間限定の戯れであり、今だけの遊びみたいなものだ。

それでも、何かを残したいと欲すること、自分が生きている証をこの時代のどこかに刻み付けておきたい…と渇望すること。
これが今を生きる原動力となっている。

自分が感じること、思うこと、好きなこと、見た風景、願っていること。
これらを忘れないように、あるいは、消えてしまわないように。
自分がこの世に存在した証として、自分だけでなく、自分以外の誰かの心の中にも刻み込めたら…と思う。

美しい夕焼けを見て、心が洗われたとき、その感動を誰かに伝えたくなる。
あの人に伝えたいと思う。
自分が見たものと全く同じ風景を見てほしい、感じてほしい。
私を忘れないで。
私と共に生きたことを忘れないで。

いろんな思いが生まれては消える。
その流れ星のような一瞬のきらめきを閉じ込めるように、今日もコツコツと刻み込んでいく。