見出し画像

古民家イタリアン【空間編】~空き家再生:一棟貸別荘プロジェクト#26~

おはようございます!
本日は、
古民家イタリアン【空間編】~空き家再生:一棟貸別荘プロジェクト#26~
といったテーマでお話ししようと思います。

こちらのマガジンの続編。
私は現在、不動産ベンチャー企業で空き家・相続に特化した不動産仲介のお仕事の傍ら、新規プロジェクトとして「一棟貸別荘」簡易宿泊業に挑戦しています。
このプロジェクトのミッション(目的)の一つはバリューアップ。
田舎や地方の空き家に新たな価値を生み出し、再び命を吹き込むことです。
そのため私は急ピッチでリフォーム、内装、外構の知識と感性を身に着けている最中。そんな中、古くからの友人と久々の会食。このプロジェクトに就任したことを伝えると「ちょうどこないだ行ったお店が古民家レストランで素敵だったよ!」とうれしい情報をゲット!やっぱり伝える(営業)って大事ですよね( ..)φメモメモ
早速、休日を使ってランチにお邪魔させてもらった古民家イタリアン「Totty」さん
結論から申し上げるととても素敵なお店でした…。
今回は【空間編】をお伝えしていこうと思います。【お料理編】は次回!

〇古民家×イタリアン

入口

古民家イタリアン「Totty」さん。
交通量の比較的多い道路に面していますが、カラフルな看板を構えているわけではないため一見、普通の民家。知る人ぞ知る、隠れ家レストランなのです…。

佇まい

あいにくの雨模様でしたが、滴る水滴すら、風情を感じさせてくれるような佇まい…。素敵だと思いませんか?そしてこの外観からすると「和食?」「小料理屋さん?」なんて想像しますが、なんとイタリアンレストラン。このギャップも魅了されるポイントです。

京行灯
テラス席も(雨で残念)
そして巨大アイス笑
ディナータイムも素敵

古民家イタリアン「Totty」さんは基本的に予約制。キャンセルなどで空席が出た場合はインスタでお知らせしてくれるそうですが、事前予約をしなければ平日でも入れません。現に、そのシステムを知らなかった私は先週の水曜日に訪れましたが予約でいっぱいで入れませんでした。(;^ω^)笑
おそらく30席ほどある店内。前半、後半でランチなら二回転していると思われます。駅から少し離れている立地のため、平日でもパンパンになるということはかならずそこには秘密があります。
そう、お客様に選ばれる付加価値がかならずあるのです…

・歴史と素材を最大限に生かす

中へ入ると…

Tottyインスタグラムより
Tottyインスタグラムより
ジブン撮影

古民家の雰囲気を最大限に活かした創り、リフォームだと店内に入って改めて思いました。(お客様でにぎわっていたため、一部はHPより引用)

見上げた空間が素敵すぎる

昔ながらの日本の家屋にある欄間。

欄間とは
和室等における続き部屋の間に設ける通風や採光の為に建具上部に設けた開口部のことをいいます。
詳しくは、天井と鴨居(かもい)もしくは長押(なげし)との間に、通風・採光のための格子(こうし)や透かし彫りが取り付けてある所を指します。
また、通風や採光という実用的な目的以外に品格を表すための室内装飾としての意味もあります。

TOTOリモデルサービス引用

おそらく手直しはしているものの、その歴史と存在を守り、さらに活かした創りをされている印象です。アクセントの木の枝もなんとも素敵です。個人的にこういった自然を活かしたアレンジにはかなり心をくすぐられますね…たまらんっ(*'ω'*)!!

ひょうたんが浮いてる…(*'ω'*)
当時の鴨居もそのまま

鴨居もそのまま活かしています。

鴨居とは
ふすまや障子などの建具を取り付ける枠材の一部で、水平部分の上部のものを指します。それに対して床に接する下部のものを敷居と呼び、上下で対となる部材です。鴨居と敷居には、引き戸(ふすまや障子)をはめてスライドさせ開閉させるための溝が彫られています。

TOTOリモデルサービス引用

その他にも柱に、当時住んでいた方が刻んだ印がそのまま残っていたり…
とにかく、この建物を大事にされていた「人」の想いを大切に紡ぐように創られている印象を強く持ちました。
古い建物を取り壊し、更地にして新しく建築すればキレイな家が建ちます。それももちろんひとつの手段です。しかし…「歴史」という価値は壊してしまった瞬間になくなってしまう。再び歴史という価値を生み出すには何十年、何百年の月日がかかるのです。
今の私はこの「歴史」にとてつもなく付加価値を感じています。これから展開していく「一棟貸別荘」新規プロジェクトにも取り入れていきたいエッセンスです。

・庭という∞の可能性

店内もさることながら、魅力を感じたのがこの庭園です。

店内までのアプローチ
手入れの行き届いた庭園
つつじ満開
咲き乱れ

つつじが満開でした。なんとも…美しいですよね。自然が織りなす色彩って人間には到底まねできない、造ることができない。それくらい美しいと私は思います。そんな季節を感じることのできる木々や植物が散りばめられた素敵な庭園。オーナーにお話を伺ったところ年に数回、専属の庭師さんがお手入れされているとのこと。納得。日々生えてくる雑草はオーナー自身が間引いているそうです。オーナーの言葉からも、この庭園を大事にされていることが伝わってきました。
現代の住宅にはこんな立派なお庭…なかなかありませんよね。私自身、持ち家は「手入れが大変だから」という理由で庭はコンクリート打ちっぱなし。本当は植物が大好きだけど、プランターで我慢です。(´;ω;`)ウゥゥ
それもそのはず、共働きが当たり前の子育て世代。綺麗な庭を維持管理するのは容易ではありませんから…。今となっては日本人であってもこういったお庭を眺められる空間は非日常なわけであります。実際に庭を眺めながらいただくイタリアンは最高でした。そして私の妄想はさらに膨らみます。こんな「日本の庭」を目の前にイタリア人が母国の味を楽しむことができたら…それもまた付加価値になるだろうなって思うんです(*'ω'*)
海外旅行中でも日本食が恋しくなることもありますよね?笑 母国の味をその国の風情感じながら味わうことができたら…そんなニーズもあるんじゃないかと思ったりするのです( *´艸`)
私の「一棟貸別荘」新規プロジェクトでも庭の可能性を重要視しています。

こういった素晴らしいお店を体感することで、庭のポテンシャル、可能性を確信的なものにした一日でした。

〇まとめ

今回お邪魔した、古民家イタリアン「Totty」
「一棟貸別荘」新規プロジェクトで参考になることが盛りだくさん。大変勉強になりました。もちろんこういったお金は自腹です。自分のお金を使って自分の目で見る、体感する。このサイクルがもっとも重要だと考えます。
身銭を切るからこそ、本気で学びとろうとしますし、何より…楽しいんですよね。プライベートと仕事の境目がどんどんあいまいになる。いい意味です。そうなったら人生はもっと豊かになる。私はそう思っています。
次回は【料理編】です!ぜひ覗きに来てくださいね~(*'ω'*)

noteのご感想、ご意見、「こんなこと取り上げてほしい!」などのリクエストじゃんじゃんお待ちしております。執筆の励み、そして新たな気づきにつながりますので、ぜひコメント欄よりお待ちしております!!

本日もご一読いただきありがとうございました。








この記事が参加している募集

一度は行きたいあの場所