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両方の親の感性が伝わることの大切さをしみじみ

子どもの頃、父が写真を撮りに行くのによくついて行った。
私も、昔父が使っていたカメラを持たせてもらって、父の真似をしてパシャパシャ撮った。

父は会社員(鉄道員)をしながら、家では趣味が高じて〝写真屋さん〟を営んでいた。当時は白黒写真がメインの時代で、昼間、母が店番をして注文を受けたフイルムを、仕事から帰ると暗室にこもって父が焼いていた。
カラー全盛になってから、機材も時間も追いつかず、閉じてしまったが。

父と撮りに行った時の私の写真も、いつも父が暗室で焼いてくれ、自分の写真の時は私も暗室に入れてもらえたので、自分の写真が紙に浮き出てくるのをワクワクしながら見ていたものだ。
父が私の写真を見て「面白い写真やなー。惠美の視点、面白いなぁ」と言ってくれたっけ。

暗室の赤い色のランプと現像液の匂いが、大好きだった。

今でも自分の撮った写真を父にiPadでよく見せる。
写真を褒めてもらった時、幼稚園、小学校のあの頃同様にすごく嬉しくなる。

これまでのnoteにも触れたように、私は、母にはいつも姉と比較されて、褒められたという記憶があまりない。
母のイメージ通りの行動や結果であった時は、褒めてもらえることもあっただろうが、そういう時はあまり嬉しくないもので、覚えていない。
母や姉と感性も何もかも違いすぎていたらしい私は、凄いと思わない? こんなことできたよ! と見せたものを、笑われたり、馬鹿にされたりすることが多かったように思う。

父は鉄道員という仕事柄忙しく、日祝でも仕事の時が多かったし、家でも暗室にこもって写真店で受けたフィルムを焼いたりしていたので、母や姉と接することの方が多かったが、それでも、父が褒めてくれたこと、父が話して聞かせてくれたことの方が私の中で影響力を持っていると最近しみじみ感じる。

父と二人で写真を撮りに行く道すがら聞かせてもらったこと。
それは、母も知らない、というか興味を示さないだろうから父も話さないだろうことたちが、私の中で好奇心を掻き立てたものだ。そして、今の私にも影響を与えている。
ファザコンだからと言われてしまったらそれまでだが。


カウンセリングの現場で、モラハラ被害者の人の話を聞いている時、『モラハラパーソナリティの影響』をとても気にする人が多い。
モラハラ行為を見て育った子どもの影響を心配する人が多い。

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両方の親の感性が伝わることの大切さをしみじみ

谷本惠美(執筆業・カウンセラー)

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カウンセラー・作家。カウンセリングルーム「おーぷんざはーと」(大阪)1991年設立(https://othpage.com/)。著書「モラハラ環境を生きた人たち」(而立書房)「カウンセラーが語るモラルハラスメント」(晶文社刊 現在9刷)他 共著あり。執筆依頼、お待ちしています。
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