見出し画像

今日の授業_モールでひらがな【PDF教材】

文字の学習ではいろんなアプローチがあると改めて感じさせられます。
今日は、モールでひらがなに挑戦してみました。


モールでひらがなとは?

私と一緒に勉強をする学習者は海外に住んでいることが多いです。
何かやりたくても日本のダイソーやセリアのように安価でいつでもいろんなものが手に入るわけでもありません。
そのため、海外でも比較的手に入りやすいモールを使用したひらがな練習を取り入れました。

モールは長いもの短いものの両方あると便利です

 子どものひらがな学習者へのメリット

初めてひらがなを習う人にとって、ひらがなは絵のような図のようなものに見えるでしょう。
だからこそ、上から書くのか、下から書くのか、はたまた、一筆書きなのか書き順なるものがあるのか混乱してしまうのは仕方がないことだと思います。
モールでひらがなを作ることによって、得られるものは4つあります。

  1. 書き順がわかる

  2. 「上から下」「右から左」のルールを覚えやすい

  3. ひらがなを覚えるスピードが上がる

  4. 楽しい・達成感を得られる

手先が器用だったり、物を作るのが得意な人にとってはとても楽しいです。
しかし、不器用だったり、完璧主義者な学習者には苦行になりかねないので、学習者の特性に合わせて授業に取り入れるかどうかを考える必要がありそうです。

 授業のポイントとは?

STEP1 持ち物を事前に連絡

【じゅんび してください】
□モール
□テープ
□えんぴつ(ペンでも可)
□プリント「モールでひらがな」
□カラーペン(クレヨンや色鉛筆でも可)
□クリップボード(できたものをまとめる用なのでファイルでも構いません)

このように、事前に持ち物を連絡していてもいいですし、
毎回使うものなら、前回ご紹介した探し物ビンゴをやるのもおすすめです。

STEP2 好きなモールを選んでもらう

例えば、ひらがな「あ」の場合3ストローク必要なので、
3本好きなモールを選んでもらいます。

STEP3 筆順を意識しながらモールでひらがなを作る

👩「最初にどの色のモールを使いたい?」
と能動的に参加できるよう声かけをしながら
筆順を意識してモールでひらがなを作っていきます。

この時、モールはハサミでは切れず、ノリでも貼り付かないので、
うまく長さに合うように折り曲げながらテープでベタッと貼っつけましょう。

ひらがなのそれぞれの長ささ、くるっと回す感覚を体から覚えられます。
とめ、はね、はらいや全体の文字のバランスなどを意識することができます。

STEP4 完成したものを見せびらかす

完成したら、教師や保護者に見せて思いっきり褒めてもらいましょう。
できたものは、クリップボードに挟んでもらうといつでも見返しができ、
次回作も上から挟むことができるので自然と収納+ポートフォリオが出来上がります。

STEP5 書いてみよう

まだ、学習者に余裕があれば「かいてみよう」で
教師と共に好きなペンで筆順を意識しながら書いてみましょう。

STEP6 読んでみよう

「よんでみよう」では、あえてまだ習っていないひらがなや文法、語彙が入った文章にしました。
ここで大事なのは、教師や保護者が読んだものをリピートすること。
大事なのは、文の意味を理解することでも、文字を読めることではなく、
今日習った「あ」と言う文字の音をインプットすることなので、
「読めた」なら存分に褒めてあげましょう。
意味が気になるようだったら翻訳してあげたり、
イラストを見せながら「これなんだろうねえ?」と会話に発展してもいいと思います。

 使い方のコツと注意点

注意点

上でも書きましたが、ハサミでは切れませんし、ノリでもくっつきません。
おすすめはちょうどいい長さに折り曲げたり、テープで貼り付けるのに少し難しさを感じるかもしれません。

おすすめ

毎回授業のたびに細々としたお道具セットの準備が必要となると
学習者と保護者の負担になるので、モールでひらがなを作る前に、
家の中で探し物ビンゴをするのも楽しいですよ。

特に初回は想像以上に時間が必要なので、
集中力がある間にやってしまうのがオススメです。
教師も同じものを準備して一緒に作ると
共同作業に楽しさUPしますよ。

モールでひらがな あ行 の共有

印刷してお使いください。

上のイラストでは「あっ とおどろくアヒル」

【有料】モールでひらがな か行

ここから先は

0字 / 1ファイル

¥ 100

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?