見出し画像

私たちは消された展開催中



【アイデンティティクライシス】


牧田恵実の描く幻想的な森は、夢の中に迷い込んだかのような感覚に私達を誘います。画面中央に描かれている樹は、富山県魚津市にある樹齢500年以上の洞杉をモデルに、その存在感は仏教の「菩提樹」を連想させます。作者が描いているのは夢の中の心の旅路のよう…何に触れて何を学んだのかが幻想的な森の中で寓意的に描かれています。

作品の中央にいる女性は、樹に両手両足を奪われ、神聖な存在と融合したような恍惚とした表情を浮かべています。彼女の姿は、生と死の喜びと苦悩を受け入れる智慧を見せているかのようです。いつ死んでも悔いはないと思えた瞬間、宿命を受け入れ、他者との調和を図り、より豊かな生き方へと人は導かれます。

画面の下半分には人骨とキノコの群れが描かれ、仏教の「生死一如」の思想を象徴しているかのようです。キノコは変化と再生を表し、人骨とともに描かれることでアイデンティティが物質的な制約を超え、永遠の循環の一部であることを思い起こさせます。中央のキノコに包まれた女性は、樹の根元から生命の源を感じながら、自然と一体化し…生と死、夢と現実が交わり合う境界線での悟りを物語っています。       
                  匿名希望第三者


【私たちは消された展2024】
6回目となる『私たちは消された展2024』当人は真面目に作品を発表しているのに垢BAN、投稿削除などSNSからペナルティーを受けた作家達の展示です。

閉塞感が強まる昨今ですが『ごちゃごちゃ言わんとSNSで消されたら展示すればええんや!』と世の中のルールから逸脱しても表現したい!という18名のネジの外れた出展者が皆様をお待ちしております。

2024年2月12日(月)~18日(日)​
12時から19時
​※初日14時から、最終日18時まで
神保町ギャラリーCORSO
東京都千代田区神田神保町3-1-6日建ビル3階

日曜はビルの入口が旋錠されておりますので、入場の際には03-3556-3636までご連絡ください。

🎪イベント🎪
12日17時からオープニング   
人間シャンデリア(P.P) 

17日13時、16時から緊縛生展示(凰)   
18時から緊縛ショー(菱川) 

18日15時からクロージング  
ストリップ(朱魅)  SMショー(月緒)

入場料 500円
展覧会の撮影 可
作品の販売有 500円 ~ (税別)

お買い上げいただいた作品は展示終了後発送となります。

子連れ可 (世間一般的には18禁とされる作品ですが、人間の裸体、死体を禁忌をする理由をお子様と一緒に考えて下さい。

イベントURL https://www.tokyo-photo.jp/

【参加者】
天野功
IN OUT DESIGN
石井飛鳥
凰ヒロ
garasunokutsu
進撃のカナエ
酒井透
酒井よし彦
立花奈央子
釣崎清隆
ばくはつ五郎
菱川みひろ
ピストン武藤
フクサコアヤコ
Botchy-Botchy
牧田恵実
Michi Ishijima
PP★★CRYSTAL

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?