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今週の1週間〜起業準備〜

こんにちは今週1週間はICU当直などをこなしながら起業準備を行っていました。当直を3回こなしながら起業準備をしていたので結構ヘロヘロです。

具体的に行ったこととしては

会社のビジョン、ミッション、バリューの設定
事業計画の作成
登記のための書類作成の依頼
会社のアカウント作成
社名とロゴの作成

などなど細かいところをあげればキリがありません。
まだ社員がいるわけではないので自分で一人で行わなければいけないです。
慣れないこと、知らないことも多く調べながら少しずつ進めてきました。

そういった起業準備の中で気持ちを入れたのは
ビジョン、ミッション、バリュー
の設定です。

大企業と違い、ベンチャー企業ではこの会社を通じて
"どんな未来を作りたいか”
"どんな価値を社会に届けたいか”

これが仲間を集めるのに一番欠かせないと思っております。

そして私が考えるビジョンは

"高齢者の健康を保ち全ての世代が「笑顔」になる社会を創る”

ことです。

何故高齢者の健康を保つことで全ての世代を笑顔にできるのか?
ということですが、ご存知のように団塊の世代が後期高齢者になる2025年以降急速に医療、介護費が増加します。その結果、現役世代の介護離職の増加、医療介護費増大による保険料、税金の増加と全ての世代が非常に負担を強いられることになります。この課題は非常に深刻で正直2025年以降医療、介護がどうなっていくのか想像がつきません。

しかし、ピンチは捉えようによってはチャンスです。
これまで医療に恵まれてきた日本は健康を保つことにあまりメリットを感じる人がいませんでした。病気になれば病院に行けばいいやと安易に考える人が非常に多かったのです。しかし2025年以降医療介護の需要と供給のバランスが大幅に崩れこれまでのものが提供できない可能性もあります。そうするといかに病気にならず健康寿命を伸ばすかが切に重要になってきます。

10年以上の救急医療での経験、2年半以上の訪問診療の原体験から救急搬送されてくる高齢者患者の中には予防できた患者が多いと考えております。この10年救急医療で軽症から重症の患者を多く診てきて、必死に一人でも多くの患者を救うことにリソースを全て振ってきました。しかし、次の10年どう頑張ってもこのままでは受け止めきれないと思ってます。

守り(救急車を応需)から攻め(救急搬送の予防)に転じることでこの課題の解決の一助になりたいと思っています。

上記ビジョンを成し遂げる上で重要なのは、

"能動的"にではなく、"受動的"に健康状態を保つこと

だと思っています。要は健康に意識がある人は今においても日々の健康に気を遣っています。普段健康に関心がない層の健康をいかに保つかということがキーになります。啓蒙活動で健康の大切さなどを広めていくこともそうですが発想の転換で本人が知らない間に健康が維持されている世界を創ることができれば良いのではと考えています。
そうなるとテクノロジーの力は欠かせません。IoTや様々なウエラブルデバイス、AIを活用しながら本人の病気、怪我の予防が"自然"とできる仕掛けを作っていくことが前述の内容を成し遂げるために必要と考えています。

従ってミッションとしては

"テクノロジーを活用して、「新しい健康体験」を創る"

と考えています。
このミッションを通じ最初に掲げたVISIONを成し遂げる会社を創っていきたい、それに賛同してくれるメンバーを集めていきたいと思っております。


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