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パニック発作とパニック障害の違いについて

今日は朝から定期的に通っている耳鼻科に診察に来ているんだけど、年末だからか待ち時間がとにかく長い!!下手したら2時間待ってる感じである。

そして今、本を見ながらダラダラしてたら診察室から聞こえて来た会話、、(やたら大声だったから丸聞こえだったさ)

先生「救急車を呼ぶほどでも無いから、次からはめまいが起きても慌てずきちんと休んでめまいの薬を飲んでください。めまいで死んだ人は居ませんから」

患者さん「でも、最近めまいでよく眠れないんです。辛いんです。家事も出来なくて。いつになったらよくなりますか?」

先生「めまいは繰り返すから薬が効いてくるまでは我慢して下さい。家事ができるまでは大体2週間くらいはかかります」

患者さん「でも、こんな状況では外にも行けないし、、云々。睡眠薬も出してもらえますか?」

ここから更に先生の説明と患者さんの反論が10分くらい、、なんか明らかにパニックにありがちな会話だなーと思いながら聞いていた。それで、ふとここで対応を誤るとただのパニック的なやつがパニック障害に発展するやつだ、、と思ったりもした。

患者さんが出て来たので見てみたら50代半ばっぽかった。50代半ばなら大丈夫か、、と思いつつ、今回はパニック発作とパニック障害の違いについて書いていこうと思う。

パニック発作とパニック障害の違いについては、、単純に書くと

パニック発作、、ただ単に、死ぬほど苦しいor怖い?発作やめまいや吐き気や震えや過呼吸が出るだけ。特にそれにより行動範囲は狭まったりしない。

パニック障害、、パニック発作を気にする事によって恐怖症(対人恐怖だったり外出恐怖だったり、乗り物恐怖だったり症状は様々)が出て日常に支障が出る状態。例えば、車の運転中にパニックになると思い込み運転が出来なくなったり、歯医者でパニックが出ると思い込み歯医者に行くのを躊躇ったり、人と話してる時にパニックが出たら恥ずかしいから人を避けたりする事。それによって日常生活が多少なりとも不便になる。この場合、「人からどう思われるか」という部分を想像してただのパニックを拗らせる事が多い気がするが、よく考えたら自分の思い込みに振り回されているとも言える。

なので、単にパニック発作が起きている時は苦しいから身動き取れないけど、症状さえ治れば外に出る事自体に恐怖は無いし、別に人からどう思われても平気な場合はパニック障害では無い(パニック障害になりにくい)気もする。

尚、ここで「パニック起こるかも」と事前に想像して身構えてしまうのが「予期不安」であり、囲まれている場所や逃げられない場面を避けてしまったら「広場恐怖」なんだと思う。

ともかく、パニックを拗らせないままパニックに留めるか、パニック障害にまで発展させてしまうのかは初動と人目をどれだけ気にするかというタイプ的なものと体の症状の出方によると思う。

けど、我慢してひどいパニック障害まで行っても今はいいパニックを抑える薬もあるし、昔より病気が世に広まっているし治りやすくなったんだろうな〜とも思う。

ともかく、自分がこの病気でよく解らない状態で10年も苦しんだので、願わくばこんな病気はあと何年かしたら完全になくなって欲しいと思った。

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