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コロナ禍で迎えたトラベル事業2期目、テーマは「助け合い」

2020年7月で遂に2期目に突入しました。1年前に作ったピッチデックを見返すと、今頃東京オリンピックでアプリのMAUが10万人はいるはずでした(笑) 人生、そう計画通りには行きませんね😅

ここ数ヶ月はひたすら今後の方向性について考え迷走していましたが、やっとわずかに光が見えてきた気がします。ここ最近の動きと考えたことについて、備忘録として書きます。

今後事業を続けていくかどうか

そもそも我々が作っていたTRAVELRというアプリはインバウンド観光客が主に持つペインを解消するものだったので、インバウンドが99.9%減少し今後の回復の兆しが見えない中、それに投資し続けるという選択肢は排除しました。では、a) ピボットするか、b)コンサルなどの受託で凌ぐか、または c) 完全に休眠させてフルタイムの仕事に就くか…迷っていても答えは出なかったので、とりあえず全部真剣に検討してアクションしてみました。動いてみた結果、やはりこれまで少しずつ蓄積してきた知見やネットワークを捨てて、完全に事業を捨てるというのは何か納得が行かず、「良き危機を無駄にするな」という言葉があるように、ここで踏ん張れば何かチャンスが見えるような気がしてきました。

コロナ禍は「助け合い」がこれまで以上に大切🤝

コロナ前は業務委託で何名か仲間がいたりしたのですが、資金調達や売上の目処も立たなくなったため、バーンを最低限に抑えるべく、必要最低限のリソースに制限しました。そうすると相談相手も減るし、新しいことをするにも手が足りないし、動きも鈍く、この超楽観的な自分でも精神的にネガティブになることが多々ありました。そんな時に、本当に支えになったのが危機を共にする仲間の存在でした。また、通常は競合同士であったかもしれないトラベル事業者同士が連携したりと、「みんなで団結してコロナを乗り切ろう」という精神が最近は強く感じれられます。

WE ARE ALL IN THIS TOGETHER.
みんなで一緒に乗り切ろう。

起業家仲間との情報交換や精神的な支え💗
私と同じ月に同じインバウンド系サービスで起業し、家から徒歩5分のところに住み、同じ会計事務所から同じ金額の融資を調達したという、奇跡的な繋がりの女性起業家のENtrance 王さんとは起業当初から仲良くしていますが、その王さんの提案で毎週起業家4名でZoomの週次振り返り会を始めました。(他2名はFunovaの舟久保さん、KAENの川田さん

皆それぞれ苦悩がある中、お互いに目標を共有しあい、フィードバックしあうことで新しい気づきがあったり、刺激をもらったり、おかげで前進することができました。

トラベル事業同士のコラボレーション🤝
Noteの発信がきっかけで、うえの女子という観光系サービスを運営する若くてパワフルないーはーさんと出会うことができ、コロナ禍にでもできる「コンテンツ作り」について実験的な取り組みを一緒にすることになりました。将来的に戻ってくるインバウンドに備えて、新しい方法で日本の魅力を伝える方法はないか、、と色々と検討した結果、日本史などをユニークな漫画動画でYouTubeで発信する漫画家さんを見つけ、その方とのコラボで日本語・英語のバイリンガル漫画動画を作ってみようということになりました。

これがサンプルで作った浅草をベースにした漫画動画です。漫画だけではなく実写動画と融合させているところがポイントです。
一作目なので反省点は色々とありますが、観ていただけたらぜひフィードバックいただけると嬉しいです🙏(海外のオーディエンスにもわかりやすいように英語化するという点が意外と難しかったです。日本語独特の効果音や表現の翻訳など。)
🎬 チャンネル: 旅屋アンナの旅行記-Japan Travel Manga

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なぜ漫画なのかというのは様々な理由があるのですが、主に2つです。
① 単純に観光地を取材するだけではなく、ストーリーを通じて観光地を紹介することでより立体的に魅せたり、視聴者の共感を得ることができる。
② ストーリーの結末を知りたいため、視聴維持率が高い傾向にある(この理由から、最近は様々な業界で漫画ベースの動画広告が増えてきています)。

これはサイドプロジェクトとして、色々な自治体などに提案していきます。

起業家コミュニティでの情報収集・情報交換
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これまで色々な起業家コミュニティに所属してきましたが、こういう時期だからこそ、様々な場所で積極的に融資・補助金の情報や周りの動きについて情報を取りに行きました。

私が特にためになっているコミュニティは『StartQounter』です。コロナ禍で融資や補助金などの情報が錯綜する中、それをわかりやすく解説してくださる専門家のZoomセッションや、資金調達やExitを経験した起業家のぶっちゃけ話など、クローズドなコミュニティであるからこその情報が得られます。また、通常VCから調達を受けていないと得られないようなAWSクレジットやWantedlyの特典など、シード期の起業家が享受できる特典が盛りだくさんです。何よりも運営されている小原さんが本当に熱心な方で、どんどんと大きくなっているコミュニティです。

▪️シード期の起業プラットフォーム『StartPass』https://note.com/startpoint/n/n813b68891345
*無料体験版のFBグループもあります

その他、参加していたアクセラレーターG-Startupや、バイリンガルコミュニティのStartup LadyVenture Cafeなどもお世話になっています。Google for StartupsもGoogle社員や他の起業家とコネクトできる仕組みを試していたりと、今後に期待です。

もう一つ、最近知って重宝しているサービスはGrowth Mentorというもので、基本的に英語ですが、海外の著名な起業家、投資家、マーケターなどに月$30のサブスクリプションで相談し放題というものです(一部有料のメンターもいます)。これを通じてGrowth Mentorの創業者やコミュニティビルディングのプロなどに良いアドバイスをもらうことができました。

収入源の多角化、着実に売上を作ることの大切さ

2019年までは「スタートアップはまずマネタイゼーションは考えるな、ユーザーグロースだけに集中しろ」などという考えが多かったですが、今は完全に「早く売上を立て、profitableになれ」という考えが重視されるようになりました。コロナ危機に直面して、何億の赤字から60日間で黒字へ転換したUSのSnaptravelというトラベルスタートアップのブログは刺激的でした(英語ですが、日本語はGoogle Translateでチェックしてみてください)。

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ここ最近はありがたいことに元同僚などの繋がりでマーケティングコンサルの案件などをいただきなんとかサバイブしながら、TRAVELR 2.0の事業の企画を進めています。受託は自分や会社の成長に繋がるものに限定して、やることに決めています。おかげさまで最近はB2B向けのSNSマーケティングや海外のSNSアナリティクスツールなどにかなり詳しくなってきました。

今後について

TRAVELR2.0は最近話題の「旅 x 仕事」をテーマとしてワーケーションプログラムを企画しています。まだ都外に出ることが推奨されていない中で進めていくのは難しいですが、海外のデジタルノマドコミュニティーやリーダーたちと最近繋がることができ、日々新しい刺激を受けています。まずは在日の国際的コミュニティーを対象として実験していく予定です。(なんらかの形でコラボや協力したい!という方がいればお気軽にご連絡ください⬇︎)
📧 Email / Instagram @alohaema

実は私自身、緊急事態宣言が出る前に沖縄に1ヶ月移住しデジタルノマド生活していて、ワーケーションの魅力を発見しました・・🏝💻 心と体の健康に気をつけながら、引き続きハッスルします😊 (そして起業家のみなさんが読んでくださっていたら一緒にハッスルしたいので、ご連絡ください♪)

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