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【佐伯祐三展】に行く前に《モーリス・ド・ヴラマンク》を味わう アートとクラシックとロック感


ヴラマンクから影響を受けた画家佐伯祐三の展覧会が、東京ステーションギャラリーで開催中。佐伯祐三についてはヴラマンクを調べていた過程で知った。展覧会があったら今一番行きたい画家モーリス・ド・ヴラマンク!
しかし残念ながら直近で開催の予定がない、、

2023/2/10は積雪。雪といえば思い出すヴラマンク!

佐伯祐三展に行く前に、
改めて味わっておきたいヴラマンク!
そんなわけでヴラマンクの情報をまとめたい

 
ぶらぶら美術・博物館(2/14放送)で佐伯祐三展紹介
ヴラマンク師匠が佐伯に「アカデミックが!」と言ったことにより、佐伯が覚醒した話の詳細を紹介。
TVerで視聴可能(視聴期限2/21まで)



【1】ヴラマンクを知った展覧会

ヴラマンクを知ったのは、
丸紅ギャラリーのオープニングの展覧会
日仏近代絵画の響き合い」だった
会期 2021年11月1日(月)〜2022年1月31日(月)

モーリス・ド・ヴラマンクの「冬の村道」を見て、
全く知らなかった画家の、その
 “ただごとではない” インパクトに一気に惹かれた

冬の村道 
画像だけ見ても伝わらないのが残念なところ、、

現物のただごとでないインパクト
時空を超えてヴラマンクの情熱が伝わってくる

雪だけどアツい


やっぱり人気 冬の村道
《心に響いた作品》にシールを貼る
パネルが置いてあった

黄色で囲った部分が「冬の村道」けっこう人気だった

あの ”ただごとではない” 感じ
受け取ったのは私だけではなかった模様



 

【2】帰って速攻で調べたヴラマンク


初めて知ったヴラマンク、
帰ってから調べると
野獣派(フォーヴィズム)、ロックな生き様、
めちゃくちゃカッコイイ人だと分かった
 

Wikipediaに掲載されているこの写真カッコイイ 

左)画家のアンドレ・ドラン 右)モーリス・ド・ヴラマンク

画家二人じゃなくて
何かのドンみたい笑 
何の話してるのだろう



モーリス(モリス)・ド・ヴラマンク
(Maurice de Vlaminck , 1876年4月4日 - 1958年10月11日)
フォーヴィスム(野獣派)に分類される
19世紀末~20世紀のフランスの画家、文筆家

1876年、パリで音楽教師の子として生まれるが、
16歳の時には家を飛び出してシャトゥーに住んだ
18歳の時に結婚し、自転車選手をしたり、
オーケストラでバイオリンを弾いたりして生計を立てていた
ヴラマンクは、徹底した自由主義者で、
自分の才能以外の何ものも信じず、
何ごとにも束縛されたり、服従することを嫌った
こうした性格から、
絵画についてもあらゆる伝統や教育を拒否し、
少年時代に多少絵の手ほどきを受けた程度で、
ほとんど独学であった。

Wikipediaより

まさに「絵から伝わる熱いもの」が想像できる生き様

ロックという音楽が無かった時代にロック感ある

写真のポーズ、さりげなく薬指と小指に指輪、
バイオリンとか
ホントかっこいい

クラシックとアートとロック
自分の中で、分類的にKing Gnuと同じカテゴリー


 
 
 
 

【3】ヴラマンク展(2017-2018年 巡回展)


過去ヴラマンクの展覧会が開催されていた
ときおりその展覧会の情報を見ては行きたい熱がつのる
2018年ヴラマンクまるで知らなかった、、
 

ヴラマンク展 -絵画と言葉で紡ぐ人生-

2017年
9月2日(土)~10月22日(日)山梨県立美術館
11月3日(金祝)~12月24日(日)ひろしま美術館
2018年
1月4日(木)~2月25日(日)北九州市立美術館 分館
4月20日(金) ~6月3日(日)パラミタミュージアム
7月28日(日) ~9月24日(金)静岡市美術館

過去の展覧会情報のうち、
チラシや展示がかっこよくて見ていて楽しい
静岡市美術館の模様を「常時眺める用」として集めた



【4】静岡市美術館 開催内容

フランス感ある、かっこいいチラシ

公式サイトに詳細あり ↓ 構成もカッコいい




①会場の様子

会場が白でモノクロの写真が映える
静岡第一テレビのTwitterより 

行くことは叶わずだったけれど、
雰囲気は味わえる ありがたい
モノトーン いいな



②絵に添えられたヴラマンクの文章素敵

文筆家でもあるヴラマンク
ちょっとした文章でも愛と情熱がすごく伝わる


ヴラマンクの遺言(80歳当時)

ヴラマンクの魅力が全て集約されている
といっても過言ではない素晴らしい言葉
ずっと読みたかった全文記載。ありがたい
人生で大事にしたいことがいっぱい
ますますヴラマンクが好きに!!


③センスがいい展示スペース

モノクロの写真
車の前にいるヴラマンク かっこよい
芸術館の作品は、彼の命の花である
人々の暮らしや出来事を眺めることで、
私は、人生のなかで最も価値あるものを理解してきた
それは買えるものでも、学ぶべきものでもない




【5】見てみたいヴラマンク作品

ヴラマンク展に展示されていたもの、
それ以外含め気になる絵を紹介
図録欲しい〜!

冬の村通り


モーリス・ド・ヴラマンク サイロ(部分)1950 
フランス 個人蔵



モーリス・ド・ヴラマンク 漁船の帰還、ブルターニュ 1947 フランス 個人蔵



Maurice de Vlaminck, Church across a cornfield Lithograph, 1957

Bouquet de coquelicots 1936-37


村の通り 1920ー1922 スイス 個人蔵



嵐の中で収穫 1946
「束ねられた麦のある畑」1950年頃 
ラロック=グラノフ・コレクション



自画像
この感じ、ホント味わい深くて好き



【6】写真に映るヴラマンク素敵

写真の被写体としてもかっこいいヴラマンク

この写真本当スキ
いい表情
よーく見ると、小指に指輪してる
パイプが似合う人、世界ランク上位間違いない
こんなに可愛い顔で笑うの、、キュン
パイプが、、
パイプが、、 に、似合う~!!
本当センスいい
ツイードが似合う世界ランキングも上位 

着崩し、着こなし、こなれ感
ヴラマンク

性別問わず、モテたに違いない
自家用車の前でポーズをとるヴラマンクと妻ベルト・コンプ 1926頃
自身の絵を眺める

横からの厚み 

82歳で亡くなったという
情熱と生命力がすごすぎて、体型などという次元は超越して
心身健康そうなイメージ


他にも、このサイトに綺麗な写真あり
アラン・ドロンが、なぜか
ヴラマンクの銅像の頭触ってる画像も紛れている 笑



【7】ヴラマンクに影響を受けた画家 佐伯祐三

ブラマンクを知って、派生で
30歳で夭逝した佐伯祐三や荻須高徳も知った
このあたりの作風好き!佐伯祐三もヴラマンク同様バイオリンを弾いていた。アートとクラシック、ステキ
両者に通じる躍動感は、音楽も関係しているのかも

佐伯祐三1898-1928

 何回見てもイケメン
100年前を生きていたなんて
ぶら美に映ったこの写真
両サイドの友達?もイケメン
髪型とメガネと服装も現代の人みたい
(余談) 佐伯祐三と同じように
見た目が現代の人みたいで驚いた明治生まれの日本人
作家 芹沢光治良せりざわこうじろう代表作『巴里に死す』

共通のものを感じて調べたら経歴が似ていて
佐伯と芹沢はフランスで交流があったことも確認

【佐伯祐三】
・生まれ  明治31年
・パリ留学 大正12年
・フランス留学中に結核
・昭和初期に落合文化村 文士村に住む

【芹沢光治良】
・生まれ 明治29年
・パリ留学 大正 14年
・フランス留学中に結核
・昭和初期に落合文化村 文士村に住む


①佐伯祐三 展覧会「自画像としての風景」



東京ステーションギャラリー
展覧会「自画像としての風景」
開催期間:2023年1月21日(土)〜2023年4月2日(日)

サイト、カッコイイ 



郵便配達夫(1928年)大阪中之島美術館 


②山種美術館【特別展】日本の風景を描く

山種美術館の【特別展】日本の風景を描く
2022 年 12 月 10 日 (土)~2023 年 2 月 26 日 (日 )

こちらでも同館所蔵の佐伯祐三作品が1点展示される
山種美術館で佐伯祐三は意外だったので気になる



【8】どうする家康 ヴラマンクみがある暗い空

ただいま放送中の
大河ドラマ《どうする家康》の清洲城

めちゃくちゃ怖い織田信長がいる清洲、
その不穏さを暗示するように
いつも空が曇っている演出がなされている 

ヴラマンクの描く、暗い空を思い出す
暗い空、とても多いイメージ



【9】ヴラマンクに影響を受けた井田幸昌さん

アートフルワールド2023年11月25日放送
美術家・井田幸昌さん初となる美術館個展
「Panta Rhei | パンタ・レイ − 世界が存在する限り」を紹介
ヴラマンクの絵を見て画家を志したというお話をされていた

調べると、井田さんは15年前の17歳のとき、
まさにこのインタビューを受けてる場所の展示室、
京セラ美術館(旧京都市美術館)で開催されていた
「大エルミタージュ美術館展 いま甦る巨匠たちの400年の記憶」で、フォービズムの画家、モーリス・ド・ヴラマンクの作品を見て感動し、本格的に画家を志す意志を固めたとのこと!
丘の家の風景見てみたいな、どんな作品なんだろう

井田さん「ヴラマンクは死んじゃっていないけど、彼が残した絵から何かをもらった、受け取れた。そして人生が決まったようなもの。(自分の絵を見て)そういうのが起きたら嬉しい」

<<<自分が受けた衝撃と一緒>>>
現時点でたった一枚、しかも雪の絵しか見たことないのけれど、見た時の感想まさにこれ。当時全く知らない画家だった
ヴラマンクの絵を目の前に、
「ヴラマンクというのか、肉体はもうないのに、
生きてるかのような情熱が伝わってくる絵だなアツい!!
何なんだ、このとんでもなく伝播してくる情熱。
この画家気になりすぎる」と思ったのだ
名画家と呼ばれる方の作品見てきたけれど、
圧倒されるこういった衝撃体験、他に無いかも
ヴラマンクが遺書に書いた情熱そのまま、絵に宿ってる感じ

井田さん、松本潤さんと懇意にされてるようで、
どうする家康の清洲城が、ヴラマンクみあると思っていたことが
間接的に繋がる感じで、ちょっと運命的




【10】ヴラマンク展 各会場のチラシ

2017年〜2018年に開催されたヴラマンク展のうち、
紹介済の静岡市美術館以外のチラシ
それぞれ個性があって面白い


山梨県立美術館

ひろしま美術館


北九州市立美術館

下の記事を見てから気になっている美術館


パラミタミュージアム


参考


◼️佐伯祐三のコレクション多数の
中之島美術館にも行ってみたい


◼️ヴラマンク同様 言葉の表現に感動!竹内栖鳳
二人の共通点は感受性と感覚の鋭さ、自然への深い愛
その感動を的確に表す言葉


どの絵も本当に素敵、色彩のセンスが好き


おわり

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