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ケネディ大統領暗殺事件の犯人は誰なのか?

~ 映画や書籍で考える歴史と時事 ~

いまだ犯人が断定されていないケネディ暗殺事件ですが、軍産複合体、CIA、イスラエル等といったスケールの大きな主犯説、オズワルド単独犯説、はたまた異星人絡みの荒唐無稽な主犯説等々…いろいろあります。

ちなみに私は、当初は巨大陰謀説の支持者でしたが、いまにして思えば何ら根拠がなく、聞いている分には「わくわくするから支持していた」というがその根底にあったのかもしれません。

巨大陰謀説については、足元のアメリカで「ダラスの熱い日」や「JFK」といった映画作品が制作されており、なまじそのような作品を目にする機会があればこそ、その方向に考えが動かされるのかもしれないですね。


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私はある時期から「オズワルド単独犯説」に宗旨替えしたものの、某ネット上でそのことを口にするや、「魔法の弾丸」(←興味があればご自身で調べてください)と呼ばれる争点をどうするのか…という突っ込みもあり、しばらくは「もやもや状態」でした。もっとも、単独犯説は撤回しなかったのですが。

しかし、ある日、アマゾンにて「ケネディを撃った男たち 現代史の謎」(著者 檜山良昭)という書籍を目にして、何気なくGW休暇中の読書本程度の気持ちで購入したところ、この作品には従来にはない犯人説が記載されていて「目から鱗が落ちる」思いがしました…いや、本当に。



檜山氏の主張によれば、オズワルドは狙撃犯ではないものの、犯行グループの一員として狙撃犯の手引きをする役割を果たしていた…というものであり、ここでいう犯行グループとは、これまで唱えられてきた軍産複合体やCIAといった巨大な存在ではなく、民間人有志による「小グループ」としている。

また、政府系機関の陰謀説が根強く囁かれるのは、いらぬ疑惑を招かないために証拠隠しに努めた結果、かえってそのことが主犯説の土壌となってしまったことが指摘されている。

首謀者と思わしき人物(ウォーレン委員会への喚問前に自殺)や当日のオズワルドの行動等についてはここでは触れませんので、興味があれば本著でご確認ください。

私は檜山氏の説が結構お気に入りなのですが、この記事を目にされている人はどのようにお考えでしょうか。


〇 映画や書籍で考える歴史と時事




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