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いつか「物語」の続きを
プロ野球には、様々な楽しみ方がある。
プレーに関わる様々なデータを分析し、最適な打順、采配を模索するファン。
スタジアムグルメに舌鼓を打つファン。
努力に裏打ちされた選手たちの技術に喝さいを送るファン。
どのようなファンの在り方も自由だ。様々なファンの在り方を受け入れることができる度量の広さこそプロ野球の魅力と言えるだろう。そして、僕はライオンズという愛するチームに付随する「物語」を楽しむファ
一ライオンズファンが山川穂高選手とスポーツメディア、NPB、選手会に対して思うこと
僕は一人のライオンズファンとして、山川穂高選手のここまでの立ち振る舞い及び、それをめぐるスポーツマスコミ関係者の報道姿勢、NPB、選手会の対応について、非常に残念に思っている。
どのような言葉が相応しいのかすらわからない。
怒り、呆れ、失望‥。様々なマイナス感情がないまぜになっている。
僕もいい大人なので、周囲の人が不愉快に感じるかもしれないブーイングを球場でしようとは思わない。
「過ぎたこ
山川穂高選手をめぐる5つのモヤモヤ
こんなことを書いても仕方がないのだが、文章にすることで気持ちが整理される部分もあろうということで、来るべき山川穂高選手のFA移籍についてモヤモヤしたことをまとめておく。
まず前提として、「FAは選手の権利」という大義名分について僕は十二分に理解しているつもりだ。
よく「普通の社会人も転職するだろ」「給料の高いところに行くのは当たり前」と言った言説を見かけるが、そんなことは改めて指摘されるまでも
僕にとっての「スター」だった熊代聖人へ
2022年シーズンが終わり、ライオンズの熊代聖人に戦力外が告げられた。来シーズンから二軍の守備・走塁コーチに就任するという。
熊代は、派手さはないものの一定レベル以上で内外野をこなせるユーティリティー性と、バントなどの小技を確実に決めることができる器用さが評価され、バックアッパーとして一軍での地位を確立していた。
また、試合前の「訓示」で知られるようにムードメーカーとしても貴重な存在だった。
河合じゅんじ先生にアイコンを描いていただいた話
河合じゅんじ先生というマンガ家をご存じでしょうか?
30代後半以上の野球ファンならば「かっとばせ!キヨハラくん」の作者といえば、わかる方も多いでしょう。
それより下の世代の方には、「ゴーゴー!ゴジラッ!! マツイくん」の作者といったほうがわかりやすいかもしれません。
西武線沿線に生まれ、西武ライオンズファンとして育った自分にとって、「かっとばせ!キヨハラくん」は西武ファンとしての思想を強化す
僕が中塚駿太に伝えたいこと
2021年末をもって西武ライオンズから戦力外通告を受けた中塚駿太とは何かと縁がある。中塚の1軍登板は5年間在籍で通算9試合しかない。僕はそのうち3回を現地で見ている。
中塚のプロ初登板となった2017年9月24日のオリックス戦。5点リードの9回に登場した中塚は、2球でツーアウトを取るものの、その後12球続けてボールを投じ満塁としたところで、ストッパーの増田にマウンドを譲った。
僕は、この試合を
ライオンズアカデミーのオープンレッスンに参加してきた
今年から、ライオンズアカデミーでは大人向けのレッスンも行っています。
ライオンズファンで野球観戦は頻繁にする僕ですが、プレーした経験はほぼゼロ。
友達とバッティングセンターに行ったり、子どもとキャッチボールしたぐらいの経験しかありません。でも、ホームページに書かれているコーチ陣の顔ぶれを見て、その豪華さにひかれました。
石井丈裕、星野智樹、吉見太一、原拓也、宮田和希、高橋朋己、水口大地、金子
超私的・栗山巧ドネーションを始めることにした
先日、ある野球ファンのブログを読んでいて、「これいいな!」と思った取り組みがある。
それは「●●貯金(●●にはひいきチーム名が入る)」というものだ。
勝利数や得点数など基本になる指標と金額を決めておき、シーズン中にその分だけ貯金をしていくという取り組みで、例えば、チームの勝利数×1,000円であれば、年間5万円~8万円程度の貯金ができるというわけだ。その方は、そうして貯めたお金を翌年のファンク
小学生の息子が見たスパンジェンバーグの魅力
ライオンズに今年加入したコーリー・スパンジェンバーグという選手がいる。
三振が多いという欠点もあるものの、内外(?)野を守れるユーティリティ性や意外性のある打撃、積極的な走塁、そして何より誠実な人柄がファンからの支持を集めている。
小学生になる僕の息子もスパンジェンバーグのファンだという。
確かにスパンジェンバーグは魅力的な選手かもしれない。しかし、栗山や中村を始め、源田、外崎などライオンズ
僕らはそれを愛と呼ぶんだぜ
数日前、元メジャーリーガーである上原の書いた記事を読んだ。
反論したい部分もあるのだが、一点だけ共感できた部分がある。それは下記だ。
日本では、「FA宣言」という手続きを踏むため、選手が行使するかどうかを「決断」しなければならない。ここに日本的な情が交錯した結果、宣言をせずに残留した選手は、メディアから「〇〇〇(チーム名)愛」などと球団への愛着が深いと好意的に報道される。もちろん、入団したチー
池袋周辺にお住まいの西武ライオンズファンの皆さんに最高の有給休暇の過ごし方を提案したい。
「休暇を取得してみたものの、起きてみたら13時だった…」
「せっかくだから、普段行きたいと思ってた店にとも思ったが、面倒くさい&特に思いつかず、結局福しんで夕食をすませてしまった…」
そんながっかりな休日を過ごしてしまった経験はないだろうか?少なくとも僕はある。そのため、僕は普段から、Twitterなどで見かけた気になる飲食店や友人から薦められたスポットについてはメモを取り、リスト化している。
2016年、35歳の僕へ伝えたい言葉「ライオンズの先行きは暗くないよ」
地味ながらも長きにわたりブルペンを支えた岡本篤志投手の引退登板を見るために訪れたホーム最終戦。
僕が目にしたのは大谷の快投と日本ハムファイターズの胴上げだった。
この年のライオンズは4位。前年の4位、前々年の5位に続けて3年連続のBクラス。
駒はそろっているはずなのに、いまいちつながりを欠く打線
殻を破り切れない若手投手たち…
その日、家に帰った僕はここ数シーズンの絶望を奥さんにぶつけた
僕とライオンズとホームランと
何事も終わるときはあっけないものである。
4月のある日、自分が担当していたサイトがクローズすることを上司から告げられた。
僕はあっという間に異動になり、これまでとまったく違う業務をすることになった。アメリカだったら、私物の詰まったダンボールを抱えて放り出されていたかもしれない。
かつて同じ編集部だった同僚たちはそそくさと辞めていった。
そして、僕自身も転職活動を始めざるえなかったのである
僕はライオンズを愛している~西武線に揺られながら~
西武池袋線沿線に生まれ育った。
小学校時代から電車通学だった僕は、毎日電車の中でライオンズの選手たちの活躍を伝える中刷りを見た。
1990年代はライオンズの黄金時代。僕が見上げた中刷りの中で、秋山、清原、デストラーデが躍動していた。僕は自然と西武ファンとなり、友の会に入会していた。西武ドームに観戦に行く前日は自分でライオンズの法被にアイロンをかけた。学校では現在はGMとなった渡辺久信の下敷